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上宮則幸
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右足の小指を負傷しました。
ここに何が起こったのかを記録しておきます。
いえいえ、エイにさされてはいません。
明日は文化の日とかで妻子も休みだと言う。
しかし、年中休みな不良おじさんのわたしは何故か2~3時間だけバイト先に呼ばれている。
好きな時間に行ってちゃちゃっと仕事を済ませてしまえば後は自由なので、なるべく朝のうちに出勤して、後は家族と文化的に過ごしたいと思っていた。
そう、わたしは稼ぎは悪いが家庭的な良いお父さんなのだ。
構ってくれる友達がいないので、家族は大切にしている。
しかし、ちょうどこのタイミングに妻の叔母が東京から帰省していて、実家に居るんだと言う。
「会いに行って泊まって、翌日は帰る」と、妻子は実家に帰ってしまった。
普段なら妻子の留守には早い時間から魚釣りに行くところだが、連日の釣行で疲れが溜まりに溜まっていたからわたしも今夜は自宅でのんびりと過ごすことに決めた。
そうだ、アマプラで映画を観よう!
そう思って居間で20:00前にテレビをつけた。
我が心の癒しであるゾンビ映画を漁っていたが、結果【13日の金曜日】に決めた。
古典的名作だ。
観はじめると、やはり血飛沫と絶叫が心地好くて、睡魔が襲いはじめた。
そこで二階に上がり、寝室の布団で横になりタブレットで試聴を再開した。
いい感じである。
いよいよ眠い。
しかし、タブレットスタンドを階下に忘れていたのに気付いた。
500g近い重量のタブレットを手持ちで寝ぼけていると、時々顔面に落として唇を出血させてしまう。
布団に血痕を着けてしまう可能性が出てきた。
スプラッター映画を鑑賞していて自分がスプラッターでは格好が悪いと言うもんだ。
面倒だが、急な階段を下りタブレットスタンドを取りに行こう、そう決意し布団を出た。
タブレットの音声はBluetoothイヤホンで聞いていた。
スプラッター映画の真骨頂はやはり美女達の金切り声の悲鳴や絶叫にあるとわたしは思っている。
オーノー、ジーザス、ヘーーールプ…
タブレットの安く細い音声ではそれを堪能出来ないのでやはりイヤホンは必須である。
ちょうど金髪美女のいい感じの絶叫が響くタイミングだったので、一時停止せずにイヤホンで音声を楽しみながら階段を下ろうとしていた。
我が家の階段は急傾斜な上に、中程で180度折れ曲がっている大変に危険な構造である。
その曲がり付近に差し掛かった時に、イヤホンの音声が途切れはじめた。
タブレットから離れたために、イヤホンのBluetoothの電波の受信がうまくいかなくなったのだ。
これではせっかくの悲鳴が台無しだ。
わたしはタブレットスタンドを手に取るために、慌てて階段を下りはじめた。
その時である!
踏み出した左足が滑った。
踏み出しの勢いが良すぎたのだろうか?それとも歩幅が階段の踏み板の幅に対して広すぎたのか?
おそらくその両方だったのだろう。
滑った左足は予定より一段下に着地して踏ん張ったが、わたしの膝はその想定外の衝撃を許容しなかった。
ガックリと膝が折れた。
しかしわたしの鋭敏な反射神経は無意識下に両手を広げさせて、壁で身体を支え、前方への転落を阻止!
大股を広げた間抜けな姿勢ではあるものの静止させた。
危なかった!
転落をしていれば運が悪ければ骨折だ。
いや命だって危なかったかもしれない。
家族が留守の間に首の骨を折り、ひっそりと亡くなるのも悪くはないが、それはわたしのキャラクターに反している。
死ぬならやはり海がいいと常々そう思っている。
海は全ての生命の故郷であり、釣り人が環る場所にふさわしい。
しかし、思うのは自由だが選べないのが人の最後だ。
精神の冷静さを回復しながら体勢も元に戻す。
なんだか右足の小指が燃えるように熱い。
見るのが恐い!
小指の感覚がないし、動かせないと言うことは何らかの負傷を確信した。
しかしまだ見ない。
恐い!
足を引きずり階下に降りた。
タブレットスタンドはテーブルの上にあった。
それを確認したら傍らの椅子に腰掛けた。
痺れる右足を上げたまま腰掛けてズレたイヤホンを戻す。
「disconnect 」
残念ながらBluetoothの接続は断たれ甘美な悲鳴も消えた。
そこでいよいよ右足に視線を移した。
そこには無様に折れ曲がった我が右足の小指と血溜まりがあった。
あまりの光景に、わたしは心の中でコダマするほど絶叫した。
およそ全体重を細い小指に荷重して、階段の角に引っ掛け、小指と薬指の又から裂いたのだ。
これが他人の足だとしても、見れば鳥肌が立つだろう。
全く無意識に小指を元の位置に戻そうと両手で足先を力強く押さえた。
プラプラしているものの、なんとなく小指が然るべき位置に戻った。
次に傷の位置と深さを確認する。
恐る恐る、努めて丁寧に小指の付け根を広げてみる。
小指は「取れそう」と言う表現はいささか誇張が過ぎるが、1/3ほどは裂けてしまっていて傷はかなり深い。
その間も血液が床に滴り落ち続けている。
こちらは何ら誇張なく血溜まりだ。
ふと、小指が動くか気になった。
幸い上下にも、開く方向にも動くのが確認できる。
あんなに折れ曲がっていたのに健気なもので、わたしの右足の小指は健全をアピールしているかのようだ。
きっと小指に意志があれば、もぎ取られて捨てられるのが恐いんだろう。
しかしわたしは我が愛する小指にそんなに邪険には接しはしない。
よし、とりあえず止血だ。
テーブルの上にはティッシュペーパーの箱があった。
不衛生かも知れないが、それをバババババと何枚も引き出して小指を覆った。
そして力いっぱい押さえてみる。
押さえながら病院に行くかどうかを考える。
動くよなぁ、動くからいいのか?
小指と薬指の股だし、医者だって縫えないよなぁ?
いや、でも折れちゃちゃってたよなぁ。
レントゲンで確認しないとダメじゃね?
夜間受付してるアソコの病院って、応急処置しかしないよなぁ。
そして、改めて専門医を受診しろとか言うに決まってる。
じゃあ、今慌てて病院行くの無駄じゃね?
ことはそれ程急を要しないと判断した。
とりあえず止血さえ出来れば、深夜に病院に行く必要はないだろう。
あれこれ考えている間に手で押さえているティッシュペーパーから湿り気を感じはじめた。
あれだけ手に取ったティッシュがもう血みどろだ。
ティッシュをめくって傷口をもう一度見る。
あれ?、さっきまでの泉の湧き口のような出血はもうない。
新しいティッシュをまた大量に手に取り足先を覆い押さえる。
止血出来そうだ。
尻の下に何か違和感を感じる。
さっきテレビを見ていた時に履いていたソックスがお行儀悪く脱ぎ捨てられてそこにある。
ティッシュで足を覆ったままそれを履いてみよう。
うん、いい感じである。
しばらくこのままでいよう。
さてと、この血溜まりを掃除にかかる。
床掃除用の使い捨てワイパーシートを収納から取り出して床を拭く。
もう何年も自分では床拭き掃除なんかしていない。
いつも「おれは掃除なんかしないし出来ない」などと言って妻にやらせて威張っているのだ。
すぐにワイパーシートは真っ赤になる。
一袋使いきる勢いでシートで拭く拭く。
拭いても拭いてもベタベタだ。
これを適当にやると後で妻が拭いた後のワイパーシートより赤い顔して怒るのが目に見えているので丁寧にやる。
日頃の罰が当たった気分だ。
綺麗にはなったが、居間は部屋中血生臭い。
床板の隙間に染み込んだんだろう。
洗剤を大量に吹き掛けてなんとかその除去を試みる。
だいぶマシになった。
掃除を終えてまた腰掛けに戻り、ソックスを脱ぐ。
驚いたことに止血できた。
ひょっとしたら。切り傷ではなく裂けた傷なので収まりがいいのかもしれない。
ならばだ、寝てしまおう。
もう一度ティッシュで足を覆いソックスを履き、惨劇の階段を忌々しく睨み付けながら上がり、まだ暖かい布団に入った。
タブレットをスタンドに立て、横向きに寝て【13日の金曜日】の続きのシーンまでバックして鑑賞を再開する。
まだ鼻腔に残る自らの血液の臭いが臨場感を増長させてなかなかいい。
しかしアレだ、結構傷は深かったよな?
ここであの古典的名作【ランボー】のワンシーンを思い出した。
追っ手から逃れるために高所から飛び降りたランボー。
飛び降りた下にはヒバの大木が茂り、その枝をクッション代わりにして転落のショックを緩衝して着地。
しかし、肩には深い裂傷。
ランボーはサバイバルナイフを取り出し、注射をして自分で傷口を縫う…
サバイバルの極みを感じさせる迫真の演技だ。
あの注射は痛み止めではなく、きっと炎症を抑えるものだろう。
そうだ、炎症は恐い。
さっきはだいぶずぼらな処置を自らに施した。
明日開いてる外科があったら行ったほうがいいよな?
いや、やっぱり今夜のうちに適切な処置が必要かも?
自分で運転出来るんだっけ?
妻に今連絡しといたほうがいいかな…
瞑想するうちにわたしの脳裏にトラウトマン大佐が現れた。
そして言った「嫁に連絡するんだランボー!」
「イエッサー!」
わたしは妻に、さっき我が身に起こった不幸を手短にラインした。
「小指がモゲそうになって血みどろだ」
この時、21:10。
- 2022年11月3日
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