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リールいじり その2 19ストラディック

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ストラディック2500S。
昨年夏にセフィアのロッドと買ったものだが、昨年サイレントドラグを希望していないのに、ドラグラチェットから音がでなくなり、釣りをしていて音もなく糸が出ていくようになってしまった。また、箱の中でグリス切れしているようなので、塩がみを疑ってばらしてみた。

まずはハンドルノブ。すでに2BBにしているのだが、あけて注油。すこしガタがでてきたのでタミヤのシムで調整。

次にラインローラー。開けてみるとすこしグリースに水が混じっていたので、古い油脂はいったん脱脂してオイルを入れる。ついでにメタルカラーをベアリングにしてここも2BBに。ラインローラーの形状から、防水目的でグリースを入れるか悩ましかったけど、いったんまわりのいいオイルのみで様子見しよう。

次はローターを外して、ローターナットの中のカラーを取ってBBを入れてみる。クリアランスが変わりそうなので、いったん組み立てて、様子を見る。最初についているカラーのゴムパッキンは入らないので、まわりにウレアグリースを入れてベアリングにはオイルをほんのちょっと垂らして対処。厳密にはこれで気密性が失われるので、あまりお勧めできない。ベアリングのクリアランスも問題があるので、もしかすると元の部品に戻すかも。
それにしても、どれだけ防水しているの?というくらいパッキンやリングが入っている。

次に箱のなかにアクセスだが、最初に評判のいい(ワルイ)クラッチのアウターをすんなり組み上げられるようにリングやクラッチ本体に目印をつけてばらす。

箱の中は心配していた塩がみはなかったが、もともとのグリースが少ないのか、ウォームシャフトやピニオンギアまわりが枯れていた。

ウォームシャフトの両端をボールベアリングに替えて、歯車とウォームシャフトはグリース、ベアリングはオイルを垂らして、組み上げる。
箱を合わせるとパチッと入って、ほとんど調整が不要なのはさすがのシマノである。最近はダイワのスピニングが多くなってきているけど、この精度はやはりシマノだと思う。
ここまでは昔ばらして組んでを繰り返していた杵柄か、淡々と15分ほどで進められたが、クラッチのくみ上げで問題発生。

シマノの罠、ストラディックの逆襲、低摩擦クラッチバラバラ事件。クラッチの中の駒がぽろっと落ちてきた。悪夢の始まりだ。しかもコマもバネもいままで、見たことないくらい小さい。
仕方なくプレートとリングを外し、ばねをセットのセットをみると、これまでのようにリングをくいっとしてばねの向きをそろえてセットができそうにない作りになってる。
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ネットで検索しながら、米粒で作ったひな人形を並べるような細かい作業にとりかかるが、なかなかうまくいかない。
原因は、磁性を帯びたプライヤーやドライバをつかうと繊細なばねやコマが引っ付いてしまって、元の木阿弥。
まっと、最後の駒を入れようとしたら、ピンセットでつまんでいた押さえばねが蚤のようにぴょーーんとどこか行く。そして床をはいつくばって探す。
これを数度繰り返して時間を浪費。
ここまでバラバラにして、メンテにも出せないし、自力で組み上げるしかないのだと、意地になるものの、心は折れて、イライラは募る。

気分転換がてらいったんホーマックにいってピンセットを購入。
h9h22ece454yc5zkodwf_480_480-50776583.jpgピンセットの使用で、少し作業性は上がったが、やっとの思いではめようとするとインナーリングが入らず、そのときに駒をひっくり返してしまったり、やっとセットできたのに、タッピングビスを入れるときにうまく入らず、プレート浮いてしまって、やり直すときにふいにさかさまにしてすべて元の木阿弥になったり、、

細かい作業は苦手である。

シマノの罠のおかげで、ばらし始めて6時間後無事完了。
経験値はアップしたか?
リールの回りはすこぶるよくなった。
ダブルハンドルなら「永遠に回り続けそうな巻き心地」かも。(笑)

意味なく12BBのストラディック2500に返り討ちにあった、奮闘記でした。

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