貴方の音はどこから?[キャストについて]

こんにちは。


今回は私がキャストする上で意識していることについて語って行きたいと思います。


貴方の音はどこから?


皆さんキャストの際、どんな音が鳴っていますか?


ピュン!と甲高い音が鳴っているそこのあなた、飛距離、アキュラシーともに伸びしろアリですよ。


まず、キャストの大前提として
ルアーの重みをロッドに乗せることが大切です。


ルアーの重みを乗せて射出できればロッドの曲がりが最大限使えるので飛行姿勢が安定し、射出時のスピードも上がります。


結果飛距離、アキュラシーともに上がると。


ではどのように判断するのか。


それが
キャスト時の音です。


ピュン!と音が鳴っている方は主にティップ付近から音が鳴っています。


本来、ルアーの重みがロッドに乗っていればティップはそこまで素早く動くことができません。


しかし、ピュン!と音が鳴っているということはティップが高速で空を切っているということ。


つまり、ルアーの重みがロッドに乗っていないのです。


対してブォンと鳴る方や音がほとんどしない方。


これはティップからベリーにかけてルアーの重みがしっかり乗って太さのあるベリーから後ろで空を切っているため低い音、またはロッドのしなりでルアーを飛ばしているため音がしないんです。


これはスリークォーターでもペンデュラムでも言えることなので是非キャストの際はどこからどんな音が鳴っているか気をつけてみてください。


スリークォーター


まずはリバーのスズキなどで使用頻度の高いスリークォーター系のキャストについて。


私は両手の動かし方に集中しています。


スリークォーターで下半身や上体を意識しすぎると動かす場所が多くなり、アキュラシーが出づらくなると感じるので肩から先に意識を集中させています。


大切なのは
左手で竿を振って右手は押し出すということです。


まずは左手から。


動作的には一言で言うと右手が前に出てくるのに対応してグリップを引く。


左手右手の力加減の割合としてはルアーの重さによって異なりますが左手が7割から5割ほど。


軽いルアーほどその割合は高くなって重くなるほど低くなります。


意識することはテコの原理を使うということ。


右手が支点、左手が力点、ルアーが作用点です。


右手を下ろさないことで支点を安定させ、左手で力強くスイングすることで楽にロッドを曲げこむことができます。


そして肝心要の右手。


動作的には耳の横から後ろあたりまで真っ直ぐ引いて前から斜め上へ真っ直ぐ押し出す。


大切なのは下に下ろさないことです。


先程も申した通り、下に下ろすと支点が下がるため左手を引きづらく、テコが利用しづらくなるため絶対に目線より下に下ろさないこと。


そしてもう一つのポイントが
手首の角度ですね。


テイクバックを取る際に手首をしっかり倒してロッドを後ろに傾ける


これによって後ろに向かうルアーの惰性が強くなり、更に押し出しの際に手首を戻すことでもう1段階ロッドを曲げることができます。


よく左手を比較的固定して右手でロッドを振る方が居ますが、8フィートを超えるようなシーバスロッドでは右手でのキャストでは思ったより根本を曲げることが出来ていないはずです。


このやり方だと、楽に竿を曲げて飛距離が出せるためアキュラシーに集中を割くことができます。


力みを取ることが正確なキャストにつながるので是非意識してみてください。


ペンデュラムキャスト


このキャストは主にジグや20g後半を超えてくるようなプラグ類を投げる時に使います。


スリークォーターに比べてアキュラシーは落ちますが体を大きく使えるため、飛距離に関しては一つ伸びるイメージ。


バランスのスリークォーター、飛距離のペンデュラムですね。


私が意識していることは体を大きく使うということ。


私はヒラマサキャスティングをされている田代誠一郎さんのキャスティングフォームを意識して身体の流れを使って力まないようにキャストするようにしています。


田代さんの動画を参考にしていただくといいんですが(笑)私の動作としては


足は前後に開いて竿に身体を預けるようにテイクバックを取って、右手は斜め上方向に出して左手は引き付ける感じですね。


これだと投げづらいダイビングペンシルやプラグ類なども姿勢を崩さずにしっかりキャストすることができます。


身体の強い方は井上友樹さんのように下半身を固めてスイングできますが、私はそこまで筋力に自信がないので弱いながらも効率よくスイングすることを意識しています。
(比較的軽めのジグなどは下半身を固めることもあります)



まとめ


私のキャスティングフォームについて長々と語らせていただきましたが、これはあくまで一例です。


体型や感覚、道具はそれぞれ違うため一人一人に合ったキャスティングフォームがあります。


ただ、どんなキャスティングフォームでもロッドがうまく使えていなければ最大限のパフォーマンスを発揮しきれません。


そのロッドがうまく使えているかの指標としてキャスト時の音を気をつけてキャストしてみてください。


それでは。

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