夏のバチ抜け

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こんにちは。


現在1月13日。
もうすぐ東京湾はバチ抜けのシーズンです。
(経験したことないんで知らないですけど)


釣り具店でもバチ抜け用のルアーが並び始めたので今回は夏休みに経験した世にも奇妙な夏のバチ抜けについてお話しします。


夏のバチ抜け


あれは8月の下旬ごろ…


私は夏休みで実家に帰って父とケンサキのメタルスッテゲームに行っていました。

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当日は小潮、ポイント的にもあまり流れが効いておらずなんだかなぁー、という感じでアタリを待っていると…






































なんと水面で1匹、2匹、とニョロニョロとバチが泳ぎ始めたではありませんか。
(ギャーーー!)






真面目な話、8月の下旬ということで100譲ってクルクルバチが流れてくるのならまだわかります(?)が長バチまで流れてくる始末。


しかもバチ抜けのセオリーは大潮回りでしょう?


それに加えてポイント周辺の地形は崖からなる岩礁地帯で川などはもちろん無く、しかも小潮回りでやバチが抜ける意味がわかりません。


またまたさらに長バチとクルクルバチ、どっちもニョロニョロニョロニョロ泳いでいるのに釣れないんですよこれが。


バチがいればそれを食う小魚が来てそこにイカが付くとも考えられるはずですがなんともしょっぱい釣果でその日は納竿となりました。


後日談


人生初のバチ抜けをメタルスッテで見たという経験は忘れられず(笑)後日遊漁船の船長をやっている親戚に聞いたところ


「バチ抜け?よくあるよ」


とのこと。


ここで2度目のおったまげ。


メタルスッテの際には電気も焚くためバチ抜けに遭遇することがよくあるそうな。


そんなことを知らないわたくしシーバスアングラーからすれば珍事なのかと思いウキウキで話したのが馬鹿みたいだったなと思いました。


今振り返ってよくよく考えてみると当日行ったポイントは底が砂地になっている場所でした。


その砂の中に潜んでいたゴカイやらイソメやらが抜けたと考えれば不自然ではないのかと。


ただ謎な部分もあり、ポイントの水深は50メートルほど。小潮なのを考えてもあの泳ぎ方で50メートルも真上に泳いで上がって来たのかと考えるとハテナですね。


小潮とはいえ50メートルもあれば多少流れている訳で、真下の砂地からきっちり浮いて来たとすればバチの遊泳力には目を見張るものがあるのかもしれません。


加えてバチが抜けているのに魚が居なかったというのも謎な点。


世の中は不思議なことでいっぱいですね。

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