東洋式疑似餌釣研究所 Ⅱ http://www.fimosw.com/ 釣果情報・シーバス、メバル、イカ、チヌ、青物、ヒラメ、マゴチ...ソルトアングラー支援サイト、日本最大のWEB釣り大会『凄腕』、釣り動画fimoTVなど(会員登録無料) ja 旧友と越後でフライフィッシング その2 http://www.fimosw.com/u/toyosikigijielab/efemqbd2wfya44 2017-08-16T01:00:00+09:00 雨の夜明けに迎えに来たランクルに乗り込み、関越トンネルを抜ける、心配していた天気は快晴とはいかないが、雨は止んで回復方向、沢に到着した頃には蝉の鳴き声が聞こえ始めた。

「蛙が鳴きやんで、蝉が鳴けば天気は大丈夫だろう」と、レインジャケットは車に置いたまま藪を抜けて流れを目差した。

しかし、8月中旬だというのに最近は雨ばかりで気温もそれほど高くなく、何となく米不足となった1993年の冷夏を思い出す。
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前回良かった区間の魚の反応はイマイチだった。
反応が無いのである、水は増水後の笹にごり、天気はうす曇、これ以上無いコンディションなのに、出る場所で出ない。
12番のパラシュートは魚から何も攻撃を受けないので浮力を失う事も無く、だた目前の良い流れを流れている。

川を変えようか?と諦めかけた矢先、フライをイワナが銜えた。

イワナは水面から頭が沈み込み、30センチくらい潜ってしまい一瞬アワセが遅れたか?というタイミングだったが、相手がイワナなので大丈夫だった。
足元の喜びをかみ締めながらランディングしてカメラを向ける。
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「出たよ、いるね。」と言葉を交わし、ここから先行を譲り友人の釣りを見守る。
渓流のルアーフィッシングとは少し勝手が違い、釣り上がる速度は早くない。
ゆっくりじっくりと釣るこのスタイルが最近は丁度良い。
若い頃はこんな感覚はなかったのだが、歳を重ねた事で得られるものなのだろう。
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程なくして友人もキャッチする。

互いに石の上に座り、タバコの煙を深く吸い込み、空を見上げながら最高の時間を過している事を共有する。
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テトラの際を流してキャッチした2匹目。

その後は反応は薄いものの、一匹づつ追加して午前中の釣りを終えた。

麓に広がる田園風景の帰り際、僕が橋の下にイワナを見つけた。
「ほら?あの白泡の切れ目、石の上にひとつ、その向こうにもうひとつ」と言うと眼鏡を忘れてきたのに何故魚見えるんだ?と不思議がられる。

彼が狙いたいというので橋の上から見学。
もうちょっと右とか、ドラグがかかると駄目だとか、野次を飛ばしながらの数キャスト目でヒット。
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真上からフライに魚が反応する姿を見ることは凄く勉強になった。


お互いにイワナを堪能して満足した所で、本流へ移動してヤマメ狙い。
釣りを満足する度合いは人それぞれ違う、人によってはもっと釣りたいと思うだろうし、人によってはもう帰ろうという。
この友人とはそのペースが似ているので全くストレス無く、釣りを楽しむ事が出来る。
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本流では友人が直ぐにヤマメをキャッチした。

その後は、雨が降り出し日暮れを迎えるまで、無数の新子ヤマメがフライに反応して。
二桁釣った所で、夕飯と温泉に浸かり。
お盆の帰省ラッシュを避けて深夜に帰路へ。

釣りは楽しい、魚が釣れたらもっと楽しく、気の合う仲間が居れば更にその楽しみを上乗せすることが出来る。
心からそう思った一日だった。]]>
関根崇暁
旧友と越後でフライフィッシング  http://www.fimosw.com/u/toyosikigijielab/efemqbdrbczyit 2017-08-15T17:47:00+09:00 行きましょう!
そんな電話でのやりとりから、釣りの計画が始まった。
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30年来の釣友である彼とのサシでの釣りは一年ぶり、お互い家庭や仕事の都合で同行する事は少なくなったが、僕が埼玉へ来た事でまた釣りに行く機会に恵まれた。

駄目だ釣れない。。帰ろう。。それが昔は口癖だった気がする。

まだ二十歳そこそこだった僕等は、よく越後の川に行っていた、経験も無い、先生もいない、ウェーダーや基本的な装備さえ無く、ただ管理釣り場で覚えた虹鱒釣りや、オイカワやウグイで覚えたドライフライで岩魚や山女を何とか釣りたいとこの地へ良く足を運んだものだった。

不毛な時代、何回かに一度、小さなヤマメが釣れたりしたことはあったけれどまともな釣果と呼ぶには、ほど遠いものだった。
それでもこの景色を見ながらの釣りは僕等には特別だった。

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今回のガイド役は僕である。

彼は僕より数年早く結婚をして家庭を持ち釣行数を減らし始めた頃、僕は単独釣行で本流のルアーやフライフィッシングにのめり込みそれありに釣り方やフィールドを覚えて今に至る事になる。

青い永遠に続くかと思えたあの時代、二人の釣りを愛した男が肩を並べて竿を交えて釣りをする時間、それはもう限られた特別な時間に変わってしまったのである。

彼はフライに拘っている、年に一度の大切な釣りはルアーで簡単に釣るのではく、フライで大きな喜びを得たいと言う。
昨年は、千曲川を選んだが、渇水で苦戦の末に僕が一つ岩魚を釣り上げて終わってしまった。

今回は何とか魚を釣ってもらいたいとの願いでフライのやりやすい支流を何本か選んだ。

スタート直後はチビ達の素早い猛攻を受けて拍子抜けしたが、さすが越後の魚影の濃さには驚かされる。
数年前の水害で壊滅的な被害を受けた事は聞いていたので、徐々に復活の兆しが出てきたのだろう。

釣り上がり用の12番のパラシュートをテレストリアル風な黒い10番に変えで少し深めの開きに流し込むと最初の一匹が顔を出した。
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これを皮切りになんて期待もしたけれど。
その後は、出るけど乗らない、上手く流せない、あれ?いい流れなんだけどなあ??と何時ものペース。
駄目だ、川を変えよう。

そう、これが僕等の釣りなんだ。
釣れなくても釣れてもそれは楽しい特別な時間。

コンビ二で弁当を買いそいつを食べ終え、タバコに火を付けて煙を揺らす。

次の川へ行くとドライの反応が全く無い。
僕はニンフに切り替えショットを打ち深みを探る。
コツっとしたアタリで、白泡のしたでフライを捉えたのは越後のヤマメらしい、綺麗な魚だった。
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彼に釣らせたい一心で、ニンフの釣りを薦めたが彼に釣れたのは小さなウグイでそれを見ながら大笑。
次が出ないまま、夕刻を迎えてしまった。

やはり僕等の釣りは、上手いことにはならないのである。

最後に選んだ場所は少し小さな流れ、実績は無いけれど、20年前に良いと聞いた場所へ車を走らせた。

開始直後、岩魚を釣ったのは彼である。

笑顔と握手と笑い。

何年ぶり?
んー下の子供が生まれた頃が最後だから10年ぶりかもしれない?

良かった、やったね!
いやー良かった。
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じゃあ次は釣ってくださいと譲り受けて僕も久々に越後の岩魚を釣り。
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後はお互いに1匹づつ交代で魚を掛けては笑い、掛けては笑いしながら夕刻を迎えた。
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あの時、20歳そこそこだった僕等。

あの時代からすれば、魚は釣れるようになったが魚は昔に比べると少ない気もする。

あと何回一緒に釣りができるか?もうそんな話題の出る歳になってきた。

秋にもう一度、行けたら。

んーどうかなぁ、行けるかな?

そんな会話をしながら帰路へついた。]]>
関根崇暁