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自分が感じたルアーカラーによる反応の違い

20年近く前になるのだが、仲間とルアーカラーによる反応の違いを試した事があった。

同じルアーのカラー違いを交互に同じ場所にキャスト。結果は良く釣れていたカラーで4匹釣れたタイミングで他のカラーはやっと1匹目、7匹釣れたタイミングでやっと2匹目。

ロッドは違ったがリールの巻き取り量はほぼ一緒。
タックルが同じでなければ意味がないとも言われたが、自分はそんな細かな部分は重視しなかった。

数年後だったか、丁度そのカラーを試していたルアーメーカーから新商品の発売に伴い魚の写真が欲しいとの事で自分達に話が回って来た。

メーカーの人間に以前に体験したルアーカラーによる反応の違いを話すと、メーカーの人間は一斉に常夜灯を見上げた。
常夜灯の色で反応が違うと各地から話が届くそうで、「白い灯りは東京から、オレンジの灯りは九州から同じ話を聞いた」と。


ただ、そうばかりでないのは皆さんご存知の通り。


様々な河川で釣りをする中で自分の感じた事が当てはまらない状況にも多く出くわしたのだけれど、何が違うのか幾つか思い当たる様になった。


そしていつしかビジターさんを招き入れる様になる。ただ、ビジターさんのボックス内のルアーカラーに自分との違いを感じた。

ビジターさんは割と自分の行く場所では苦労するのだけれど、ホームではしっかりと釣果を出している。
逆に自分がビジターとして出向くと、比べようがないかもしれないがホームの人の釣果と比べてイマイチ。


「郷に入っては郷に従え」でその河川で強いとされるルアーカラーを揃えるとそれなりに納得出来た。

例えば石灰が溶けて白濁している河川ではエメラルド鮎?(小沼鮎?)で好反応が。
アピールというよりは白濁した水の色に同調して見切られ辛いと捉えた。

この「捉え方」が難しく、正解かは分かり得ないにしても逆に捉えてしまうと頭の整理は追い付かない。
足繁く釣りに行って、多くの人と情報を交換しながら自分なりの整理をして行った。


違いはルアーカラーばかりではないので一概には言えないのだけれど、状況の違いによる反応差は非常に感じる。
例えば水の色、常夜灯の色、ベイトの量、シーバスの数、居着きか?回遊か?など。


特に感じたのはベイトの量とシーバスのストック量による違い。

シーバスのストック量は「競争の原理」に直結してルアーカラーに圧倒的な差をもたらすと思えた。

シーバスのストック量が多ければより目立たせた方が魚の反応を得やすい。逆に少ないのであればそれなりに合わせないと反応まで辿り着けない。

ベイトの量は特にジャーキングの釣りでは次点、程度。

頭の中で整理し易くする為に思い込みも必要か?


ルアーカラーによって反応するスピードが違う事にも気付いた。
例えば濁りの明暗部など…早巻きでは黒いカラーばかりが好反応だった。


ルアーカラーによるスレも感じたが、逆の要素もしっかりと考える様にはした。

例えばドリフトで良くある流し過ぎて自ら魚をその場から離してしまう事。
これはカラーにスレるというより、むしろ興味を持った結果だと思う。口を使ってくれる条件が少ないほど起こり易いと感じるので、ドリフトの釣りでは目的のラインをトレースさせた後は必ず回収する様にしている。

それでもルアーカラーの選択ミスでポイントを潰してしまう事も。
実は先日もまぁまぁ良さげなボイルに遭遇したのだけれど、手軽さばかり考えて強めのカラーをチョイスして2投でポイントを潰した。笑
ナチュラル系では必ずと言って良い程に反応が出る場所だったのだけれど、良さそうに見えてしまったのが間違い。

まぁ、あるある…です。汗


様々な経験がジャーキングに役立った。

例えば満潮から潮が動き出すタイミング。
にわかにザワつき出すベイトが、フィッシュイーターが動き出した事を教えてくれる。

新月周りの暗所で活躍してくれるパール系を一瞬だけ上がる活性に合わせて撃ち込む。




70後半と70半ば。

アクションはベイトライクに、そしてベイトとの差別化を図る為のパール色。

撃ち込むのは僅か数投。レンジとの兼ね合いもあって一概には言えないけど、中々に良い気付きだったと自画自賛。



「好きなカラーを投げれば良いんですよ」と言っていたプロの方が居ましたが、言い得て妙だな…と。

例えば自分、以前は黒金は嫌いだったのだけれど好反応を得てから一気に好きなカラーになった。
まぁ、アングラーとは勝手なもので、そう言った意味では「好きなカラーを投げれば良い」に当てはまる。


「好きなカラーが有効になる場所に行く」という逆の発想もある。

コレが今の楽しみでして…



これでも現場に持って行く数を減らしたのだけれど、同じ名前のルアーのカラー違いを様々な場所で投げている。

「どんなカラーでも釣れますよ」と目にすれば「良し、やってやろう」となる訳ですが、やはり場所や状況によって偏りが出る。

ジャーキングはマニュアルの釣り。
ダートさせる為に命を吹き込まれたプラグは、容赦なく操作するアングラーによって釣果すら変えられる。

ヒットカラーに偏りが出ているのは…やり切れていない証拠だ。

まだまだ先は永い…。




実は自分の考察の行き着く先は「カラーの差なんて関係ない場所に行くのが正解」なんです。

だってそうでしょ?競争の原理が働く程にシーバスのストック量が多い場所で釣りをした方が遥かに釣り易い訳ですし。

ただそういう場所は他のアングラーとの競争率が高まるので…自分はそういうのが面倒臭いので、好んで行こうとは思えません。


なので「ルアーカラーで釣果は変わるか?」と聞かれれば…

「変わると思いますよ」と即答します。


長々と失礼致しやした。


追記。
そう言えば23時以降の反応は考察から除外しました。
23時以降は色々な意味で反応が良くなると思っているのですが、還暦以降にその時間帯に釣りが出来る自信が無いので。爆

永く楽しむ為にも。

では。

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