休み１日目は、◯◯◯の神様の所へ、シーバスの飲ませ釣りを習いに行って来ました。
落ち鮎シーズンを前に、この地域の決まりごとや、してはいけないこと等もお聞きしたかったので、普段は、やらない飲ませ釣りですが
『郷に入れば郷に従え』の言葉通り
まずはこの地域の◯◯◯の神様の思いに触れたいと思いました。
ここに到着して別の川を上流へ車を走らせていたのですが、神様から急遽電話で今から来れるか？すぐにおいでとのことで急遽向かうことになりました。

神様は早速エサになる『オイカワ』を網で救って10匹ほど確保して下さっていました。
そしてこうやって釣るんぞとデモンストレーションをしてくださりました。
そばにいてエサのサポートをさせてもらいながら『こうやってやっているのか！』『生きエサは鮮度が大事ですぐに弱るために素早くつけて、着けたらすぐに水につける！』的確な指導がなされます。
しかし釣れずに浮きをつけて緩い流れに漂わす作戦に。そして、『カズ！やってみぃ』お竿を渡して下さいました。
久しぶりに浮きを眺める釣り

ずっとアクションし続けるルアー釣りとは違い
ちょっと退屈
それでも釣れるといいなと思いながら待っていると
浮きがキュッと消し込みました

それで合わせると
乗らなかった(ToT)

『カズ！まだ早い！』
『最初に言ったやろが、浮きが入ったら余分な道糸を巻き取り竿先に電話が掛かってくるからそのときに合わせるんじゃ』
電話とは糸を張ると魚がエサを加えて飲み込んだ時に水中で首を振るしぐさが竿先を小刻みに動かすのを電話の着信音に例えて表現なさっているのです。

少し厳しいご指導を受けて、僕の修行時代の師匠を思いだし、懐かしさが込み上げて来ました。
神様は僕に『厳しい事を言うけどな
釣ってもらいたいからな！』と言って下さいます。

僕は習い事は修行なのでこのぐらいが普通だと思っています。
僕が助手になったら多分凄いサポートをしますよって心で思ってました(笑)

満ち潮で流れが止まり緩やか
『こんなときは釣れんけど
釣り方分かったらまた今度来てやったらええ』

『そうですね(^_^)』
また浮きがよどみに入ると
『投げ直せ！』『はよ回収せえ』『手前で魚が生きとるか見るんぞ！』
『生きエサ着けたらすぐに水につける！』
どんどん的確な指示が来る。
『あそこ投げ！』
『いや二メートルもっと手前』50センチ動かすと
『そこや！』←二メートルないですけど(心で突っ込み(笑))
『そうや、そこが流れがある』

すると浮きが入った！

来ました！

糸更けを取って竿先を立てて電話がなるのを待つとクンクン！
いけ！
食った～＼(^o^)／
満月に曲がる磯竿
その先でエラあらいを繰り返すヒラセイゴ
シングルフックがしっかりささりバレない

神様が下に降りてフィッシュグリップで確保

『どうや！言うた通りにしたら釣れたやろ(^_^)』
もう神様が最高な笑顔でガッツポーズを
僕も同じくガッツポーズ＼(^o^)／
握手したいけど出来ないご時世そこだけ残念(ToT)
満ち潮で魚が上がってきたか？
神様は、ハリスを確認する。
ナイロンの7号とチヌバリ『ざらついとるな！交換じゃ！』
えっ？もう交換？と思ったけれど
この精密さというか用心深さが過去に数々の大物を仕留めてきた経験から成り立っていると感じた。だから凄いんだ(^_^)

続いて投げる
しばらく食わないのでよそ見をしてる
ルアー釣りは、ライズや、ベイトの跳ね
水の変化、風向き等を見渡して、手元でアタリを取る。
しかし浮き釣りは、そうはいかない

浮きを見てないと行けないのだ(笑)

『カズ！引いとるぞ！何よそ見しよるんや！』
あっすみません(ToT)
浮きが入った
また電話がなるまで待つ

来た！

食った～＼(^o^)／
今度はキビレだ！



なんと初めての釣りで、しかも落ち鮎はまだ始まってないから、釣れんぞと言われて始めたのに二匹も釣った事を神様が大変喜んで下さる

通行人に『ワシの弟子が今日初めて教えて二匹も釣ったぞ！』と大声で伝えている

嬉しそう(^_^)次も頑張らねば！！
最後のエサ一匹をつける


陽も傾き暗くなり始めた頃
また浮きを見失っていた
あっ浮きがない
しかし浮いて来た(ToT)
様子を見るとまた消し込んだ

来た～＼(^o^)／
もう合わせ方はバッチリ！

ちょっとサイズアップしたヒラフッコでした。

予想に反して３びきも仕留めたもので
神様は喜んで下さり
自慢気に新弟子の活躍をみんなに話してる。
僕も最後に握手させて下さいとガッチリ握手を交わした。


今度は夏に◯◯◯を狙いに来いよ！

はい！(^_^)是非釣らせて下さい＼(^o^)／

次回お会いする約束をしてお別れしました。
今回は
いい思い出となった(^_^)
今度はこの川にルアーで攻略に来よう。

神様はエサで釣らせたいけれど僕はルアーで釣る事情があるので(笑)

神様は、この地域で大事な役割を果たしていらっしゃる方で、鮎の産卵場所の整備にも長年関わって来られた様です。
鮎が育つのもそういう陰の人の配慮があり育ちそれが成長して次世代に受け継がれるとき役目を終えた鮎を喰うシーバスを我々は釣らせてもらっている。
その事を常に忘れず環境や地域を汚すことなく釣りを続けられるように努めて参りたいです(^_^)