【東洋式疑似餌釣研究所　Ⅱ】キャスティング　基本講座　その４

さて、またまた続くキャスティング講座。

ジャイロキャストを試して頂いた方、コメント下さった皆様、ありがとうございます。

今回もキャスティング上手な人はスルーして下さいね。

前記事、読んでない人は見てね。

その１http://www.fimosw.com/u/toyosikigijielab/efemqbdshoutsh

その２http://www.fimosw.com/u/toyosikigijielab/efemqbd28569gx

その３ http://www.fimosw.com/u/toyosikigijielab/efemqbdb8mnwig

全てはもっと遠くへ、もっと正確に投げる為に。

今までのキャスティングの基本講座、キャスティングに必要な要素を分解して説明してきました。

今回は一番の核心部です。

それは、リストの筋力！

キャスティングで一番大事なのは、ロッドのグリップの直ぐ上のバットセクションを曲げる事です。それは回転運動を使ったキャストでも遠心力を使ったペンデュラムキャストでも同じです、ルアーのウェイト荷重を増幅させるのが手首、リストの力です、リストが強くなれば、どんなロングロッドでも、どんな硬い竿でもバットを曲げる事が可能になります。

質量×速度の二乗という法則がある訳です。

速度を得る、素早くルアーを加速させる力は、このリストの力による部分が大きいのです。

ロッドは二次的な道具の部分ですから、運動エネルギーの源である自分のリスト、手首をまず、鍛えましょう。

手首を力強く返す事で、その力をロッドの長さや、反発力が増幅させてラインを伝わりルアーに初速を与えます。

その速度が速ければ速いほど距離は伸びるのですが、その分衝撃力も大きくなりますからラインで指を切ったり、ロッドを破損したりする可能性はありますので、筋力に合わせたロッド選びも必要となります。

それと、空気抵抗や風がありますので、理屈だけではなく、実際のフィールドで磨く感覚も大事な部分です。

飛距離、とかくこの部分ではロッドの性能を語られる事が多いのです、釣具業界のマーケティング戦略の部分にも、それはあるわけですから当然ですが。

それよりも、お手持ちのロッドが飛ぶ、飛ばないの前に、自分の筋力を疑う事が大切な部分であると僕は考えています。

全体を纏めるには、細切れの小さな動作を大きな流れに合わせて行く作業となるのですが、キャスティングには偶然はありませんので、日々のトレーニングが必要となります。

絵的には美しくないので恐縮ですが、僕の手です。

このコブは、突き指をしたり、捻挫をしているのではありません、キャスティング筋です。

リストが強くなると、この筋肉が発達します、年齢を重ねると新たに付けるのは難しいですが、10～20代の若い人は少しでも重いタックルを使ってトレーニングすると、後が楽になりますのでお勧め致します。

トレーニングは入浴中に水中でやると毎日できます、それでも実際釣りに行き考えながら投げ続けるのが一番良いと思います。

考えながら投げると、最初、飛距離は落ちるのですが、その一見無駄に見える行為が後で役立ちます。

普段と違う事を繰り返し練習することが出来ない事を出来る事に変える、糧となり、それが身についた時、大きな自信となると思います。

自信をもって投げる事が出来た時、立派なキャスターとなっていると思います。

皆様の釣りが楽しくなる事を願っています、一旦講座は終了致します。

それでは良い釣りを！

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