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強く惹かれているのに…

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
西加奈子『きいろいゾウ』読了。
ムコさん(夫)とツマさん(妻)の物語。お互いに深く愛しあっているのに、強く惹かれているのに、ありがとうを言いたいのに、大切なときに恥ずかしがりやになる。だから、自分の気持ちを日記に書いたり、心に留めておく。ところが、ある出来事をきっかけに、二人の心にすれ違いが…
個性豊…

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共感は感動を大きくする

ボクは、「○○読了」という形で、備忘録も兼ねて読んだ本を紹介しています。あの紹介文、裏表紙や解説から写していると思われるかもしれませんが、完全オリジナルです。「この本の紹介文はどのように書こうかなあ」と考えながら本を読んでいます。
そんな読み方をしたら面白くないのでは?と思われるかもしれませんが、案外…

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本質は何か

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
貴志祐介『ダークゾーン』読了。
現実世界において、プロ棋士を目指す大学生の塚田(主人公)と奥本、そして彼らを取り巻く人々。これらの人物が、今は無人となった軍艦島に興味本位で赴く。そこで彼らは、仮想現実の世界(ダークゾーン)で見るも耐えない凶暴な鳥獣に姿を変え、悍しい七番勝負の殺戮を繰り返す。
果たし…

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推理と科学

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
東野圭吾『ガリレオの苦悩』読了。
『容疑者Xの献身』に始まるガリレオシリーズ第四作。帝都大准教授の湯川学、同大卒の友人で警視庁刑事の草薙俊平、その部下の内海薫の三人が、合理的な推理と科学の力で事件の謎を解く短編五連作。
典型的な謎解きスタイルですが、湯川の科学の力で(ときには単なる推理の域を出ないも…

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命と人生に向きあう

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
長岡弘樹『傍聞き(かたえぎき)』読了。
救急救命士、刑事、消防士、更生保護施設長。4人の主人公が、人の生命と人生に真剣に向き合う様を描いた短編集です。
短編って、一般的に、長編と比べて物足りなさや不完全燃焼の傾向がありますが、これらの作品は良い意味で裏切ってくれました。リアリティとスピード感と迫力が…

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愛着と郷愁

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
森見登美彦『四畳半王国見聞録』読了。
奇妙奇天烈摩訶不思議。
京都にある古めかしいアパートの四畳半を舞台に繰り広げられる学生達の活動奇譚。やれ、四畳半統括委員会だの、大日本凡人會だの、詭弁論部、図書館警察、人間関係研究会…  挙句の果てには阿呆神ときた。非現実的にもほどがある。
本作には、何冊も姉妹作が…

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シリーズ最高傑作 レスティンピース

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
雫井脩介『犯人に告ぐ 2 闇の蜃気楼』再読了。
シリーズ3作目読了後、再び読まずにはいられなかった2作目。やはり読んで正解でした。3作目のフリになっているというだけではなく、あちこちに張り巡らされた伏線とその回収はそれはそれは見事です。
リアリティーも抜群で、ラストのどんでん返しは、本から目を離すことが…

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今夜は震えて眠れ

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
雫井脩介『犯人に告ぐ 3 紅の影』読了。
やはり文庫化を待ちきれずに買ってしまった『犯人に告ぐ』シリーズの3作目。
とにかく凄いです。2を読んでないと「なんのこっちゃ」ですが、通して読むととても読み応えがあります。
個性豊かな登場人物を複合的に輪郭を整え、それらに濃淡をつけつつ重層的に描いています。
そ…

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巨大な壁

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
今野敏『隠蔽捜査 8 清明』読了。
シリーズ第8作目。スピンオフを入れると10作目です。シリーズもので読み続けている唯一の作品です。文庫化が待ち切れなくて、ついつい単行本を買ってしまいます。
警察庁のキャリア官僚の同期である警視庁刑事部長の伊丹と、神奈川県警刑事部長の竜崎を中心とした警察小説です。
事件解…

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キーワードはボブ・ディラン

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)
伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』読了。
現在と2年前の物語が交互に紡がれます。現在での登場人物が一人少ないので、「さては何かを仕込んでるな」と思っていましたが、終盤にその種明かしと思いもよらないどんでん返し。見事でした。
キーワードは、アヒルであり、鴨であり、コインロッカーですが、最も重要な…

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