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対象魚

GJTVS-BBR610MLTの感想

本流ロッドはずっとレイズ772がメインで3シーズンずっとでした。これに代わるロッドをいろいろ探してきましたが、本流ロッド選びの障害になるのは、
①そもそも正解の釣り方がまだ良く分っていないこと。
②種類と店頭在庫がなさ過ぎて実物を選べないこと。
③サツキマス用となるとさらにニッチであること。
の3点でした。①については、トゥイッチがし易いこと。②③についてはシリーズから大体の想像がつくことで大方予想し、ネットで探すことになりました。
とは言え、何種類かは試しに使ってみたことがあり、中々しっくりこずにレイズに落ち着いてしまうということになる結果だった。
ただ、長良川の吉田川合流より上流の本流域ではどうしても7.7ftという長さはもてあまし感があり、もう少し短いロッドが欲しいということになる。

今まで試したのは、ベイトはレイズ712、カーディフネイティブスペシャル77、カーディフストリームリミテッド64の3種類。スピニングはマノマランディシャフト72、シルファー73の2種類だ。
最近はもっぱらスピニングがいいという結論に至ってしまったので、スピニングで探していました。マノマ、シルファーそれぞれ欠点がどうしても目をつぶれずにメインとなるには至らなかった。マノマについては以前記事にした通り、操作感はいいもののキャストに難点がありまた最近知りましたが、ダブルクロスPEを使うと糸なりがひどすぎる。シルファーについてはキャスト性能は抜群で、レイズよりも飛距離を叩き出せるがいかんせん硬すぎてしまい、貴重なバイトを2回乗せられなかった。硬い割には操作感はマノマのような軽快性があるわけでもなく、これであればレイズでいいということになったわけである。

そこに来て清水の舞台から飛び降りる覚悟でジャパントラウトを購入した。心配だった点としては飛距離と重さでした。グラスであることとカタログ表記の131gは軽めの他の同等番手からしたら倍に近い。実際に使ってみた感想としては、結論を先に行ってしまうとこれはレイズとの使い分けの選択肢としてメインになることができるぞということです。

まず一番気にしているキャスト性能です。これが落第点だと他がどんなに良くても使わなくなってしまうのですが、やや癖があり特に硬めのシルファーから切り替えると違和感がでてしまいますが、これは決して性能が低いというわけではありません。
とにかく曲がりすぎてしまうので、シルファーと同じようにリリースすると弾道が上がりすぎてしまうということ。他のロッドで投げている感覚からしたら真正面に向かって投げるあるいは下に向かって投げるくらいの感覚でリリースをするくらいの感覚でリリースポイントを遅らせる。そうすることによって低弾道でまっすぐ伸びていきます。飛距離については純粋比較は難しいけどさすがにシルファーよりは飛んでないかもしれませんが、十分すぎる飛距離が出ている。53LLTでもそうですが、オーバーヘッドやフォアキャストでバットまでしっかり曲げればかなりの飛距離が出るので、デメリットに感じることはありません。特にミノーが安定的に真直ぐ飛んでくれるので平均的にはこっちの方が飛んでいるかもしれません。また、最大の表記ウエイトが8.5gなので、Dコン72やクルード85など10gくらいのウエイトのキャストは心配でしたが、普通にフルキャスト可能です。普通というのは普通に投げられるだけでなく、ロッドの反発がやや遅れただるいような感覚は一切なく、ちゃんと反発力がウエイトに負けることなくはじき出してくれている。投げていただければわかりますが、なぜ表記を10gMaxにしなかったのか?疑問でした。実はずっとこれを買わずに来たのはマックス8.5表記であること。Dコン72が使えないかなどうかなという心配がぬぐえず、ずっと見送り続けてきた。ここを心配している人は是非選択肢に入れてもらいたいと思います。
また、キャスト時のロッドの曲がり方は非常にスムースで、テーパーの変な段付きを感じることなく投げられる。

次に操作性です。これが実はこのロッドをメインで使っていこうということに至った要素です。まず、131gという重さはお世辞にも軽くはなく、レイズ772を操作しているのと同じくらいに感じる手の疲れ方。やはりグラスで610までの長さでは重さはごまかしようがないのかなという感じだ。しかし、このロッドの操作性の良さは軽さでなく、ティップセクションのやわらかさだ。ファーストテーパーであるのでトゥイッチしたときにティップだけが曲がり、ベリーから下はちゃんと残るので、しっかりラインテンションが抜けてくれるのでミノーの動きがすごくしっかり平打ち・ターンをしてくれる。重さやキャストから感じる全体のやわらかさとは全く違う、またマノマのようにかるっかるのロッド出なければ出ないと思っていた動かし方がちゃんと出るということになる。実はシルファー56Lも使っていてこれは詳しくは別に書くとして、ジャパントラウト53と比較してなぜだかDコン63が全然鋭角に動かないという不思議があった。シルファーは73もそうだが、竿が全体的に硬くなってしまい、自分の手癖ではしっかりラインテンションが抜けていなかったということでした。ラインスラッグを見ているだけではなく、ティップがテンションを抜いてくれることも操作には重要な要素でした。これはマノマにも通じるところでマノマの操作性の良さが軽さではなく、ティップのやわらかさからきている訳だ。しかしである。こちらのジャパントラウトについてはそれに加え、ファーストテーパー特有のキャスト時の曲げにくさなど一切なく操作中はしっかり残るベリーやバットがキャストの時にはスムースに曲がって行ってくれる。この二つの要素を両立しているところにジャパントラウトの良さ、グラスロッドで作られた理由があるのかもしれません。

実はまだ2回使ってきただけで魚を掛けていないので何とも言えませんが、ちゃんと曲がって追従することやバットが強そうなことは53LLT を使った感じからも想像ができます。
今回このロッドを使ってみて渓流用の410、渓流~中流用の53LLTも含めてもう少しジャパントラウトの良さをきっちり確かめたいということに至った。重さがあまり目につかない渓流用の短いものもグラスが違和感なく採用できるのかもしれませんが、610MLTに関しては、ジャパントラウトで個人的に得意とすると感じているオーバーヘッドが中心となるのでキャスト面に関する特にフリップキャストに感じる違和感とは関係がありませんので、キャスト面に関するデメリットがありません。その中で先ほどの操作性や粘りがあるので、実はジャパントラウトの中で一番グラスの良さを感じられる番手なのかもしれません。

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