【ＳＥＡ　ＳＣＡＰＥ】秋の兆し

潮ががっつりと動く日の干潮間際の時間帯。

タイドグラフ上での干潮時間を残すところ３０分を迎えた荒川のポイントへ。

当然ながら流れは弱く強い南風も重なってさらに流れが緩そうだ。

これはもう少し時間を遅らせて

上げからスタートした方がいいかなと思いつつも

ふと一つのポイントが思い浮かぶ。

干潮時でも水がなくならず

イナッコも溜まっているだろうと想像できるポイント。

ポイントに着くと干上がった岸際の沖にイナッコの帯。

波立つ水面にも関わらずイナッコがびっしりといるのがわかるほど。

時折ざわつく様子からしてまだ魚も着いてそうだ。

いつも通りに魚の向きをイメージしながら

ごっつぁんミノー８９Ｆやソラリア８５Ｆを通していくが

なかなかバイトが出ない。

立ち位置的にアップ気味にキャストしなくてはならず

緩やかながら下げ方向へ流れる流れに対して

着水後の立ち上がりがワンテンポ遅くなり

うまくタイミングを計れない。

どんどんと時間が過ぎていく中

アクションを変えてマリブ７８を投入。

これでも出ない。

ならグラバーＨｉ８９Ｓかと

イナッコざわめく水面にピンポイントでキャストを決めていく。

速巻きで魚の目の前を通すイメージで引いてくる。

立ち上がりも早く着水から魚の目の前まで到達するまでの時間も短いため

攻めやすい。

しかし、このイナッコの数の中でハイスピードで巻いてくるグラバーに

反応してくれるのか。

結果はすぐに出た。

６０ｃｍちょいとしっかりイナッコを食っているような個体。

着水から水面直下１０ｃｍくらいのレンジを速巻きで

通したところ３，４巻きくらいしたところでドンッ！と

リトリーブが止まるバイト。

さらにざわめく水面直下を狙って通し続けると

コツンと

３５ｃｍくらいのセイゴがヒット。

その後、

イナッコが散ってしまったとこで上げの潮を待って別のポイントへ。

上げ、４分ほどを迎えたところでポイントへ向かうが

そこはベイトっ気がなく反応もなし。

移動を決断し、しっかり水位が上がってきたタイミングで

普段あまり流れの入らないポイントへ。

風はなかなか強く

思惑どうり岸際まで流れがしっかりと入っていた。

当然ベイトも岸近くまで回ってくる。

足元で３０～４０ｃｍほど。

この風の中でフルキャストで感覚的に１２０ｃｍほどと浅く

風流れの水が入り込む。

竿下の水面には小型のサッパと１０ｃｍ前後のイナッコが見える。

すると流れの境目となる中距離あたりでボイルが出た。

飛距離的に難なく飛ばしやすいマリブ７８を入れていく。

バイトレンジもかなり浅く

風を受ける中、ロッドを高く上げてより水面に近いレンジを通していく。

乗らない小さ目のバイトが立て続けに出ると

やっと一本かかった。

立て続けにこんなサイズを２本かけて１本キャッチ。

一旦中距離のボイルが落ち着くと

遠目の流れの速いところまで

マリブ７８のフルキャストで狙っていく。

これもあまり潜らせずロッドを立て気味に表層レンジをキープ。

たまにドンッ！！といいバイトが出るが

風によるラインスラッグがすご過ぎてなかなかフッキングが決まらない。

やっと深いバイトが出てフッキング。

６０後半くらいか。

ここから近距離でボイルが出始めた

フラグマ９０Ｆ、モルモ８０のデッドスローただ巻きで

水面を漂わすように引いてくると

６５ｃｍ前後のサイズがもんどりうつようにしてバイトしてくるのが見える。

が、立て続けに同サイズを２本バラシてしまうと

ボイルが消滅。。

無駄に荒らしてしまったかと悔やんだが

念のために少し潜らせてちょっと沖目から

ソラリア８５Ｆをゆっくりと引いてくる。

すると同じところでボフッ！！とバイトが出た。

７０ｃｍジャストのちょっと食えてない個体。

これで完全に手前は沈黙し、

遠いところをヨレヨレやバイブレーションで攻めてみたが

どうしても魚のレンジが浅く、

風と飛距離的に重いのを使わないと届かないが

それを使うとレンジが合わないというジレンマ。

後ろ髪惹かれるようにして終了でした。

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ロッド
ダイワ・ｍｏｒｅｔｈａｎ　ブランジーノ　ＡＧＳ　８７ＭＬ　アーバンサイドカスタムＯ３　

リール
ダイワ・セルテート　３０１２Ｈ
ダイワ・イグジスト　３０１２Ｈ

ハンドルノブ
ダイワ・ＲＣＳ　Ｔ型ラージノブ

ライン
東レインターナショナル　シーバスＰＥ　パワーゲーム　１５Ｌｂ

リーダー
東レインターナショナル(TORAY)　
シーバスリーダー　パワーゲームフロロ　２５Ｌｂ　２０ｍ　ナチュラル
シーバスリーダー　パワーゲームフロロ　２０Ｌｂ　ナチュラル

使用ルアー

邪道・グラバーＨｉ８９Ｓ
邪道・ごっつぁんミノー８９Ｆ
邪道・ヨレヨレ８０
アムズデザイン・モルモ８０
アムズデザイン・コウメ７０
オルタネイティブ・フラグマ９０Ｆ
ダイワ・ソラリア８５Ｆ
マングローブスタジオ・マリブ７８

偏光グラス
バニーウォーク・ＢＷ－００５
ジールオプティクス・ヴェロ

ライフジャケット
マズメインフレータブルLJ ポーチ　MZLJ-067　（ブラック）

ウェストバッグ
MAZUME(マズメ)　ＮＥＷレッドムーンウエストバッグⅢ

カメラ三脚
マンフロット(Manfrotto)　ＰＯＣＫＥＴ三脚　Ｌ　グレー

マンフロット(Manfrotto)　ＰＯＣＫＥＴ三脚　Ｓ　グレー

マズメ（mazume）
スナップストッカー

ライト
MAZUME(マズメ)　ヘッドライトフォーカスワン　ホワイト

スナップ
バレーヒル
クロスロックスナップ

2013年9月13日
コメント(6)

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みんなからのコメント (ログインが必要です)

こんにちは(^-^)
大野さんの大ファンです！
まだ初心者ですが、中川などによく通ってます。
とても参考になります！

初心者にオススメのルアーなどがあったら教えてください！

2013年9月25日

ふじ

埼玉県

コメント失礼します！
いつもDVDやブログ読ませて頂き勉強させてもらってます^ ^

やはりレンジはかなり重要なポイントなんですね^ ^
僕はいつも一本釣れるとその後がなかなか続かなくて悩んでました！
レンジの重要性を改めて再認識させていただきました(^^)

これからも頑張って下さい(*^^*)

2013年9月17日

KxSx910

大分県

大野ゆうき

東京都

>KxSx910さん
レンジはとても大事ですね！
ポイントに通えば通うほど大事に思えてきます！

2013年9月19日

初のコメントです

いつも見ているだけだったのですが、気になったことがあったので質問します。

今日釣りに言ってきたのですが、僕のルアーにバイトはするもののうまく口に入らずヒットにつながりませんでした。

このような時どのように工夫すればシーバスの口の中に入るのでしょうか？

返答お待ちしております

長文失礼しました。

2013年9月15日

中山弦

神奈川県

大野ゆうき

東京都

>中山弦さん
まずは、ルアーが掛からないようなバイトのときは何かがマッチしていないからそうなってしまうと考えてください。直前に見切られている可能性もあります。
シーバスがそれを確実に補食したいのであればしっかりのるような深いバイトが出るはずです。スピードが間違っているのか、レンジが間違っているのか、アクションが間違っているのか、または色なのか。ルアーに対してフックサイズが小さいときにも起こります。魚が小さいときでも同じです。針先が甘くなっているときもなかなかのりません。具体的な状況などわからないのでなんともいえませんが、深いバイトを出せるよう、まずはスピードやレンジ、アクションを変えてみたり、通す角度を変えてみたりして探ってみてはどうでしょう。

2013年9月19日

初コメ失礼します、

ブログを更新したらすぐみて、すごいなーと感心してます！

一つ質問したいのですが、
ボトムギリギリにルアーを引いてくることが難しく引っかかったりするんですが、何かやっぱりコツがあるんでしょうか？

2013年9月14日

ヤフー

三重県

大野ゆうき

東京都

>ヤフーさん
まずは自分なりにそのポイントのトレースしてくるとこの水深を把握することですね！
引いてくるごとに変わるルアーの引くレンジのイメージと変わる水深のイメージを合わせて引いてくる感じです。はじめはなんとなくでもそのポイントに慣れてくれば安定してボトム付近を引いてくることができるようになると思います。根掛かりは全て回避するのは難しいところです。使うルアーの重さによっても変わってくるのでどんなスピードで引っ張ってもボトムを擦る、ねがかるようであれば軽いものに変えたり、リトリーブスピードをかえてやってみてください。