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マリアオフィス:ザ・ファースト

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115mm 21g フローティング

 もう中古ショップでもなかなか見かけることが少なくなったように思います。K-TENブルーオーシャンの設計者である二宮正樹氏のブログや著書で明かされているように、ザ・ファーストとK-TENブルーオーシャンの筐体は共通です。今から思えば、すぐに分かることですが昔は案外そういう部分に気づかれず、両者を並べてみてなんでほとんど同じなのだろうと疑問に思っていました。やはり目玉の印象が大きく違うのが原因だろうと思います。
 K-TENは黄色地に黒点のペイント仕様でしたが、このザ・ファーストはキラキラしたシール目玉仕様です。当時の雑誌の広告ではレーザーアイ搭載!というような表現で紹介されていましたが、ちょっと大げさな感じもします。
 K-TENは世界初のマグネット式重心移動の機構が見えるように透過系のカラーが数多くラインナップされていましたが、ザ・ファーストは透過系のカラーはラインナップされていませんでした。これも大人の事情かと思いますが、当時のK-TENシステムはパテントを取得していたため、ザ・ファーストはK-TENが採用した鉄球2個ではなく、さらに比重のある円筒形の鉛が重心移動のレールに組み込まれています。当然ながら鉛のウェイトはフリーです。
 そのため、キャスト後にヘッドが上を向いた状態で着水するため立ち上がりはK-TENに一歩譲ります。ただし、鉛を採用したことでK-TENより3gほど自重があるため実際の飛距離は上回りました。二宮氏は著書で「誰がこの重さに設定したのだろう?」と冗談めかして書いていましたが、兄弟であっても個性がそれぞれ違うということを認めておられたのでしょう。
 私自身は今はザ・ファーストはほとんど使うことはないのですが、初めて88cmのランカーサイズを釣ったのはザ・ファーストですし、ビワコオオナマズを釣ったのもザ・ファーストです。メモリアルなルアーであることには変わりありません。

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