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どんでん返しの醍醐味

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
柳広司『ダブル・ジョーカー』読了。
シリーズ第二作で、第一作『ジョーカー・ゲーム』と同様、オムニバス形式です。
第一作は、陸軍中野学校をモチーフにした諜報機関のスパイが、鮮やかなまでに任務を遂行する様子が描かれていましたが、第二作では、主役のスパイがあらゆる手段を講じて完璧なまでに任務を遂行したと思…

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黒幕と傀儡

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
池井戸潤『果つる底なき』読了。
融資先の企業が倒産した。その企業を担当していた同期が不審死をする。その仕事を引き継ぐと、怪しい資金の流れが明らかになり…
東野圭吾もそうだけど、人気作家って、デビュー作からすごいんだなと。
ラスト一箇所だけ早急な感が否めない部分がありましたが、存分に楽しませてもらいまし…

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心に刻む旅

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
天童荒太『悼む人』読了。
死者が、誰を愛し、誰に愛され、どんなことで感謝されたことがあったか。それらを心に刻む旅を続ける「悼む人」。
彼の言葉、彼の行動が、彼の周りの人々の心を打ち、共鳴します。
心が穏やかになる作品でした。世間的には極めて評価が高い作品ですが、ボクがひねくれているのかなぁ、物語が理想…

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大!どんでん返し!

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
雫井脩介『栄光一途』読了。
オリンピックの柔道代表選手選考を前にして、81キロ級の男子強化選手のドーピングを告発する怪文書が全柔連に届く。
秘密裏に調査を命じられたのは、女子強化部のコーチ、望月篠子。所属する大学院の同僚や後輩とともに調査を進めるにつれ、浮き上がってきた衝撃の事実とは…
まさに、大! どん…

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The roads will cross?

  • ジャンル:書籍・雑誌
角田光代『対岸の彼女』読了。
 
 
「なんのために私たちは歳を重ねるんだろう。」
 
気が合い、仲良くなり、価値観を共有していると思っていた人が、実は同じサイドにいなかったことに気付く。そんな経験、あなたにもありませんか?
 
違うサイドにいると思っていた人と再び道が交わるという経験はありませんか?
 
本書…

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信頼と感傷

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
今野敏『隠蔽捜査 7 棲月』読了。
キャリア警察官僚・竜崎伸也シリーズ七作目。スピンオフを入れると九作目。
痺れました!
メンツとか縄張りなどに頓着せず、事件を早期に解決するために最も合理的な方法を考え、そのためには、階級に関係なく優秀な捜査員の意見に真摯に耳を傾け、管理職の心得として責任を取る覚悟で職…

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科学と現場

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
北林一光『ファントム・ピークス』読了。
 
 
徐々に背筋が寒くなってくる前半で整然と伏線が仕込まれ、中盤から終盤にかけてファントムの正体が判明し、尋常ならざる被害がもたらされる様が描かれます。
 
圧倒的なリアリティとスピード感。息をすることを忘れてしまうほどの圧迫感。乃南アサの『凍える牙』を彷彿とさせ…

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分身(ダブル)

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
貴志祐介『雀蜂』読了。
 
 
 
冬の別荘に雀蜂の巣が仕込まれた。過去に一度雀蜂に刺されたことのある主人公は、もう一度刺されると命に関わる。これは妻の策略なのか。
 
 
一応ホラーということになっているので、それなりの「心構え」をしていました。
 
しかし、ラストのどんでん返しは思ったほど「衝撃的」ではなく、…

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流麗と骨太

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
東野圭吾『放課後』再読了。
 
 
長く愛される作家のデビュー作って、なるほど頭角を現すだけのことがあるんだなと改めて認識しました。
 
放課後、女子高、アーチェリー部の3つの要素を軸にして、物語が流麗に構成されているだけでなく、最後まで読者に安易な推理を許さない骨太さを兼ね備えた秀作です。
 
総合評価 ★★★…

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恋とは、落ちるもの

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
姫野カオルコ『ツ、イ、ラ、ク』読了。
 
 
「恋とは、するものではない。恋とは、落ちるものだ」
 
 
第二次性徴期前後の少年少女の、純粋で、多感で、それ故に残酷な恋愛物語。別れた二人の20年ぶりの再会と、その想いとは…
 
 
確かに引き込まれます。本から目を離せませんでした。ただ、あの頃のボクには想像もつか…

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