プロフィール

上宮則幸

鹿児島県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/5 >>

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

検索

:

アーカイブ

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:30
  • 昨日のアクセス:104
  • 総アクセス数:3768258

QRコード

They made some noise

大潮。

期待を裏切ることなくこのシャローにも大量のコノシロが川筋の沖から押しやられるように接岸していた。
磯場の沖からだろうか?中潮初日から鱸も河口付近に帰って来ているが・・・

そこらじゅうにコノシロがタムロっている。
上流側から徐々に釣り下るが、その散漫なスクールと緩慢な流れで狙いどころが上手くつかめない。

決め手を見出せないまま下って行くと水面に矢が一瞬走るのが見えた。
真っ暗闇なので遠くは見えない。
自分の立ち位置から10メートルもない場所でコノシロが数匹、目の前をシュッと横切ったのだ。

その数秒後、その付近でボフッと水柱が上がる!
反射的にそこにシンペンをシュート。

着水と同時にロッドを引っ手繰られるような衝撃が走って抜ける。

もう一度キャスト。
もう一度
もう一度・・・

いれば食う。
ただし単発だ。

シャローでロッドを構えたまま耳を澄ます。

ボフッ
どこだ?
どこか遠くだ。

またボフッ
全然違う方角だ。

そこらじゅうに鱸がいて捕食を繰り返すが、ベイトの動きからも鱸の捕食音からも、何の規則性も感じられない。

捕食エリアの特定を諦めて、明確な流速の変化が出る場所に絞って定点からのキャストに作戦を切り替える。
その筋には明らかにコノシロが吸われていて普通ならこの場所で食うと確信が持てるような雰囲気を醸し出しているが、バイトが無いどころか、ボイルもおきない。

とにかくコノシロは辺り一面どこにでもいて捕食音は一定の場所に留まらずあちこちでおこる。

途方に暮れながらもひたすら信じたメソッドを通そうとするが、捕食音の度に心が乱れる。





ヒントが一つ見つかった。
自分の右手から水面下50センチほどを細くて長いものが泳いできた。
デカイ鱸だ。
絶妙のタイミングで回収されてきたルアーをそいつの目の前1メートルほどのところで漂わせてチョンとしゃくった。
すると周辺のコノシロが微妙に反応して水中が一瞬明るくなった。
そう、夜光虫が大量に発生している。
鱸はその場に一瞬止まって、そして踵をかえすように去ってしまった・・・


夜光虫が発生しているのは当然わかっていました。
アプローチもルアーのセレクトもそれを考慮していたのは言うまでもありません。
それでも十分ではなかった。

河口エリアのランカー狙いにシフトしてから中流域のシーバスとバイトの出方が違うのははっきりと感じていて、その理由も掴んではいるつもりでしたが、あまかった。



更なる対策を施して今夜こそリベンジです。


こんな日でもマゴチちゃんが釣れちった・・・

コメントを見る

上宮則幸さんのあわせて読みたい関連釣りログ