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▼ 1人、水辺
- ジャンル:釣行記
- (水の中の魚, 川鱸, シャロー鱸, ゼナック、プレジールアンサー, プレジールアンサー75, Terrier)
強い南西寄りの風から感じる春の気配を、まだ訪れさせまいと時々吹く冷風は世間を妙に冷たく冷やす。
その北風は刺々しく、背中からその力を堪えているのに、首元~脇下は寒というより痛。
最近は随分暖かい日が続いてきてて空気はなんとなく柔らかく、気がつけば陽は伸びてきたが、その合間に表れる、見たことは無いけど、きっと恐ろしい顔をしているであろう''鬼''のような冬の嵐が、妙に寒く、激しさをも感じる。
なんでも''変わり目''と言うのはこういうものなのだろうか?
小学校高学年~中学時代にかけて暴れ狂っていた金色頭のホンダを思い出していた。
気がついたら片足を大人の世界に踏み入れていて、もう片方を子供から''抜かない''でいる気分の僕とその傍らにそっといてくれている''釣り''。
僕の人生にとって言葉では表しきれない不思議な存在。
時に苦痛から放ってくれ
時に悔しさに怒りがこみ上げ
何もかも忘れさせてくれるが、忘れたものを思い出したくもなるし、探したくもなってくる。
親父からの電話で少し安堵が戻った。
久しく触らなかった竿を取り、久しぶりに現場に向かう車中はワクワクだった。
子供がずっと欲しかったおもちゃの箱を開ける時に似た高揚感を僕は感じ、僕の知る大人の世界から子供に戻させてくれる大好きな時間だ。
もう釣りは、行かなくなってしまうのではないか?と自分を心配するくらい腰が重かったが、単純な男と言う生き物に生まれて良かったと、こういう時は都合よく解釈する。
僕は生まれ変わっても男になりたいと思う。
僕を男として選んでくれた、見たことも無いがきっと穏やかな顔をしているであろう神様に向かって感謝した。
■三浦半島バチ抜け■
たった3日間だったが、十分すぎる程この釣りは大成功で、良い魚にたくさん出会えた。
いろんな心境から写真に納めてSNSにあげる気にならなかったが、あげる必要も無いと思った。
ゆっくり操る糸の先にうっすら見えるルアーのシルエットを、視力だけは無駄に良い僕の目は暗闇でもその微妙な波紋を捉え、手に来る前に見える鱸の水柱を感じ、グッと竿を絞り、その興奮に拍車をかけるようにドラグが歌った。
日中の日光量は凄く大切で、釣りに向かう数日前の風と光と気温。
これから春に向かう潮汐は陽が登る頃には干潮となる。
それによる水温の変化(シャロー)は凄く、発生する流れ、バチ、水鳥が溜まるポイントについて少しだけ自然を知れた気もする。
案外簡単に見つけたポイントだったけど、まだまだ開拓したら何かありそうな事を連想させる出来事だった。
バチ抜けルアーによくある、''尻下がりで細身''これだけのキーワードを聞けばなかなか僕好みの女の子だが、この鱸釣りには人気がないようだ。
コモモスリム
ima ko 130
エリア160
サーフスラッグ
M クワイエット(2連結)
など、水面下で水平に浮くルアーに反応が良く、僕好みの''尻下がり''には甘噛が連発した。
ルアーを引っ張りすぎて出る波紋にも頗る反応が悪く、ゆっくり流されてる中にバチが微妙に作り出す''自分から発生させる水の揺き''がキーになったとその日は読んだ。
''全く、横になってるだけの何が良いんだ''
っと毒づいたことは秘密にしておこうと思う。
■三浦半島サヨリ■
橋の上から明暗を覗いた時ゾッとした
バチよりもトリッキーな水の切り方に、なんのベイトなのかすぐにわかった。
これは偶然に見つけたベイトで、沖で漁をする漁船の漁法に、サヨリでも入ったのかな?
と隣接する流れ込みを覗きに行った先の出来事だった。
流れが鋭く走った瞬間、明暗の明の部分で狂ったようなボイルが起き、スッと止む。
これを何度か繰り返してるうちに、急に魚からの殺気が消える。
下げ6分~下げ4分が一番ボイルが発生し、たった3日間でサヨリは姿を消してしまい、最低30発は水面を躍り上がった鱸を、僕は1発も針に触れさせることが出来なかった。
九州の大河川、筑後川で経験したサヨリ、横須賀の漁港で経験したサヨリとはまた顔色が違ったサヨリに付いた鱸だったように思う。
そのサヨリを探し回っているが、僕が確認した沿岸部にその姿は無く、水深の起伏をもう少し利用すべきだったのか?
と、首都高速を爆走するフェラーリのように去ったサヨリの敗因を、沈黙の海を見つめながら考えた。
相棒からラインが入った。
あの動画は見たか?と。
仕事明けでとりあえずプシュっと開けてYouTubeでその動画を見た。
350ccのストロングは一向にその量が減らず、僕の目と耳を釘付けにした。
相棒もその言葉に感銘を受けたに違いない。
あの部屋でこの動画を見てニヤつきながら緑の画面に目をやり、やや上項の履歴にいる、hayao.の文字を見たときの顔が想像できてなんだか笑えた。
自分自身が進んできた鱸道が少しだけ前に進んでいるのではないか?
っと言う淡い期待も僕は抱いた。
何かを伝えると言う事の大切さについて相棒と語り、1人の釣り師について語り合い、その釣り師の相棒らしき男の存在の素晴らしさも語った。
何気ない瞬間の連続と、小さな奇跡が連鎖する1日。
その道のりが一瞬だけ交差して生まれた刹那の出会い
その片鱗を1本先に掴み取った相棒の名言から、当時、足跡から火が出るんじゃないか?と思わせるあの情熱を思った。
掴みたい。自分の足で、この手で、自分の魚を。
きっと掴み取った後もこの熱は冷めないと思った。
出口の無い迷路だったら途方に暮れるはずなのに、魚釣りは何故こんなに楽しめるのだろうか?
考えたところで答えは出ないのに、考えてしまう。
厄介な趣味を持ったもんである。
- 2021年3月9日
- コメント(1)
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