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▼ 風神ADフロウハント810ML
- ジャンル:ニュース
- (インプレ)
こんにちは。
今回は私の愛竿であるアピアさんの風神ADフロウハント810MLを1年使ってきたのでインプレッションや思い出を語っていきたいと思います。
スペック
長さ:8フィート10インチ
重さ:156g
適合ルアー:7g~32g
適合ライン:PEMAX#2
私がレッドさんの大ファンになったきっかけのロッドですね。
風神ADシリーズは東レのナノアロイを搭載した細身、肉厚ブランクスが特徴。さらバット部分に4軸カーボンを採用し全体にWCWというシマノのハイパワーXのような特徴的なブランクスをしています。
コンセプトはディープウェーディングでのピンポイントへのロングキャスト。
スペックをパッと見るとまぁありきたりな文字が並ぶ中驚きの重さ156g。
最近の竿と比べると明らかに重たいですがその性能について深掘りしていきたいと思います。
独特のムッチリ感
この子のブランクスの特徴は独特のムッチリ感。最近の竿のようにキンキンの高弾性というわけではなく、最近の竿が金属やプラスチックと例えるとこの竿はゴムやシリコン。ハリ感があるのに力を加えると曲がる、曲がるのに戻るという感覚。
ロッド単体で触って、振ってみるとハリが強いような印象を受けます。
しかし実際にルアーをつけて投げると素直に曲がってタメて、ベリー周辺から弾き出すような使用感が特徴です。ゴムやシリコンの中に芯があるみたいな感じです。
(分かりづらくてすみません笑)
なんとも言葉に表しづらい感覚なんですが曲がるのにパシッと戻るのが特徴なんです。
レギュラーテーパーなのでティップで弾くような感覚ではなくしっかりタメを作れてベリーで飛距離を出すことができます。
特徴なのがレギュラーテーパーでティップが少し無いということです。風が吹いたときでもしっかりルアーを乗せて振り切れ、ベリーで弾き出すことができます。
(風を受けるとルアーは失速気味ではある)
更に驚きなのはキャスト精度。戻りがシャープなので無駄なく狙ったポイントに落とすことができます。
扱えるルアーの重さとしては大体スペック通り。個人的に一番気持ちよく投げれるのは14gのハルカ125Fです。
ルアーの形状によっては1オンス越えてくるとペンデュラムが必要になってきますね。
使用感的にはティップがないので大きめにテイクバックを取ってしっかりロッドにルアーの重みを乗せて押し出すとドッカーン!って感じですね。笑
モアザンやエクスセンスも触ったことがあるんですがイメージ的にはレーシングチューンみたいな感覚がありました。
本当に上手い人が100%のパフォーマンスを発揮させるためには必要なギアかもしれませんが扱い切るのが難しそうだなという感想。
対してこのロッドはムッチリ感のあるブランクスがいい曖昧さというか、懐の深さを生み出しているのである程度ロッドに頼ってもいいパフォーマンスを出すことができるというイメージ。
レーシングカーと街乗り車みたいな立ち位置かと。
グイグイ
寄ってくるバット
キャストに関しては語って来たんですが次は操作感やファイトについて。
恐らく縦の動きやトゥイッチなどはほかの軽量級ロッドには劣ると思います。個人的な感覚では重さとティップの感覚からそっち向けに作られていないのでは?と。
ただし、ドリフトなどポジションを決めて構える釣りとの相性は抜群。
先のないテーパーデザインのためもあってドリフト中、変にティップを持っていかれることもなくルアーのレンジ操作もばっちり。
ウェーディングでの使用を目的にデザインされている中私はオカッパリで使っている訳ですが短めのグリップはちょうど脇にも挟める長さでテクニカルなキャストもできる。
ただ足場の高い都市型河川では長さが心もとなくルアーのレンジの幅が少し狭くなってしまうかなと。
ファイトに関してはMLとは思えないようなパワフルさを持ち合わせています。
後述する思い出のグッドフィッシュも4軸カーボン採用のバットでしっかり受け止めてゴリゴリ巻いて寄せて来ることができました。
ベンドを横から見るとファーストテーパーに見えるんですが手元から見るとしっかりバット付近まで曲がりつつ、手前は残るセッティングなのでゴリゴリ巻けてバレも少ない印象があります。
ここでも特徴のムッチリ感のあるブランクスがラインのテンションを勝手に調節してくれるような気がします。
(高弾性の竿で魚を掛けたことはないですがこの竿は魚が掛かってもスルスル巻ける)
あとグリップ周辺にコルクが採用されていて、濡れたときのグリップ感や通常時のサラッとした肌ざわり、冬でも冷たくないなどのメリットがあります。ただ、バット側もコルクなのはウェーディングする人からするとあまりよくないかもしれませんね。
あと語り
ここからは私の思い出話を。興味のない方はスキップしちゃって下さい。笑
この竿は高校生のころ当時立ち寄った釣具店に偶然置いてあったのを触ったのがきっかけでした。
雰囲気の違う奴らが並んでるなと思いスマホ片手に調べながら触っていくなかで、
もう触って振った瞬間「これだっ!!」ってビビッときましたね。笑
そこから高校卒業と同時に縁があって手に入れることが出来てからは河川でのスズキはこの竿しか使ってませんね。
当時使っていたのがラテオの86MLだったんですけど、このフロウハントの前でのキャストの捌きやすさに衝撃を受けたことを覚えています。

手元に来たのが冬だったので地元の川はオフシーズンだった中、我慢できず実家の裏でポッキーのダイビングで仕留めたヤズで入魂。
スズキで入魂できなかったのは申し訳ないと思っています。

そのあと関東に出てきて1本目の5月に大雨の中ずぶ濡れになって仕留めた81cmのランカー川スズキ。
この魚が自身の初スズキサイズのマルスズキ、関東初スズキ、フロウハント初スズキ、初ランカーという初づくしの思い出の1本です。
当時メジャーを持ってなかったので引っ越しのときに使った巻き尺を色んな意味で震えた手で何度も何度も当てたことを覚えています。…ちゃんと81cmでしたからね?!
(後日急いでメジャーを購入しました笑)
初めて手にしたフラッグシップモデルのロッドですがこの竿を選んで正解だったと思います。
まとめ
私はここ1年、都市型河川でフロウハントを使ってきましたがこのロッドはナイトでディープウェーディングをする方にはぴったりだと思います。中でもドリフトをメインで組み立てているという方に合うでしょう。
足場の低い中規模河川での適性もかなり高いと思います。足場が高いと他にもっといい竿があるかもしれませんがカバーできないことはないです。
ムッチリ感のあるブランクスによる懐の深さが特徴のハイパフォーマンス街乗り車。笑
軽量ルアーも放れつつ4軸カーボンがビッグフィッシュもバットで受け止めるので比較的オールシーズン使っていけるタイプのロッドですね。
ただ重さがかなりあり、構えるだけやドリフトだけなら全く問題はないですがロッドアクションをつけるなどのテクニカルな釣りをする方にはもっと他の竿があるかなと。
これだけベタ褒めしていますが今年2022年に風神RSの発表とともに惜しまれながら廃盤に。(T_T)
まだ取り扱いのある店やデッドストックがあった場合には是非手にとって見る価値のある名竿だと思います!
(私が知っている限り1店舗ADの在庫があるのでまだチャンスはあるかと)
それでは!
聞いた話によると、風神Zで富津仕様のフロウハントを開発する話があるとかないとか…
今回は私の愛竿であるアピアさんの風神ADフロウハント810MLを1年使ってきたのでインプレッションや思い出を語っていきたいと思います。
スペック
長さ:8フィート10インチ
重さ:156g
適合ルアー:7g~32g
適合ライン:PEMAX#2
私がレッドさんの大ファンになったきっかけのロッドですね。
風神ADシリーズは東レのナノアロイを搭載した細身、肉厚ブランクスが特徴。さらバット部分に4軸カーボンを採用し全体にWCWというシマノのハイパワーXのような特徴的なブランクスをしています。
コンセプトはディープウェーディングでのピンポイントへのロングキャスト。
スペックをパッと見るとまぁありきたりな文字が並ぶ中驚きの重さ156g。
最近の竿と比べると明らかに重たいですがその性能について深掘りしていきたいと思います。
独特のムッチリ感
この子のブランクスの特徴は独特のムッチリ感。最近の竿のようにキンキンの高弾性というわけではなく、最近の竿が金属やプラスチックと例えるとこの竿はゴムやシリコン。ハリ感があるのに力を加えると曲がる、曲がるのに戻るという感覚。
ロッド単体で触って、振ってみるとハリが強いような印象を受けます。
しかし実際にルアーをつけて投げると素直に曲がってタメて、ベリー周辺から弾き出すような使用感が特徴です。ゴムやシリコンの中に芯があるみたいな感じです。
(分かりづらくてすみません笑)
なんとも言葉に表しづらい感覚なんですが曲がるのにパシッと戻るのが特徴なんです。
レギュラーテーパーなのでティップで弾くような感覚ではなくしっかりタメを作れてベリーで飛距離を出すことができます。
特徴なのがレギュラーテーパーでティップが少し無いということです。風が吹いたときでもしっかりルアーを乗せて振り切れ、ベリーで弾き出すことができます。
(風を受けるとルアーは失速気味ではある)
更に驚きなのはキャスト精度。戻りがシャープなので無駄なく狙ったポイントに落とすことができます。
扱えるルアーの重さとしては大体スペック通り。個人的に一番気持ちよく投げれるのは14gのハルカ125Fです。
ルアーの形状によっては1オンス越えてくるとペンデュラムが必要になってきますね。
使用感的にはティップがないので大きめにテイクバックを取ってしっかりロッドにルアーの重みを乗せて押し出すとドッカーン!って感じですね。笑
モアザンやエクスセンスも触ったことがあるんですがイメージ的にはレーシングチューンみたいな感覚がありました。
本当に上手い人が100%のパフォーマンスを発揮させるためには必要なギアかもしれませんが扱い切るのが難しそうだなという感想。
対してこのロッドはムッチリ感のあるブランクスがいい曖昧さというか、懐の深さを生み出しているのである程度ロッドに頼ってもいいパフォーマンスを出すことができるというイメージ。
レーシングカーと街乗り車みたいな立ち位置かと。
グイグイ
寄ってくるバット
キャストに関しては語って来たんですが次は操作感やファイトについて。
恐らく縦の動きやトゥイッチなどはほかの軽量級ロッドには劣ると思います。個人的な感覚では重さとティップの感覚からそっち向けに作られていないのでは?と。
ただし、ドリフトなどポジションを決めて構える釣りとの相性は抜群。
先のないテーパーデザインのためもあってドリフト中、変にティップを持っていかれることもなくルアーのレンジ操作もばっちり。
ウェーディングでの使用を目的にデザインされている中私はオカッパリで使っている訳ですが短めのグリップはちょうど脇にも挟める長さでテクニカルなキャストもできる。
ただ足場の高い都市型河川では長さが心もとなくルアーのレンジの幅が少し狭くなってしまうかなと。
ファイトに関してはMLとは思えないようなパワフルさを持ち合わせています。
後述する思い出のグッドフィッシュも4軸カーボン採用のバットでしっかり受け止めてゴリゴリ巻いて寄せて来ることができました。
ベンドを横から見るとファーストテーパーに見えるんですが手元から見るとしっかりバット付近まで曲がりつつ、手前は残るセッティングなのでゴリゴリ巻けてバレも少ない印象があります。
ここでも特徴のムッチリ感のあるブランクスがラインのテンションを勝手に調節してくれるような気がします。
(高弾性の竿で魚を掛けたことはないですがこの竿は魚が掛かってもスルスル巻ける)
あとグリップ周辺にコルクが採用されていて、濡れたときのグリップ感や通常時のサラッとした肌ざわり、冬でも冷たくないなどのメリットがあります。ただ、バット側もコルクなのはウェーディングする人からするとあまりよくないかもしれませんね。
あと語り
ここからは私の思い出話を。興味のない方はスキップしちゃって下さい。笑
この竿は高校生のころ当時立ち寄った釣具店に偶然置いてあったのを触ったのがきっかけでした。
雰囲気の違う奴らが並んでるなと思いスマホ片手に調べながら触っていくなかで、
もう触って振った瞬間「これだっ!!」ってビビッときましたね。笑
そこから高校卒業と同時に縁があって手に入れることが出来てからは河川でのスズキはこの竿しか使ってませんね。
当時使っていたのがラテオの86MLだったんですけど、このフロウハントの前でのキャストの捌きやすさに衝撃を受けたことを覚えています。

手元に来たのが冬だったので地元の川はオフシーズンだった中、我慢できず実家の裏でポッキーのダイビングで仕留めたヤズで入魂。
スズキで入魂できなかったのは申し訳ないと思っています。

そのあと関東に出てきて1本目の5月に大雨の中ずぶ濡れになって仕留めた81cmのランカー川スズキ。
この魚が自身の初スズキサイズのマルスズキ、関東初スズキ、フロウハント初スズキ、初ランカーという初づくしの思い出の1本です。
当時メジャーを持ってなかったので引っ越しのときに使った巻き尺を色んな意味で震えた手で何度も何度も当てたことを覚えています。…ちゃんと81cmでしたからね?!
(後日急いでメジャーを購入しました笑)
初めて手にしたフラッグシップモデルのロッドですがこの竿を選んで正解だったと思います。
まとめ
私はここ1年、都市型河川でフロウハントを使ってきましたがこのロッドはナイトでディープウェーディングをする方にはぴったりだと思います。中でもドリフトをメインで組み立てているという方に合うでしょう。
足場の低い中規模河川での適性もかなり高いと思います。足場が高いと他にもっといい竿があるかもしれませんがカバーできないことはないです。
ムッチリ感のあるブランクスによる懐の深さが特徴のハイパフォーマンス街乗り車。笑
軽量ルアーも放れつつ4軸カーボンがビッグフィッシュもバットで受け止めるので比較的オールシーズン使っていけるタイプのロッドですね。
ただ重さがかなりあり、構えるだけやドリフトだけなら全く問題はないですがロッドアクションをつけるなどのテクニカルな釣りをする方にはもっと他の竿があるかなと。
これだけベタ褒めしていますが今年2022年に風神RSの発表とともに惜しまれながら廃盤に。(T_T)
まだ取り扱いのある店やデッドストックがあった場合には是非手にとって見る価値のある名竿だと思います!
(私が知っている限り1店舗ADの在庫があるのでまだチャンスはあるかと)
それでは!
聞いた話によると、風神Zで富津仕様のフロウハントを開発する話があるとかないとか…
- 2022年12月10日
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