【ＳＥＡ　ＳＣＡＰＥ】流れで変わる潮質と状況変化

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大野ゆうき

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▼ 流れで変わる潮質と状況変化

ジャンル:釣行記
(continue　（釣行記）)

今年の東京は大きな流れを生み出すほどの台風や大雨がない。

そのため堆積物が流されず絶えず溜まり続けている状況。

数年前の台風後は川底の堆積物が一気に流され素の川底が現れたが

それも滅多にあることではなく、その時と今とを比べたら

水深に40cm前後の開きがある。

そもそも浅いところはより浅くなっている今年。

夕方そんな河川へと向かった。

まだ陽が残る時間帯。

ポイントに着くと岸際にはベイトの気配。

7,8cmのイナッコが少し群れていてその隙間に数cmの小さなベイト

そして飛び跳ねるエビ。

しばらくまわりの様子を見ていると

岸際でセイゴクラスがボイル。

どうやら数cmのベイトやエビを食っている。

少なからずイナッコもいるのでそれについている魚はいないかと

ガルバ87Sの水面直下ドッグウォークで辺りをチェック。

あっちを投げて少し休ませて違う側をチェックしたりと

交互にやっていると

着水直後のドッグウォークでバシュと水面が炸裂



そこから暗くなり流れが出始めると

イナッコが動き、小さなベイトも動く。

そのタイミングで時々ボイルが発生。

大半はセイゴクラスだったが稀にレギュラーサイズが水面を割る。

そんな中へソラリア85Fをキャストしてスローただ巻きで流していくと

ドンッとバイトが出た。

さらにもう少しレンジを上げてみようと

ガルバ73Sで水面付近をただ巻きでチェック。

すぐに40cmに満たないサイズが食ってくる。

が、流れが走りだすと様子が変わってくる。

再びソラリア85Fで探っていくが一度良いバイトが出たものの

すっぽ抜けてしまうとそこから全くボイルもバイトも出なくなる。

底の泥を巻き上げた流れが出始める。

これを境にイナッコの気配が消え数cmのベイトの波紋だけが水面に残り

次第にそれも消えると魚っ気が全くなくなり下げ半ばを迎える遥か前に時合終了・・・。

とても分かりやすい展開。

まだ潮位もあったのでこれで終わらず

川を変えて隅田川へ。

ベイソールミノー73Sでボトムにタッチするくらいの浅いポイントで

ボトムを軽く触りながらスローで巻いてくる。

流れの効いた浅いところは好ポイント。

底の捨て石や瓦礫に当てながら引いてくると

ゴンッとバイト。

着くべき所に着いていてくれた魚でした。

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