釣査兵団仕様ニャンター調査報告 https://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) 私のシーバス(?)ロッドの偏愛歴 〜欧州がまかつ編〜 https://www.fimosw.com/u/Nekohige/nrt5m21h39atfh 2024-03-31T12:00:00+09:00
さて今回は、殆ど釣りにも行けておりませんため、書けるような事は無いなと思っておりましたが…

いや、あるやん。
私のシーバスロッドの数本は、欧州製ですやん。

と、そんな感じで今回は書いていきたいと思います。



魅惑の欧州ルアーロッド
〜SPRO編〜


皆さんは「SPRO」という釣具メーカーを聞いた事がありますでしょうか?

出典 SPRO.EU

バスをされる方なら北米SPROをご存知かと思いますが、ソルトアングラーにはほぼ知名度は無いと思います。
このメーカー、実は国内総合釣具メーカーの「がまかつ」が、欧州、北米を拠点に製造販売する現地法人なのです。
私が知るに至った理由はさておき、北米SPROのルアーは所々一般販売されていますが、欧州SPROルアーはおろか、タックルの全て

日本では未発売です。

何でそんなロッドを持ってんだよというハナシになりますが、そこそこではありますが、英語と独語のやり取りが可能なもので、海外発送をされておられる釣具店に連絡しまくって、やっとこさ個人輸入に取り付けたものです。

で、何故そこまで欧州ロッドに拘るのかと言いますと、

① 価格がそこそこ安い

② 日本国内で誰も使っていない

③ マルチピースがラインナップされている
 (これが最重要

欧州ではカワカマスやパーチ、サーモンといった日本で言うトコのシーバスサイズの魚を対象にしたタックルが多く、最初はコレシーバスにも使えんじゃね?という疑問から1本を取り寄せてみたところ…。

全然使えますやん!
普段磯で使用しているMCワークスのロッドに比べて柔さは否めないですが、それでもリバーシーバスで使用するには十分なブランクス強度でした。
因みに、SPROロッドで釣った1番大きなサカナは…。


コイ 92cm…。
かなり無理なファイトをしたため、このロッドは破損し、ダメになりました。

そんなSPROロッドですが、今回はマルチピースのみ、かつ、シーバスに使用可能なスピニングモデルを3本ご紹介します。

Mobile stick spin Drop shot



このタイプは2.4mで5本継、キャストウエイトは7〜28g、収納サイズは54cmと、少し大きめの通勤カバンにギリギリ入るサイズです。
ドロップショットとは何ぞや?となりますが、ワームを用いたリグで、これはその専用のロッドです。
実際、穂先はバイトマーカーを意識してか白く塗装され、ソリッドでした。
私はこれをシーバス用というより、チニング用で購入、使用し




3本の中で1番サカナを釣っています。

使用感としては張りは無いものの、継部で硬さがあるため、70のシーバス、泣きの年無しチヌでも普通にやり取りはできますが、24gのメタルバイブをキャストし巻き取ると、コシが無いためかロッドがかなり曲がり、キャストウエイト以内でも操作性が悪く、苦労します。
ただ穂先がソリッドのためか、ボトムを少し掠った時の

コツ

というわずかな接地感はマヌケな私でも感じる事ができました。
また、仕舞寸法も50cm前後のため、クルマの座席下に隠しておいて、出かけた帰路等で「あ、ここ良さげ」と思った場所を見つけたら、直ぐ行けるなんて事もできます。
ただ…

#5部分のガイドが日本では見た事がないタイプで、振り抜きが速すぎるとここで引っかかる事が…。

まぁ、ア⚪︎のマルチピースロッドとガイドリングを比べたら大きい方なので、こんなモンかなと。


次いでMobile stick spin40


コレはmaxキャストが40g、9ftのいかにもシーバスに向きそうなロッドです。
実際、私もコレを主力とし、あとの2本は用途とシチュエーションに分けて使用しようと考えていました。


個体差があるかもしれないというのは前提にしても、クセが強すぎるww
どういう風に強いかを例えると…
例えば12gのミノーをキャストする際、普通なら

シュッ

と振り抜きますよね?
ところがこのロッドの場合

ヌゥシュピタ

なんです。
簡単に言えば、ベイトと同じ振り抜きをしないと、飛距離が全く出ないという。
小手先キャストでもある程度は飛距離、アキュラシーがあるスピニングの良さを全く活かしていないロッドなのです。
恐らく設計思想がハードルアーというよりダウンショットリグや、ソフトタイプのスイムベイトをキャストするようになっているのでしょう。
(結果、ほとんど使う事無く仕舞い込んでいます。)


最後はMobile stick spin80



maxキャスト80gのビッグベイト特化型でしょうか。
6ピース10ftと、コンパクトロッド大好きな私からすれば1番良いサイズ感な ん で す が…

太い!!

いや、ワイルドブレーカーと一緒の太さですやん。

確かに80gをキャストするとなると、これ位のバット部の太さは必要なのかもしれません。
しかし
グリップ部短過ぎて、ロッドエンドを持ってフルキャストしたくともできません。
また、先重りもかなりあり、SW4000〜5000クラスのリールでなければバランスが取れません。
ここいらはまだ我慢できます。
致命的なのは
#1ガイドが近過ぎて、PEだとエアーノット多発事案!!

1.5号ではそこまでなのですが、2号を上回ってからは頻回に発生するあたり、そもそもPEラインと竿の設計とが合っていない気がしてなりません。
そもそも、この〝Kガイド〟っぽいガイドも1個100円のバ⚪︎タモンと営業担当者も言ってたし…

恐らくですが、このロッドも80同様にモノフィララインでソフトタイプのスイムベイトをキャストする事を前提にした設計なのかと。
グリップエンドを延長&カウンターウェイトを仕込む等の改造はできるでしょうが、ガイド総替えとなると国内メーカーのロッドを購入した方が精神衛生的に良さそうです。


悪い印象ばかりが目立つように書いていますが、逆を言えば国内メーカー設計のロッドが高性能過ぎると言え訳で。
実際、これらのロッドはヨーロッパ圏では100€程で売られおり、日本ブランド以外のロッドではこれでもフラッグシップモデルクラスな訳で、担当者のハナシによるとこれでも高額な方だとか。

道具を活かすもコロすもアングラー次第。
折角苦労して個人輸入したのだから、これからも使っていきたいと思います。





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ねこヒゲ
フィッシングショー大阪2024に行ってきました https://www.fimosw.com/u/Nekohige/nrt5m21goxsz9t 2024-03-24T16:00:00+09:00
さて、今回は2月3日(2日は業販日)〜4日にかけて開催されましたフィッシングショー大阪2024のレポートを
私個人が今回特に注目し、実際に触ってみた2大釣具メーカーの新作リールの触感をご紹介したいと思います。



先ずはダイワブースへ!
早速手に取ったのは…


24セルテート!!
私はハイパーカスタム時代に保有しておりましたが、今となっては使用感は覚えておらず、記憶として「そこそこ強くてそこそこ使えるリール」で、それを手放して以降は〝新技術が搭載された中級機〟ばかりを転々と使用し、ここ数年は触ってすらいませんでした。
今回イグジストの技術がふんだんに搭載されているとかいないとか。
スプールはシルバーで、ボディは紺に近いブラック。
いかにもシマ⚪︎のロッドに合いそうなカラーです(爆

早速手に取って巻きます。


びっくりするほど巻き出し軽い!!

ダイワさんのリールだと、ベールやベールアームの重量とマグシールドの影響か、4000番モデルになるとかなりの巻き出しの重さが(私のような鈍感人間でも解るくらい)ありました。
しかし、今作は確かにイグジストやヴァンキッシュ程では無いにしろ、その感じがありません。
次はデジ巻きを試してみます。

こ、これも凄く良くなってる!!

瞬間的に高速で巻いてピタッと止めても、ベールの重さで〝思ったより巻き過ぎる事もありません。
比較するのが保有する(同等クラスでは)ルビアスやツインパワーXDとなってしまいますが、それでもギアの噛み合わせが良くなっているのかスムーズです。

今度はコレ!と超デッドスローを意識した巻き方を試しますが…。

驚くほど滑らか…。

ギアの耐久性云々はさておき、これはこの価格ではシルキー過ぎるっ!!

しかし1番びっくりしたのがスプールの軽さです。
私はダイワ、シマノ両メーカーのリールを同じような番手で複数保有しており、そのためカスタム含むスプールも複数持っていますが、このセルテートのスプールは特に軽く感じる。
実際、4000番のスプールで比較すると明らかにダイワのスプールが軽いです。

展示品を触りまくるも、私は実は左利きのため、左投げ右巻き…。
スタッフさんに了解を取り、ハンドル交換をしようとお願いしようとしたら…
あれ、この声とお顔に見覚えが…

レッド中村先生!?



ご挨拶も早々に、その場を後にしました。
(まさか回りの人もレッド中村先生とは気づいていなかったようで)


次はシマノブースへ!!

ダイワはセルテートが(個人的には)中級機の雄ですが、シマノの雄はツインパワー!
これが今年はセルテート同様にステラの技術がふんだんに盛り込まれているとか…。

まずは外観から

スプールはシルバーでボディは端正なガンメタ。
とてもダ⚪︎ワのロッドに合いそうなカラーリン(ry

私、前から思っているんですけど、何故この2社は(シーバスタックルは)中級機以下だと自社のリールとロッドのカラーが合わないのでしょうか。

早速手に取ってハンドルを回してみると…。

これもめっちゃ軽い!!

比較が17ツインパワーXDになってしまうのですが、今までは何処となく〝オシュレートをしている感覚〟があったのですが、このモデルではそれを感じさせません。
巻きだしの軽さは明らかにセルテートより軽い。
では次に高速巻き。
ふむふむ、確かにベールが軽いのか左右に振られる感じもない。
しかしベールはアルミ製、軽金属といえども樹脂よりかは質量あるだろうから、その辺は流石シマノと言ったトコでしょうか。
次はデジ巻き。
これもセルテート同様違和感や巻き過ぎはなし。

にしても、軽っ!!

比較するのがセルテートなので当然と言えば当然なのですが、やはりかなり軽い…。
これ、ヴァンキッシュより軽いんじゃ

え?
これで260gあるの!?
(ヴァンキッシュは220g セルテートは235g)

恐らく軽く感じさせる技術がそうさせているのでしょうが、ロッドに装着させていない状態でそう感じるのですから、私のようなロングロッド使いはいざしらず、8ft代のショートロッド派にはいいのではないでしょうか。

正直なところ、HPに記載されているような技術特性云々は置いといて、タックルバランスはかなり重要で、ワタスのように釣りをしている時間がせいぜい2時間、キャスト回数も300以下なら気にならなくとも、潮の入れ替わりから長いアングラーだと一晩中となると話は変わり、疲れや竿の持ち重りは気になるところ。しかし、この軽さ(の感じ)なら一日中振っても大丈夫でしょう。

実は、私が持つ4000番クラスのリールが古いモノでは6年、新しいモノでも3年選手で、そろそろ乗り換えを考えていたという事もあり、昨年3000番をそれまで使用してきた機種から乗り換えを考えるも、結局そのまま使用している現状でした。

そろそろ本気で乗り換えしたいと思ってはいるのですが…。
私は変態。人より拘りが強く、購入するにはいくつかの条件があります。
それは

1.変えスプールが安い
第一にコレ。
同じロッド、ルアーでもラインの太さでルアーの動きを変えたくなったり、リーダーが切れてしまったり、エイとファイトした時はやはり糸は変えたいもの…。
実際にライン選びが1番シビアになる磯ヒラにおいては、4種のライン、5個のスプールを使い分けます。
だから、ス⚪︎ラのようにスプール1個で1万5千円近くするものは正直避けたいところ。

因みに
ツインパワー替スプール 1万2千円
セルテート替スプール  1万5千円


……。

正直、セルテートを買ってみたいのはやまやまですが、この差はいただけません。


次に留意するのが

2.分解整備のしやすさ
これも重要で、気をつけていても水没や浸水は避けられないもの。
定期的に分解整備となると、ネジの締め込み1つで巻き感が変わるというのは問題ですし、分解する事で性能を著しく落としてしまうような部品があっては尚更…

あっ…。


そして
3.補充部品が入手可能であること。
ベアリングは同等に近しい性能のモノが手に入りますが、ドライブギア、ピニオンギアも力がかかり言うなれば消耗品です。
以前は一時期ダイワさんの方はドライブギア、ピニオンギアのパーツ販売を取りやめておられたようですが一昨年一部解放されたとの事。
ツインパワーは手に入るとして、セルテートは…


(※画像は19セルテートのものです)


おおう…




5月のツインパワー4000が出るまで待つ事にしました。





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ねこヒゲ