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▼ ゼナックプレジールアンサーPA93
- ジャンル:釣行記
■プレジールアンサーPA93■
丸2年使い込んだ相棒を紹介しようと思います。
"ゼナック・プレジールアンサー93"
初めて目の当たりにした時の写真を今でも忘れない。
見た目が画期的すぎで正直手を出すのには多少時間がかかったけど、こういう運命をドンピシャで引き当てる運を持つ星に生まれてよかったと思う。
初めての現場での出会いは、エキスパートが握るゼナック・プレジールアンサーPA89だった。
この竿を片手に、メータークラスの鱸や、90センチそこそこの鱸を当たり前のように釣る"師"の姿。
そして、ガイドから放たれる糸の放物線に目を奪われた。
当時僕はダイコー愛好会で、その時もタイドマーク89を愛竿とし、腰からガッツリ曲げてもビクともしないロッドの強さ、曲げても曲げても折れる気がしない安心感が堪らなく好きで80センチクラスの元気な奴でも対等に戦える、鱸を釣る上ではオーバースペックと言っても良いくらいの剛竿だった。
"竿は曲がらないと仕事しない"
と自負していた僕は、89よりしなやかに曲がり、長さも理想的な
「タイドマーク93」
の購入を目指していたものの、フィッシング事業からの撤退により、買えなくなってしまった。
人が握った竿を使うのは身が引けたので、何か無いものか?っと探し始めたのがキッカケである。
基本的に竿は多くて2本、いや3本?
4本目あっても良いな。
っと物欲は絶えないが、基本的に1本でなんでも出来ちゃう竿を好む僕は、モデルチェンジとか、新しくなった!っとかに興味が沸かない。
釣り業界に言わせれば売上の無いアングラーであろう。笑
■ルーフガイド・RGガイドの凄さ■
ウンチク並べても始まらないので、優れた特徴として
・爆風、横風、向かい風、トラブル知らず
・ツン、コン、ヌル、カチン、の感度がわかる
・ロングリーダーが組める
・突き抜ける飛距離とルーフガイドから放たれる糸の音の虜になる
どんなロッドメーカーでも、トラブルが少ない。っとは書いてあるが、ダイコータイドマークでもティップへの糸絡みは実際に起こった。
キャストミスは今もあるし、ライントラブルはロッド云々ではなく、アングラー自信の技量の問題だと思っていた。
が
これが本当にトラブらない。
一番実感したのは、とある初釣りで爆風、向かい風のサーフに相棒と振った時の事。
僕は、プレジールアンサー93
相棒は、プレジールアンサー89
を握り、情報がアッと言う間に広がったサーフの青物ゲームの下にいるであろう鱸を狙いに行った。
取材も来るような賑わいに、爆風だから人も来ないだろうと僕たちと同じ考えを持つアングラーが集結していた。
300メートルほどのストレッチに、17~8人は振っていただろうか?
約4割くらいのアングラーは、数十投に1投の割合で糸絡みを治していたが、僕ら二人はその日の状況を読む事に集中できた。
陽が登り、アングラーが1人、また1人っと帰って行く中気づいた。
「そういえば、トラブらないですね?プレジールアンサー。」
その数投後、僕はヒットに持ち込んだ。
残念ながら魚の顔は拝めなかった。笑
しかしヒットに持ち込め、冷静に現場の状況を判断できたあの集中力は、ミノーを投げても、ペンシルを投げても、ジグを投げても、同じようなキャストフィールで、トラブルレスを誇り、爆風の中釣りを展開出来たからこそだと思う。
■ガイドが拾う感度■
"ツン"
「あっ、なんか触ったっぽい」
"ツン"
「あれ?またか?」
"ヌン"
「まさか!!」
この3回が全ての確信だった。
その日、アウトサイドベンドの支流のかけあがりを狙っていた。
雨後で、ゴミが多く鱸からのバイトを拾えずにいたが、この3回。
1回目は葉っぱ
2回目は枝
3回目は軍手だった。
そう、ゴミが引っ掛かってくるのが明確に手にくるのだ。
ダイコータイドマークと比べると、タイドマークも金属的なバイトが手に来る竿だったが、その後触った竿なので明らかにバイトの細かさが手にきた。
そして、相棒も
"ドゥルンって感覚が手に来ると思ったら、透明な虫が引っ掛かってくるだよね~"
この話しが噛み合った時、僕が感じたあの感度は本物だと確信した。
■バットガイトも糸の振動を拾う■
この写真からわかる大きな特徴は、
"リールのラインローラーがどの位置にあっても、バットガイドとメインラインが触れている"事。
魚からのバイトは、ルアーからスナップにきて、リーダー、PEラインを通り
"ガイドを通して"竿に来て。
リールに来るか、手に来るか。
なのである。
♯1のガイドの多さ、そして超小口径のルーフガイドは、バットガイドですら感度を拾う役割を果たしている。
メインラインとラインローラーが触れて、これだけガイドがあるんだから、小さなゴミがフックに当たる微妙な変化もちゃんと手に来るのも納得。
そして、このルーフガイドはスプールから放たれたラインのループを1個目のバットガイトでストレートにする。
だから、Kガイドが出す糸の擦れる音は少ないし、PEラインの痛みが少なくなり、ずっと計画していたロングリーダー化の世界への第一歩となった。
■スピニングタックルロングリーダー化■
これは、もう既にロングリーダー化に成功してて(垂らし60センチでスプールに巻き込むくらい)、ロングリーダーを組んで無い時と同じような垂らしで、同じようなキャストで、トラブルが起こらないのは実証済みである。
しかし、そのシステムは本当に必要なのか?
って所がある。
何故、このシステムにするのか?
その理由を"ちゃんと釣ってから"解説したいと思います。
ゼナックの底力、是非お試しあれ
- 2020年6月5日
- コメント(3)
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