3年越しの長良鱒


こんばんは(^-^)

先程、フラログにアップした釣果の詳細を。

4月下旬から、ずっと追い続けている長良川のサツキマス。

以前書いたログの通り、木曽三川のサツキマスは遡上量が非常に少なく、幻の魚と言われるほど。

毎日仕事を終え、サツキマスを求めて長良川へ通う日々…

正直、心が折れかけていました。

「サツキマスは情報戦」と言う人もいるほど、遡上のタイミングを読むのが難しく、例えサツキマスの群れに当たったとしても、ルアーにバイトさせられるか、ヒットした後、ランディングできるかはアングラーの技術、運、状況判断能力に左右される。

サツキマスは非常に警戒心が強く、ちょっとでも人の気配を感じるとルアーを追わない。またヒットした後も強烈なローリングとダッシュを繰り返し、更にはジャンプを何度も繰り返すファイトで巧みにフックを外してしまう。

私自身、昨年もその前もヒットはするものの尽くバラし、涙を飲みました。

GWを過ぎ、中央漁協管内(関市〜美濃市、岐阜市内は下流漁協管内)でも釣果が聞かれ始め、期待はやがて焦りに変わっていく。

5月11日

この日も仕事を終えて長良川へ。連日の雨による増水も落ち着き、代掻きの濁りもいつもより薄い。好条件からの期待と、「今日もどうせダメだろう…」という諦めの感情が入り混じる複雑な心境で川の中洲へ渡る。

バシャバシャ

流れを渡りきる直前、突如聞こえた水音の正体はお馴染みのニゴイ。ちょっとからかってやろう…と奴の鼻先にトリコロール流芯63HWをアプローチ。小刻みなトゥイッチで誘うと、すぐに食ってきた。

チャラ瀬の中で、ド派手な水飛沫を上げて暴れまわる。嫌われ者のニゴイだが、このファイトはなかなかに楽しい。ブラックバスやシーバスに並ぶゲームフィッシュとしてニゴイングというジャンルが確立されても面白いかもしれない。

強烈なファイトを楽しみ、中洲にずり上げると…

バタバタっ

プチッ!!

ルアーを付けたまま、流れに戻っていくニゴイ…

ルアー返せぇぇぇぇぇぇ!

フックが外れてくれることを祈って、再開。

リーダーをチェックすると、細かい傷が入っている。切れた原因はこれか。

リーダーを交換し、再びトリコロール流芯をセットしてポイントへ。

チャラ瀬の流れがいくつかの筋になり、広大な淵に流れ込む。その流れと本流の流れが合わさるピンをひとつずつ丁寧に撃っていく。

ややアップにキャスト、ボトムまでフォールさせ細かいトゥイッチで誘い上げていく。

一投、二投…

いつも通り、ノーバイトが続く。

何かが違う。

何の根拠もないが、そう感じた。

ルアーを、Dコンタクト63にチェンジ。まだ明るいことから、カラーはゴールド鮎を選択。クロキン系のカラーではイマイチ実績はないが、何故か定番のアカキンや鮎カラーでは派手すぎるように感じたのだ。

同じように、ややアップにキャストしてボトムから誘い上げる…が、今度はややゆったりとしたトゥイッチでしっかりルアーを見せるように誘う。


そして数秒後、その瞬間は訪れた。

ガツン

突如、強烈なバイト。咄嗟にフッキング、掛かった…!

激しく首を振りながら身を捩る。ニゴイやウグイとは明らかに違う手ごたえ、そして確かな重量感、間違いない、サツキマスだ…!

「鱒や」

それ以上の言葉は出なかった。諦めかけていた空気が一転、一瞬にして緊張感がMAXに達する。

流れの中で、銀鱗が弾ける。バレるな、バレるなよと何度も心の中で繰り返す。

そして、あることを思い出す。

それは、稚鮎の泳がせ釣りでサツキマスを何尾も釣り上げているおっちゃんの言葉。

「サツキは掛かったらとにかく巻け。走らせたり、跳ねさせたら絶対にバレる。ランディングネットなんか使うな。一気に抜き上げろ。」

その言葉、過去のバラした瞬間、走馬灯のように頭の中をよぎる。

おっちゃんの言葉を信じて、とにかく巻いた。たった20mの距離が、果てしなく遠く感じる。

ドラグが、ジリジリと音を立てる。気にも留めず、必死でハンドルを回す。

水面で身を捩り、銀鱗が輝く。手前まで寄せて、一気に岸へ抜き上げる。

抜き上げた瞬間、ルアーが宙を舞う。

しかし、私の勝ちだ…!

「よっしゃぁぁぁ!!」

思わず、歓喜の声を上げる。夢にまで見た幻の魚、長良鱒が目の前に横たわっている…!

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2018年以来、3年越しの再開…!

銀細工のように輝く鱗に、散りばめられた朱点。激流を何度も越えてきて鍛え上げられた精悍な顔、ピンと張った鰭…

サイズこそ小ぶりだが、正真正銘の長良鱒…!

しかし…

余韻に浸っている暇はない。サツキマスは群れで遡上するため、連発する可能性があるのだ。

すぐさまストリンガーに掛けて、キャストを再開。

…しかし、その後はノーバイトで、日没を迎え終了しました。

何度も何度も、気配すらない日々がやっと報われた瞬間。これこそが遡上魚の醍醐味。
 伊勢湾と木曽三川の自然、アドバイスをくれたおっちゃん、情報を共有してくれた友人に心から感謝…!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m


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