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ソルトルアーこそ木材を見直す。その1

こんにちは。  

自作プラグ作りを始める時に
まず最初に手を付ける事になるのが
バルサ材

水の20〜30%の比重しか無く
カッターナイフで簡単に削れる
重心さえバランスよく配置すれば  
キビキビとしたメリハリのある
アクションが導き出せる

しかし、
結構コレが難しい要素も多く。
「こんなはずじゃぁ・・・」
となった方も沢山いらっしゃるはず。

それで
ネットなんかで  
ノウハウを得ようと色々調べていると
『天然木材は比重や木目などにムラが有る。一つ一つの創作を確実にするなら、ケミカルウッドを使うべし!』
みたいなレクチャーに行き着く。笑
イヤァ。
始めの動機を見失うほど高価・品薄で

また
ネットを彷徨うと
サロゲートのフミニイとか 
ふざけた素人ルアービルダー
なんかに行き着いて
『こいつみたいには成りたくない!』
なんて思われたり。笑

しかし
バルサでプラグつくろう!
的にレクチャーされている
ビルダーさんのほとんどが
『淡水でバスを』で。 

ウエイトも10g に満たないケースがほとんど

ウエイトが10g無いルアーを淡水でキビキビ動かそうとなったら

初心者ビルダーならバルサ以外(マァせいぜい桐)
余り選ばれないのです。

ところがこの10gまでのキビキビの世界観。

バルサの状態がかなり影響して

アイをサンドした構造なんか作ると

左右の状態の違いをルアーが表現してしまったりして 
軌道や姿勢が歪んだりしてしまうんです。

例えば
リップの無い状態を想定すると

鼻先のラインアイを支点としてボディ自体はみずの抵抗で横に行きたがる。
するとラインアイが軌道の中心から逆方向にズレる力が働くが
ラインアイはラインで常に引っ張られているので一度元に戻ろうとする。


これリップがあろうがなかろうが要は抵抗の程とか、上からも力をかけるのかとかそういう差によって、アクションが細かくなったり、支点のずれ具合が変わったりする。

例えば
フローティングであったり
バルサの浮力をアクションに最大限に反映する考え方だと
ウエイトの重力とバルサの浮力がせめぎ合う上下の複雑な要素が絡み合い、
ルアービルドをより難解なものにしてしまう。

しかし海で、しかも20gの世界観ではどうだろう?

まず、海水と淡水でのルアーのアクション、
海水と鉛の比重の差が
淡水より小さくなっている時点で
違ってくる
言うと落差が少なくなるという事は
キビキビ感が少なくなるという事。

反対に海水とバルサの比重差は大きくなり
上下に対しては
落差が大きくなる。
コレ即ち、早く浮き上がったり、背アイやリップをつけた事によるレンジ調整やアクションの影響が淡水に比べ大きくなる。

何より海水・バルサの組み合わせって、
想像以上にウエイトを重たくしても
フローティングを維持してくれる。
フローティングでなくても良いとなると
かなり裾野が広がる。

しかも、左右対称サンドイッチ方式で
 2枚の板を貼り合わせる法式とて
シンキングでいいのなら左右の
状態の差による失敗のリスクは軽減される。

海での左右の揺らぎなど、
マテリアルの浮力を重視せず
重量バランスだけで
表現できるタイプも沢山有り
20g越えで
ルアーの沈下が穏やかなシンキングとかなら
かなり失敗アクションの発現率もかなり抑えられるのです。
しかしマァ、バルサはバルサで加工が容易であるが故の強度の問題があるし、強い木なら加工が大変な上に浮力もバルサに比べてなかったりするし。

その 2では
その辺りを掘り下げて考察して見ます。

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