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▼ 初心者に説明したい、対青物•シーバス用ミノー 操作編
どうも、朝晩の気温の低下=インナー枚数の増加で、動作が緩慢になるだけでなく、日中の暖かさ=汗量で、そろそろメザシになりそうな、シーバスを狙っているのにチヌしか釣れないチヌニャンです。
さて、前々回に初心者に是非とも使って欲しい沖堤防、港湾部対青物•シーバス用ミノーを紹介しました。
今回は、それらの基本的な操作方法についてご紹介します。
1 ただ巻き(巻取〜108cm/秒)
恐らく多くの対青物用ミノーには書かれている「投げて巻くだけ」が、この領域での巻き取りです。
ベイトが逃げる瞬間的なスピードよりは遅く、広範囲かつ様々なレンジを広く探る場合や、ベイトが固まった〝ベイトボール〟の下を泳がせる場合に使用します。
基本的に体力オバケでも無い限りは、これを延々と繰り返す訳ですが、表層〜ボトム付近まで丁寧に探り、時折0.5秒程のポーズ(食わせの間)を取ったり、暫く止めてテンションフォールやジャークを入れると、興味を持って付いてきたサカナが、イレギュラーな動きでリアクションバイトする事も多々あります。
組み合わせ例として
着水→任意の層まで沈める→ただ巻き→ジャーク→テンションフォール(2秒程)→ただ巻き
と、アクションを複数組み合わせた方が効果的です。
2 早巻き(巻取 180cm/秒以上)
表層やボトムからのダッシュと考えて頂いて大丈夫なアクションです。
活性が高く、ボイルなどがあり表面を意識しているような状況に効果的で、リアクションバイトを引き出す事ができます。
これもただ巻きと同様に、時折ポーズやジャークを入れると効果的で、4秒巻いては0.25秒停止という風に、アクション全体を早くする必要があります。
(早巻きで付いて来るような場合は、ポーズに時間をかけると見切る傾向があるように感じます。
動作の例として
着水→表層を早巻き→0.25秒ポーズ→早まき→ジャーク2回→早巻き
着水→ボトム着底と同時に早巻き→0.25秒ポーズ→早巻き
という風に、リアクションに重きを置いた動きがよいです。
3 連続ジャーク
先日ご紹介したミノーは、連続ジャークに耐えられる設計をしており、これもリアクションバイトを誘う釣り方です。
シンキングペンシルと同様に、表面からボトムまで一定の層を引き続ける事が効果的ですが、ボトム付近を攻める際は、シンキングペンシルより浮力が低いため根がかりに注意が必要です。
ジャークをさせるイメージとしては、ワインド釣法をした方なら解るかと思いますが、ワインドは下から上に穂先を上げルアーを跳ね上げますが、ミノーでのジャークは、逆に穂先を上から下に下げ、ラインスラッグで左右に跳ねさせると良いです。
動作例として
着水→任意の層まで沈める→4回〜6回程連続してジャーク→1秒ポーズ→再び連続ジャーク
という風に、逆にポーズを長く取る事がイレギュラーなアクションになるというイメージを持って操作すると良いかと思います。
え?これだけ?
多くの青物ミノー初心者の方は、もっと複雑な動作をイメージされたかもしれません。
しかし、潮の流れの変化で勝手にイレギュラーなアクションをしたりと、最近のルアーの性能はすこぶる良く、板オモリを貼ったり、リップを削ったり、フックサイズやリングの変更をしたりと、アングラー側がチューニングする必要が無くなってきているのも事実です。
だからこそ、投げてただ巻くだけではなく、時折りアクションを加えることで、周りと同様の動きに差を付け、サカナの興味を引く事が、釣果の近道と考えます。
最後に、ここまで読んでくれた方のために。
水中の流れの変化を見つけてください。
海の中は淡水湖沼と違い、流れの強弱が必ずあります。
青物はその中で強いトコロを好んで泳ぎ回っているため、引き抵抗がある場所を見つけたら、そこを重点的に攻めて下さい。
シルエットとアクションで喰わせるミノーの本領は、ここで発揮するでしょう。
- 2021年11月24日
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