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釣りはロッド選びから始まる

10月、ハイシーズンの始まり。 

ジャーキングが圧倒的にハマる条件を撃ち続ける月でもあります。自分にとってはジャーキングを楽しまなきゃいけない時期、です。


同じ河川の中で似た様な条件を撃ち、気圧もそれなりに安定していてくれたので、その河川の鱸のコンディションが非常に分かり易かったです。


ルアーの水押し、攪拌流の具合い、更にはダートの質感、その前に当然の飛距離と狙った場所に落とす事。

実はその場所、スピニングまで持ち出して最小60mmのドリフト、ナチュラルドリフト、ついでにジャーキングまで様々試したものの、偶に迷い込むセイゴが一度バイトして来たのみ。

何人にも試してもらいましたが、ドリフトは同じ様にノーヒットのまま。小振りなプラグは中々相手にしてもらえず、9月後半から10月前半まではむしろ良く釣れていた11cmクラスも10月後半には出番が無くなってしまう程。




ヒットパターンはやはりジャーキング。


ただ竿を動かすだけでは釣れない。そして、その前に当然ながらキャスト精度です。

しかし、ジャーキングがストライクとなるとキャストで求めるロッド、ルアー操作で求めるロッドが違ったりする事もあります。苦悩の始まりです…。




10月後半にして今年初めて土曜日(28日)、日曜日(29日)と竿を振りました。



その前段階、26日。
流れの強さと魚のコンディション、更にはロッドとルアーが噛み合う事が予想出来た日。




BC4・510MXH。

MXHではギリギリの流れでした。
もう少し流れが強かったらLHの方が合うかな?という印象。微妙な差でしたが、制限される立ち位置の中で何とか魚に相手をしてもらえます。



週末の28日、土曜日。
前回の釣りで流れは掴んであるので、ロッドをLHに持ち替えてジャーキング。




ルアーのタイプによっては流れを当てた場合、曲がるロッドの方が合う場合もあります。ロッドの役割はジャーキングのソレとは少し変わって行く感じ。


「ダンパーみたいなモノだね」


ラトさんがそう表現していたけど、言い得て妙。
ただし余分なパワーを吸収するだけではなく、しっかりと入力をする。比率にしてロッド3:リール7くらいの割合。
リールで出したトルクの向かう先をロッドで指示する感じです。


水を当てると躍起になって入力する人も多い。
実は…だから鱸が嫌がるアクションになっていたりする事もあるのです。




29日、日曜日。
車で向かう道中に川に目をやると、少し水位が高い。

何処かで雨が降ってしまったのか…そろそろ静岡県では雨がマイナス要因となる時期。


この日のロッドはMXHにしました。狙いは2つ、レンジとダート幅。


曲がるロッドより張りのあるロッドの方が泳ぐレンジは深くなる。更に曲がるロッドではルアーが自由に動き過ぎてしまう事も。
水位が高くルアーの泳層がボトムから離れ過ぎてしまう事、更には水温の低下で鱸の動きが鈍る事を想定しました。


ウェーディングしてみると、やはり水は冷たい。
ここまでは想定通り…でしたが、少ないながらもその場所でベイトを追う鱸。釣りを始めてから30分ほどでその場所に鱸が定位したのは分かったのだけれど、居るのが丸分かりなのに口を使わないジレンマ。



「まさかリリースした魚が着いてしまったか?」

…と言い訳を考え始めた更に30分後。





風の無い、静かな夜の中で1匹を出せたのもロッドの手助けあってこそ。




どんなロッドであろうとも釣れるポイントもあるのですが、アングラーの増加もあって「ただ投げられる」だけでは釣れなくなってしまった場所も多い。

難易度は劇的に上がり、状況を見極めながら着水のさせ方すら変えなければ「そこ」に着いた魚は見向きもしない。そして、向かせてから口を使わせるまでのプロセスも必要で、ルアーの特性に合わせた使い方、更には揃えるべき弾数も必要。釣れる鱸の体型から流れに対しての耐性を予想付け、口を使う角度やダートの質感、ルアーの置き方など考えなければならない事は山ほどある。

多くの群れが回遊して来る場所であればやり直しは効くのだけれど、釣れるサイズは気圧に頼りがち。

ロッドの性能を活かす事で、ルアーを生かす事にも繋がる。そこで、反応させられなければ「魚は居ない」と判断してしまうかもしれない。

道具を理解する事で気付ける事も多く、突き詰める事で釣りの楽しさは倍増です。楽しくない訳が無いでしょう?「今だ!」ってタイミングで魚からの反応がある訳ですから。


自分が釣っていた魚は秋としては決して珍しくはないサイズ。しっかりと条件を見極めて、必要なアプローチをすれば秋には普通に釣れてもおかしくは無いサイズでもあります。



キャスト、ドリフト、ジャーキング…全てはロッド選びから始まります。つまりその日、そのロッドを使おうとした瞬間から結果が変わる事もある訳です。

決して大袈裟ではなく、手にしたロッドを見れば釣れる・釣れないまで分かる程です。






ロッド選びは悩む事も多いですが、楽しさの始まりでもある訳です。

1本のロッドを使い倒す事も決して悪いことではありません。その1本で何とかしようとするのも釣りの楽しみ。

ただ、ジャーキングを視野に入れなければならない状況、何人釣れて来てもジャーキングでしか口を使わせられなかった場所、そんな場所に出くわしてしまったら…是非、ロッド選びを楽しんでみて下さい。思った以上に魚が居ると気付かせてくれるかどうかはアプローチ次第、ロッド次第なんです。






では。


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