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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

▼ 今日からアイナメは毒魚。

昨日のニュースを見て愕然とした。

福島第一原発の港、アイナメから510000ベクレルのセシウムが検出され、東電は魚が港の外に出ないようにして、魚を駆除する方針。


何の事情があるのか知らんけど、魚に何の罪も無いだろう？

という怒りが僕の中にこみ上げてきた。

そして既に海に流れ出た恐ろしいモノに関しては何も触れていない、底質性の魚がそこまで汚染されたのなら、現在も何か問題があるか、当時相当なダメージを海域に与えた事は明白。


そして海だけじゃない、源流のイワナも、沢のヤマメも、ウグイもみな汚染された毒魚なら殺すってこと？本気で魚を殺せば問題が解決するとでも思っているのか？


汚染されたのは大気、そして土壌、そして其処で暮らす生き物。
微生物から始まる命のサイクルは、頂点まで循環してまた土壌に帰る。


原因、そのすり替えの刷り込みがまた始まろうとしている。


ブラックバスに罪を着せて、殺して良い命と刷り込んだやり方と類似していると思うのは僕だけだろうか？


世間は騙せても、釣師は騙されない。


相変わらず、無口な命を闇に葬り去り、何食わぬ涼しい顔してる人間達。

本当は何を救いたいのか？一度、聞いてみたい。


3月は、渓流解禁の喜びを仲間と分かち合う時期のはずなのに。

禁漁が解禁しなくなった、あの日以来、何も喜べない。



もちろん、人命が最優先なのは理解できる。


ただ、生き物も、人も同じ環境に生きてる事をわすれたらいけない。

古代の貝塚が語るように、魚介類、魚が住めない環境に、人は暮らして行けない。


間もなく、震災から2年、本当に大切な事、本当に必要な事、それを見定めて未来へ行く準備をしよう。


祈るだけで復興するのなら何も苦労は無い。


無口な闇に葬り去さられた、犠牲者の人々、今も尚、歯を食いしばって生きてる被災者の人々だけの話ではない。


本当の復興は、夢を見れないこの国を復興させる事だと思う。

僕の目の前は、釣りをする人に、夢を見せる事。

そういう男に成りたいな。

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