【ルアー追想記】ゴダグレイ：ペンシルペンギン

７０ｍｍ　１２ｇぐらい　フローティング

　90年代のブラックバスブームは玉石混交様々なルアーが出ては消えていきましたが、遊び心溢れるデザインのルアーもたくさんありました。まんまペンギンの形のこのルアーは天然素材製のハンドメイド品で、カラーもピンクやイエロー、ブルーなどビビッドなラインナップでした。ブラックバスブームも数年で去ってしまったので、2000年代前半にはどこの中古ショップでも入手可能でした。比較的単純な形状、塗装だったのでハンドメイドとはいえ相当数が生産されたようですが、残念ながら売れ残りの在庫を抱えてしまったのかもしれません。
　肝心のアクションですが、立ち浮き姿勢でラインアイの位置からも分かるように、ピョコピョコとお辞儀する程度です。華麗なテーブルターンやドッグウォークは期待できません。まあ、そういうアクションで釣りたければ、他のルアー投げてください、というメッセージも込められているように思います。
　ソルトルアーの釣りで使うなら、都市部の河川の流れ込みなどに着いたチヌには効くかもしれません。

2024年7月30日
コメント(1)

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みんなからのコメント (ログインが必要です)

ゴダグレイ（田中秀享氏）ですか。

最近の関西の釣り人にとっては、某黄色いお店で新古品が叩き売られている常連なんで知ってる人も多いかもしれません。

30年ほど前の話、バルサ5oがハンドメイド系トップウォーターの天辺で、値段も希少性も頭ひとつ抜けてましたが

ゴダグレイはそれよりかは入手しやすく、私もいくつか買い求めて使っていました。
記憶の限りゴダグレイルアーて魚を釣った記憶はありませんが、確かに微妙に動かしにくい難易度の高いトップウォーターでしたね。
見た目は非常に可愛いですね。
手放した記憶はないので、まだ家のどこかに転がってるかも…

田中秀享は最近はマグロ用のルアーを手がけていらっしゃるそうですね。

おそらくご本人の作だとおもうのですが、H.tanakaとネームされた自作ロッドを中古釣具店で購入したことがあります。当時は近所に住んでたんかなと妄想したり。（ご本人が持ち込んだとは限りませんが）

今はバス釣りからは距離を置いて、大阪からも離れられたと聞いています。

2024年7月31日

泣き虫土龍@ビルダー

大阪府

ichi-go

兵庫県

>貧乏ロッドビルダーさん
昔、田中さんはBBハウスってプロショップを兵庫県の芦屋か西宮で経営されていたとか聞きました。ブームの頃、バサー誌に野池巡りは２万分の1の地図とオリザラかイエローマジックがあれば1日楽しめるとか、自分の作品を全然宣伝せずに硬派な感じで執筆されていましたね。このペンギンさんは唯一無二のアクションなので、私も過去何度もチャレンジしてダメだったんですが、また使ってみようと思います。