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▼ あなたが釣りをはじめた「きっかけ」は何ですか。
- ジャンル:日記/一般
お久しぶりです。

寒くてシぬる者のねこヒゲです。
ここ2年近く、釣りに行けても月に1回あるなしなんて状態でヒーヒーでしたが、お正月休みで3日いただいたので折角ならとログを記載しております。
今回の標題は「釣りをはじめたきっかけ」ですが、私が始めたきたかけは、叔父が虹鱒の釣り堀に連れて行ってくれた事でした。
そんな叔父が昨月12月に74歳で他界しました。
私の年齢的に、親戚の叔父叔母が亡くなるのは当然といえば当然なのですが、葬儀に参列した際、私の幼少期の釣りをしている姿の写真があったため、その写真を見て思い出したのです。
私は3人兄弟(三男は出産直後死亡)の次男だったのですが、兄が先天的遺伝子疾患があり、OPEを年一で繰り返していたため、手がかかる私は母方の叔母に預けられ、幼少期を南九州で過ごしました。
叔父はそんな私を自分の子供はまだ小さいからと、時々遊びに連れて行ってくれました。
その中にマスの釣り堀があったのですが、多趣味で釣りもそつなくこなし、コンスタントに釣る叔父に対し、私は全く釣れません。
恐らくその時が人生初めての釣りで、言われるがままやっていた事もあって、全く楽しくなかった事を覚えています。
そんな時、叔父がポーチから何やら綿毛を取り出し、糸で手早く鉤に巻きつけました。
当時は今のようにエリアトラウトという施設や概念がなく、毛鉤もエサもごっちゃになっていましたが、叔父が毛鉤、私は練り餌で釣っていたので、私は毛鉤のような何かに付け変えてくれたとしか考えていませんでした。
私は言われた通り、流れの上流にそれを投げ、流していると…
着水から10秒もしないうちに1匹釣れたじゃありませんか。
今考えると、フェザージグの要領だったのでしょう。しかし、当時の私にはそんな事解るわけもなく、何故何故なんで?という気持ちでいっぱいでした。
そんなこんなで10匹以上釣ったでしょうか、次はまた日を改めて川でやってみようと言われ、後日、早朝に秋の川へとやってきました。
叔父はフライのスタイルでバッチリ決め、私はテンカラスタイルで釣りを夜も明けきらないうちから始めます。
日が昇りはじめ明るくなってくると、小さな虫がそこら中に飛んでいる事に気が付きました。
叔父はフライを繰り返しキャストしていましたが、小ぶりなハヤを釣ると、こちらを振り返り水面を見ておけと言います。
言われた通り見ていると、1匹の羽虫がフラフラと水面に落ち、流れに流されていきます。
それを一瞬でサカナが咥え、流れの中に消えていきました。
私はサカナが居るとわかるやいなや、流れに向けて夢中で毛鉤を落としますが…
日は昇りきり、1匹もつれないまま納竿となりました。
実際かなり渋かったのか、叔父もさっきの1匹のみだった事を覚えています。
私はこの時、サカナの習性、食性、時合を学んだのです。
仕事が多忙な叔父はその後、私を宮崎市内の釣具店に連れて行き、安物でしたが人生で初めてのロッドとリールを買ってもらい、手にします。
ガイドはステンレスリング、グラスの振り出し6ftロッドで、リールはセットで付いていた巻くとガリガリ鳴る無メーカーのものでした。今でこそ釣具店やダイ⚪︎ーでもっといい物が売っていますが、40年前の地方都市ならこんなもんですし、今の子供なら、絶対喜ばないであろうような安物でしたが、当時の私にとっては宝物でした。
私はそれを携え、育ての親の叔母が許す限り色々な場所に行きました。
ルアーを扱えるだけの腕前は無かったので、捕まえたミミズや虫をエサにし、川でウグイやハヤ、フナを釣っていました。
そんな私が育ての親の叔父叔母の都合で鹿児島に引っ越す際、釣りを教えてくれた叔父が学研が発行した子供用の釣りのガイドブックと、数本のミノーをくれました。
錦江湾に注ぐ川の近くに住み替えるなら、スズキをこれで釣りなさい。
私はまたしても言われた通りに、叔母の許す範囲で川に通いました。
学校の他の友達がサッカーやバスケットを放課後にしている中、私はすぐ帰宅し、釣竿を取るやいなや、川に通っている変な小学生でした。
当然スズキなんてサカナは見た事がなく、何日通ってもバイトすらありませんでした。
そこで私はガイドブックを何度も読み返し、照度、タイドグラフ、ベイトの有無を調べに調べます。
そして、鹿児島に移り住んで6ヶ月目。
その日は何故か「今日は絶対に釣りにいかないと」という気分で、学校から帰宅するといつものように釣りに近所の川に出かけました。
水面を見ると、ベイトが何かに追われて時々ボイルもあります。
これは以前見た川の時と同じ!そう思い、上流にキャストし、流れを横切るようにリトリーブさせます。
すると、今まで感じた事の無い強いアタリが!
びっくりしてリールを巻くと、フッとすぐに引く力が無くなる。
まさかと思い、素早くリールを巻くと…。
2号の糸はあっさりと切られていました。
この時の悔しさは今だに覚えています。
叔父から貰った大切なルアーをロストした事、サカナにルアーを咥えさせたままにしてしまった事、糸を変えておけば等々今考えればやれる事はあったのでしょうが、幾分小学生に考え付く事、出来る事などたかが知れているので、その時はそれで全力でした。
逆にその時初めて負けたからこそ、今があると思っています。
最初に釣りを教えてくれた叔父は、その後県北部の学校に異動になり、私もこの数年後大阪に移住したため、一緒に釣りに行く事はありませんでしたが、叔父が教えてくれた釣りのおかけで人生が豊かになった事に違いはありません。
オジキ、ありがとう。

- 1月3日 21:00
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