【ＳＥＡ　ＳＣＡＰＥ】ドラマチックなトップゲーム

先日、アイマチャンネルの撮影で新潟へ。

まだ河川下流域で稚鮎がいるということで

話を聞いたエリア。

しかし・・・

そこは撮影あるあるで、

「ちょっと前までは良かったんですけどね～」のパターン

雨後は良かったようで結構釣れたとの情報もあったが。

当日は減水で水位が低く水もクリア、さらに流れが緩いときた

初日入ったところは流れが緩くヒットに至るような反応がとれず

あちこちと移動したものの翌日に持ち越しへ。

夜、なんとかうな重にありつくと・・・

祈るような思いで床についた

翌朝、初日と同じポイントに入ってみると

流速が増している。

稚鮎の波紋もパラパラと見え

水は断トツでクリアだが

しばらくしていると瀬まわりでボイルが出た。

いるにはいるけど獲れるか・・・

不安げにプガチョフコブラをキャスト。

水深はたぶん3,40cmくらいから

7,80cmくらいにかけての落ち込みを狙っていく。

スローテンポのドッグウォークで流していくと

突如水面が炸裂

このクリアさ加減、水深の浅さでよく出てくれた1本。

途中、ミノーやシンペンを入れていくが反応はなく

再びプガチョフコブラに戻して

瀬まわりを探っていく。

初日と2日目でまだなんとなくしか水深や

精細な地形、瀬の位置、ストラクチャーの位置を把握できてなかった。

ここはこういう所なんだと言われても実際に目で見て

ルアーを通してみて自分の中での地形や水深、ストラクチャーの位置の

精度を上げていかないと難しい部分が大いにある。

まだまだ精度が上がらないうちだったが

2発目の水面炸裂

その後、流れも緩み時合終了といった感じで最終日を迎えることに。

3回目の同じポイントに入る。

3日目、3回目に見えるポイントは前日よりも

減水しているように見えたが流速は増していた。

深夜にゲリラ豪雨が降ったらしい。

その濁りの影響は出ておらず至ってクリアのままだが

流速だけが増していた。

やはり何度も同じ地形を見ていると

より正確に水深の最も浅いラインやストラクチャー位置が分かってくる。

たまに出るボイルに地形のイメージを重ね合わせると

おのずと魚のコンディションとフィーディングのイメージが鮮明になってくる。

魚の居るところに届けるためのアプローチと誘う流し方。

フィーバーしていればそこまで大げさなことは考えなくてもいいのかもしれない。

ただ、この状況では考えた方が面白そうだ。

朝イチの一発目。

バイトが集中するところがあったり

瀬を水が超えたところ、超える前の浅いところでも反応が出る。

それがなぜかピンポイント。

さらに飛距離を出して浅いところで

サイレントソルトスキマーでボフッと炸裂。

そして降り出した雨。

雨粒が大きくざっと降りそうな雰囲気。

翌日からの天気は雨でかなりの量が降るらしく

完全にその隙間にハマってしまったようで。。。

今、降っても遅いし～と思いながら

それまでちょっと休ませていた立ち位置に戻る。

気になっていた瀬と流木らしきストラクチャーの間を抜ける流れの尻。

その周辺を丁寧にプガチョフコブラのドッグウォークで流していく。

強まる雨足。

ここでふと、違和感に気付く。

足元の流れを見ていると若干濁りが入っていることに気付く。

そして若干増した流速。

昨夜の雨の影響が今になって出てきたか？

これは何かあるかも。

傘を差しながらカメラを回すような状態だったが

帰りの時間のこともあり

「じゃあこれがラスト１投で」、

としっかりフルキャストしたプガチョフコブラ。

綺麗にその間を抜ける流れの下へと入っていった瞬間

ドバァァ

と水面がウネった。

大きく弛んだラインスラッグを張るように合わせると

良い感じのエラ洗いで水面が割れる。

「これは獲りたい・・・」

足元の少し先には流木があり、それを交わすように

強引に寄せてくる。

「ヨシッ」

無事ランディング成功

81cm　最後、気になっていたところの

立ち位置に戻って良かったと思えた嬉しい1本。

凄く素敵なフィールドをありがとう。

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