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▼ 私のシーバス(?)ロッドの偏愛歴 〜欧州がまかつ編〜
どうも、令和5年度も今日で終わりですが、有給どころか代休も未消化な多忙を極める中年のネコです。(疲
さて今回は、殆ど釣りにも行けておりませんため、書けるような事は無いなと思っておりましたが…
いや、あるやん。
私のシーバスロッドの数本は、欧州製ですやん。
と、そんな感じで今回は書いていきたいと思います。
魅惑の欧州ルアーロッド
〜SPRO編〜
皆さんは「SPRO」という釣具メーカーを聞いた事がありますでしょうか?
出典 SPRO.EU
バスをされる方なら北米SPROをご存知かと思いますが、ソルトアングラーにはほぼ知名度は無いと思います。
このメーカー、実は国内総合釣具メーカーの「がまかつ」が、欧州、北米を拠点に製造販売する現地法人なのです。
私が知るに至った理由はさておき、北米SPROのルアーは所々一般販売されていますが、欧州SPROルアーはおろか、タックルの全て
日本では未発売です。
何でそんなロッドを持ってんだよというハナシになりますが、そこそこではありますが、英語と独語のやり取りが可能なもので、海外発送をされておられる釣具店に連絡しまくって、やっとこさ個人輸入に取り付けたものです。
で、何故そこまで欧州ロッドに拘るのかと言いますと、
① 価格がそこそこ安い
② 日本国内で誰も使っていない
③ マルチピースがラインナップされている
(これが最重要
欧州ではカワカマスやパーチ、サーモンといった日本で言うトコのシーバスサイズの魚を対象にしたタックルが多く、最初はコレシーバスにも使えんじゃね?という疑問から1本を取り寄せてみたところ…。
全然使えますやん!
普段磯で使用しているMCワークスのロッドに比べて柔さは否めないですが、それでもリバーシーバスで使用するには十分なブランクス強度でした。
因みに、SPROロッドで釣った1番大きなサカナは…。
コイ 92cm…。
かなり無理なファイトをしたため、このロッドは破損し、ダメになりました。
そんなSPROロッドですが、今回はマルチピースのみ、かつ、シーバスに使用可能なスピニングモデルを3本ご紹介します。
Mobile stick spin Drop shot
このタイプは2.4mで5本継、キャストウエイトは7〜28g、収納サイズは54cmと、少し大きめの通勤カバンにギリギリ入るサイズです。
ドロップショットとは何ぞや?となりますが、ワームを用いたリグで、これはその専用のロッドです。
実際、穂先はバイトマーカーを意識してか白く塗装され、ソリッドでした。
私はこれをシーバス用というより、チニング用で購入、使用し
3本の中で1番サカナを釣っています。
使用感としては張りは無いものの、継部で硬さがあるため、70のシーバス、泣きの年無しチヌでも普通にやり取りはできますが、24gのメタルバイブをキャストし巻き取ると、コシが無いためかロッドがかなり曲がり、キャストウエイト以内でも操作性が悪く、苦労します。
ただ穂先がソリッドのためか、ボトムを少し掠った時の
コツ
というわずかな接地感はマヌケな私でも感じる事ができました。
また、仕舞寸法も50cm前後のため、クルマの座席下に隠しておいて、出かけた帰路等で「あ、ここ良さげ」と思った場所を見つけたら、直ぐ行けるなんて事もできます。
ただ…
#5部分のガイドが日本では見た事がないタイプで、振り抜きが速すぎるとここで引っかかる事が…。
まぁ、ア⚪︎のマルチピースロッドとガイドリングを比べたら大きい方なので、こんなモンかなと。
次いでMobile stick spin40
コレはmaxキャストが40g、9ftのいかにもシーバスに向きそうなロッドです。
実際、私もコレを主力とし、あとの2本は用途とシチュエーションに分けて使用しようと考えていました。
が
個体差があるかもしれないというのは前提にしても、クセが強すぎるww
どういう風に強いかを例えると…
例えば12gのミノーをキャストする際、普通なら
シュッ
と振り抜きますよね?
ところがこのロッドの場合
ヌゥシュピタ
なんです。
簡単に言えば、ベイトと同じ振り抜きをしないと、飛距離が全く出ないという。
小手先キャストでもある程度は飛距離、アキュラシーがあるスピニングの良さを全く活かしていないロッドなのです。
恐らく設計思想がハードルアーというよりダウンショットリグや、ソフトタイプのスイムベイトをキャストするようになっているのでしょう。
(結果、ほとんど使う事無く仕舞い込んでいます。)
最後はMobile stick spin80
maxキャスト80gのビッグベイト特化型でしょうか。
6ピース10ftと、コンパクトロッド大好きな私からすれば1番良いサイズ感な ん で す が…
太い!!
いや、ワイルドブレーカーと一緒の太さですやん。
確かに80gをキャストするとなると、これ位のバット部の太さは必要なのかもしれません。
しかし
グリップ部短過ぎて、ロッドエンドを持ってフルキャストしたくともできません。
また、先重りもかなりあり、SW4000〜5000クラスのリールでなければバランスが取れません。
ここいらはまだ我慢できます。
致命的なのは
#1ガイドが近過ぎて、PEだとエアーノット多発事案!!
1.5号ではそこまでなのですが、2号を上回ってからは頻回に発生するあたり、そもそもPEラインと竿の設計とが合っていない気がしてなりません。
そもそも、この〝Kガイド〟っぽいガイドも1個100円のバ⚪︎タモンと営業担当者も言ってたし…
恐らくですが、このロッドも80同様にモノフィララインでソフトタイプのスイムベイトをキャストする事を前提にした設計なのかと。
グリップエンドを延長&カウンターウェイトを仕込む等の改造はできるでしょうが、ガイド総替えとなると国内メーカーのロッドを購入した方が精神衛生的に良さそうです。
悪い印象ばかりが目立つように書いていますが、逆を言えば国内メーカー設計のロッドが高性能過ぎると言え訳で。
実際、これらのロッドはヨーロッパ圏では100€程で売られおり、日本ブランド以外のロッドではこれでもフラッグシップモデルクラスな訳で、担当者のハナシによるとこれでも高額な方だとか。
道具を活かすもコロすもアングラー次第。
折角苦労して個人輸入したのだから、これからも使っていきたいと思います。
- 2024年3月31日
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