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アルミ張りチューン

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↑市販時は小魚らしいリアルな塗装ではなかったルアー達です。

 現在、たまーに小売店に入った時にルアーコーナーを眺めますと色とりどりのルアーが並んでいますが、塗装仕上げだけではなく様々な技法で表面処理が施されています。主流は、生きている魚のように銀色の透過シートを下地に転写し、上からクリアー系のカラーで塗装されたもので、派手なアピールカラーでもリアルな生き物ぽさを表現しています。例えば以前紹介したこういうのとか。
 現在ほどの塗装技術があまり一般的ではなかった昔は、アルミ箔を張ってその上から塗装をすることでリアルさを追求した製品が結構ありました。いわば市販ルアーとハンドメイドルアーの中間的な位置づけといった感じでしょうか。
 人の手で一つ一つアルミ箔を筐体に合わせて切り出して鱗模様を型どり、寸分たがわず張り付ける作業はかなり高度で量産には向きません。
 ですので、個人で自分の使う分だけ作る人もいれば、ある程度市販ルアーをまとめて購入してアルミを張って仕上げてからプロショップに卸すといった人もいました。いわゆるプロショップ限定オリジナル商品です。一般的なものよりも当然ながら手間がかかっている分、高価でした。
 写真のルアーもプロショップで購入したものや中古で手に入れたものですが、こういったアルミ張りチューンを施されたルアーは当然ながら流通量は少ないです。
 現在は、プロショップと称する小売店も少なくなり、また冒頭で述べたように市販の状態で充分リアルな商品が手に入るようになり、またネット上で露出の多い商品に無駄なプレミアがつくような時代になったため、アルミ張りチューンは過去の話になりつつあります。

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