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同じルアーを使い続ける良さ

  • ジャンル:釣行記
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僕の釣りは精神的な要素が強く、釣りに行く前にイライラした時はまともに釣りにならない。
狙いはブレブレの事もあるし、ブレてないけど噛み合わない日もある。
なんのルアーを投げるのか、今の川はどうなのか。
迷いと焦りを被っている時は、マグレでも釣れた試しが無い。
今はこの状況、このルアーどうだ?
って自然に向かって自然と問いをぶつけてる時、水の流れが見え、風が香り、心の中の問いが一瞬沈黙になった時、ドスっと幸せな時間を引き寄せる事ができる。
年に数回、こんな釣れる瞬間の為にずっと釣りを続けているのか?
あの感覚はいったい何なんだろう?
釣りはやればやるほど難しいが、釣りから離れると、不思議なあの瞬間を思い出す事がよくあって、例えようがない感覚にいつも疑問が沸くが答えは見えない。
でも、釣りをしなければわからない感覚を知ってて、科学でも証明できそうにないあの時間を知ってる自分が好きだったりする。笑
僕は、この時間を見つけるため最初の数十投を投じる先発ルアーは決まって同じである。

■先発ルアー食わすルアー■

僕のタックルボックスはほぼ変わらないが、新しいルアーを投入するのに選ぶ要素は

レンジ・アクション・シルエット・サイズ・重さ(グラム)
一度現場で確認しなければ、釣りのぶっつけ本番で使うことはあまりない。
そして、箱に表記されてる"レンジ"。
これが結構、自分の思ってる20センチと違う事がある。笑
20.9センチが20センチなのか?
19.1センチも20センチなのか?
開発者のスイムチェック中の会話がなんとなく浮かぶのは僕だけだろうか?笑
新しいルアーを使ってて面白いのは、何をやっているのか、どんなアクションなのか感覚とアクションが噛み合ってない、いわゆる訳のわからない時のヒット。笑
実は結構発見がある。
今魚がいる。今来てる。どう食わす?
って釣りの最終局面まで魚を追い詰めたら、自分のルアーで食わせれば良いし、食わなければ違った感覚のルアーを投入する。
その時、何か見つけられればそれは自分の物にすれば良いのだ。
狙って釣りをするスタイルだが、いつも予想を外す自分は使いこなせるルアーがほんとうに少ない。
その代わり、手操るルアーがハマった時、同じルアーを隣で操られても負ける気がしない。
キャスト音、糸が抜ける早さ、テイクバックからルアーが放たれる瞬間、ラインスラグの裁き加減など、いつもと同じように動かしてるハズだが、その日の加減で微妙に変化している。
この感覚を合わせてから、僕の釣りはスタートだ。
自然との対話は、一挙手一投足から自分の"今を"細かく読む。
風速、流速がわかるのは当たり前だが、焦ってる心は実はこの辺に現れたりする。笑
現場を模索する為なのか?
自分を見つける為なのか?俺の釣りとはなんなんだ?笑
これが、一周回ってシンプルな考えに落ち着く頃、やっと釣りスタートだ。
そんな条件を問う貴重な大仕事を、新しく投入する新人ルアーに僕は任せる事が出来ない。
そんなルアー、あなたは何個持っていますか?
釣りが上手い人と言うのは、この時間を最も短く捌け、釣りモードに切り替えられる人なのかもしれない。

■状況を探る過程で釣れる魚■

水深、水温、流れ、風向き、ベイト、感覚

信頼する相棒から掴もうとする数十投は、この辺を掴もうと神経を使う。
魚を釣る為じゃなく、状況を感じる為。
そこを捉えられなければ僕は釣りにならない。
しかし、下げ潮いっぱい打って掴めない夜なんてザラである。
そもそも場所を外したのか?
潮回りが違うのか?
場所がトンチンカンだったのか?
ベイトがいて、流れがあって、普通なら釣れても良い状況でも反応しないときは必ずある。
「なんか、こーしたら釣れる気がする」
これを掴む為には目で見えた情報だけでは僕は判断できない。
そして、予想だにしない魚がヒットして来る時ももちろんある。
自分の中の感覚とかけ離れたヒットが訪れた時ほど今まで見えなかった条件が急に見えてきて、これは突然現れる究極の成長の過程だと思う。
なぜ、釣れたのか?
なぜ、釣れなかったのか?
釣り師は必ず考える。
この時はこう。っと言う思考はわりと同じような考えに偏りがち。
僕はその手の人間で、同じような思考に落ち着くことが多い。
だから、上手い釣り師、自分と違った視点の釣り師に心を奪われるからブログの世界が好きである。
人が答えと説いた逆説で、答えを導く人間は必ずいる。
自然相手だから
これを、同じルアーを使い、同じ川で、違った条件が見えてる時、心に留まる魚が飛び上がってきた時、本当の釣りだと思う。

釣りの先生は魚。
同じ条件で違うルアーで釣れれば見えてくる世界が必ず変わってくる
そこに行くために、まずは自分なりの釣りの色を磨く事がルアーフィッシングの面白さだと僕は思う。

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