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アオリスタBB4000 ラインローラーベアリング

アオリスタBB4000という大型リアドラグリール。
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価格の割に性能はよく、ドラグも締め上げれば2500番のようにゆるゆるではないので、ぶっこみ用に購入。
設計は2000年ごろのものだし、重さも新しいリールと比べたら重たい。回転の性能とかスムーズさみたいなものを求めてはいけないリールだ。
ドラグをゆるゆるからレバー一つで一気に締めあげられることが、大きな特徴でヤエンでのアオリイカや泳がせ釣り、コイ釣り(ちょっとパワーが足りないと思うけど)に使われている(らしい)。この4000番は剛性的にも申し分ない。

しかし、どう使うにしても一つ大きな難点がある。それはラインローラーにベアリングを入れられないことだ。
ヘッジホッグスタジオのラインローラーベアリングキットでも4000番以上は非対応。
同じく廉価版スピニングのエアノス系の大型サイズは同じく非対応である。
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(ヘッジホッグスタジオHPより)

難しいとなったらムキになってやってしまうもので、3カ月ぐらいあーでもないこーでもないとやっていたが、もう雪が降る頃になってやっとできたので、レポートします。

まずは、ラインローラーの部分をばらします。
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シマノのパーツリストを見ると

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(シマノHPより)
あ、あれ、#15(ラインローラースペーサー)が、ない。
床や机の上、着ているものの上も見たけど見つからず。
スペーサーなので手持ちの4㎜内径のシムでなんとかしよう。

次に今あるものの各部の計測。
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写真が多くなるので、細かいところは省きます

計測したのが、下の図(汚くてすみません)
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今回は、#13ラインローラーブッシュを下の図のようにしたいと思います。
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アルミの丸パイプに外径9㎜肉厚が1㎜というものと、ステンの外径9㎜厚さ0.5㎜というものを見つけた。9㎜外径で1㎜の肉厚だと理論上内径は7㎜ 中のシャフトは4㎜だから740zzのベアリングが合うはず。ステンの方は840zzが合うはず。ただ、パイプを切るのにパイプカッターで切るのでステンの場合潰れる変形をした場合に直すのが大変かななんて思い、加工のしやすさなどを考えてアルミパイプを購入。
もともとラインローラー用に作ってあるわけではないのでベアリングが嵌らなかったらどうしようと思ったが、試しに740zzのベアリングとラインローラーを嵌めてみると
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まあまあぴったりな感じ。
まあまあというのは、ラインローラーはへこみの部分の内径が小さくなっていて、ただパイプだけを入れるとグラグラしてしまう。フランジになっている部分のワッシャを入れて、スペーサーをいれてきっちり嵌れば、グラグラしないだろうと思われる。
もともとのラインローラーブッシュはカラーがついているのでそのぶんの厚みはM4のワッシャーを適当に選んだ。ただ、これもカラーの厚さが0.8㎜だったので、パイプのカットの長さで長めにして調整します。

では、パイプカッターでゴロゴロとカットします
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ノギスの下の部分で余裕を持って3.6㎜の行きを測りながらセットしますが、なかなかうまくいきません。
ただ、うれしいことにパイプが1mあるので、たくさんカットできます。
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6個切って、比較的よかった3つ
サンドペーパーで慎重に削り、ノギスで測って調整し3.5㎜にします。
内側のバリを丸棒やすりで取って、
計測すると3.3㎜ なんと!削りすぎ!

2つ目でやっと凸凹のない3.5㎜ができました。
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パーツを分かりやすいように並べてみます。
まずはこの状態で仮組み。
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写真が明るすぎですね(笑)

欠損のスペーサーは計算上0.5㎜くらいとみて、タミヤのシムで調整しました。
→結局φ4㎜のシムを結局0.3㎜×2 0.1㎜×1で妥協しました。

追記
ベアリングの厚さを0.5ミリ厚く計算していました。
2.5mmです
そのためシムが多く入ったのかもしれません。

バイオマスターの部品などで対応している方もいるようなので型の合うパーツも検討してみます。

完成
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次はドラグワッシャのカーボンクロス化かな?

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