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関根崇暁
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▼ あれからのオヤニラミ
- ジャンル:釣行記
- (BlueBlue, 環境問題, オヤニラミ釣行, 淡水 ルアーフィッシング)
今年の春、僕にオヤニラミとの衝撃的な出逢いを与えてくれた、小川。
最近は子供との竹竿での小物釣り釣行が殆どで、ルアーロッド片手に歩くのは久しぶり。
それでも、僕にとっては、やはり此処が原点で、ここがスタートラインだ。
オヤニラミに逢うための小さな旅、その近くて遠い道のりは此処から始まったのだから。
小川の流域の中でもほんの一部、その小さな棲家に彼等は縄張りを持ち命を繋いでいる。
身近なフィールドでこの魚の存在を知ったのは今から丁度四年前の秋。
偶然、今年の春釣ることが出来た。
そして、絶滅危惧種、希少種であるにも関わらず、釣り方を選ばなければ、居るところには沢山いて釣る事が出来る魚であることもわかった。
※これは子供との餌釣りで沢山釣れたものです、撮影後元の場所へリリースしています。
きっと、この魚自体が少ないのではなく、この魚の棲める環境が僅かにしか残されていないのである。
オヤニラミは清流ではないところには棲んでいない。
オヤニラミは砂や泥に埋まった流れにも棲めない。
オヤニラミは抽水植物(ヨシ、ガマ、他)の無い場所には棲めない。
オヤニラミの棲む小川、夏の夜には沢山の蛍が舞う。
もっと、色々条件はあるのだけど、嘗て人間の生活圏に当たり前にあった小川に棲んでいた魚である事には違いない。
この僅か100年程度の間に、地域の開発に伴う治水事業、その護岸などの河川工事、生活排水などの水質汚染、ダムや取水による渇水や冷水化などで日本の小川は姿を変えてきた。
そして多くの小さな命はその存在すらも人知れず姿を消して行ったと考えられる。
開発の波を逃れた、小さなフィールドが彼等の楽園なのである。
そんな小さな楽園を、宝探しの様に探し当てる楽しみ方。
小さな彼等へ出逢う遊びが此処にある。
タックルは、ウルトラライトであれば何でも良い。
僕の場合は基本、渓流タックルと同じ。
ルアーはお気に入りのシーライドmini3gと、20年以上苦楽を共にしたメップスのスピナー達。
今回は5.7フィートのロッドに小型のリール、ナイロンの2.5lbを使用した。
魚の付き場は決まっているから、テンポ良く探ってゆく。
水深1m~50cm程度の場所が殆どだから、魚の反応を見ながら上下に誘いを掛け行く。
纏わり付く、小さなオヤニラミはチェイスはしても、フッキングしない。
でも、それで良い。
数年後に掛かるサイズに育ってから遊んでくれる事を願って、移動する。
この日は天候が曇天で、川底も黒ずんで見えたのでカラーは見やすい白系を選んだ。
数箇所探ってゆくと、大きめの黒い影か電光石火のスピードでチェイスしてUターン。フッキングはしなかったけど、一瞬、ルアーを齧ったように見えた、興奮状態で体色を変えるオヤニラミ、攻撃色の時には胸鰭の青い光が目立つ、それが印象的だった。
似たようなポイントを探ると、スウーっとラインが変な方向へ走り、白いルアーの存在が消える。
シャープにアワセを入れると、クンクンと生命反応。
小さなランディングネットで優しく取り込む。
褐色の魚、赤い目、鰓蓋に蒼い義眼斑のあるオヤニラミだ。
撮影後に、リリースすると素早く巣に帰っていった。
このフィールドでは大型の個体、それでも基本サイズは測らない。
素早く撮影して素早くリリースするのが僕流。
少し前までロッドは、ソリッドティップの入りの良いロッドを使っていたけど、ハリのあるチューブラーのロッドの方が、瞬間的なバイトでフッキングに繋がりやすいそんな気がした、メタルジグを食い込みの良いロッドで食い込ませる意味は無いという事なのかもしれない。
オヤニラミ、カワメバル、セイベイ、ヨツメ、地方名が色々あるって事は、その土地、その地域の人たち愛されていた魚なのかもしれない。
この逢えないかもしれなかった魚には、結果逢えたし、何時でも遊んでくれる魚にまでなったのだけど、これが何時まで続くかわからない。
釣り人に限らず、多くの人がこの小さな命に関心を持っていただければ幸いである。
時には身近な場所にある、小さな命を探して旅をしてみよう。
この豊かな環境を未来へ残せると信じて。
※オヤニラミは希少種です、地域によっては、条令、漁業規則などで、釣る事が出来ない場合もあります。各漁協、管理者に確認の上、釣行されてください。釣れた場合も、速やかにリリースをお願いします。
■何時も釣れない釣師のログをご覧頂きありがとうございます。
■皆様のご意見・ご感想をお待ちしています。
■もっと書いてくれと思っていただける方、遠慮なく、ソル友、ファン登録、fimo会員登録をお願い致します、お気軽にどうぞ。
最近は子供との竹竿での小物釣り釣行が殆どで、ルアーロッド片手に歩くのは久しぶり。
それでも、僕にとっては、やはり此処が原点で、ここがスタートラインだ。
オヤニラミに逢うための小さな旅、その近くて遠い道のりは此処から始まったのだから。
小川の流域の中でもほんの一部、その小さな棲家に彼等は縄張りを持ち命を繋いでいる。
身近なフィールドでこの魚の存在を知ったのは今から丁度四年前の秋。
偶然、今年の春釣ることが出来た。
そして、絶滅危惧種、希少種であるにも関わらず、釣り方を選ばなければ、居るところには沢山いて釣る事が出来る魚であることもわかった。
※これは子供との餌釣りで沢山釣れたものです、撮影後元の場所へリリースしています。
きっと、この魚自体が少ないのではなく、この魚の棲める環境が僅かにしか残されていないのである。
オヤニラミは清流ではないところには棲んでいない。
オヤニラミは砂や泥に埋まった流れにも棲めない。
オヤニラミは抽水植物(ヨシ、ガマ、他)の無い場所には棲めない。
オヤニラミの棲む小川、夏の夜には沢山の蛍が舞う。
もっと、色々条件はあるのだけど、嘗て人間の生活圏に当たり前にあった小川に棲んでいた魚である事には違いない。
この僅か100年程度の間に、地域の開発に伴う治水事業、その護岸などの河川工事、生活排水などの水質汚染、ダムや取水による渇水や冷水化などで日本の小川は姿を変えてきた。
そして多くの小さな命はその存在すらも人知れず姿を消して行ったと考えられる。
開発の波を逃れた、小さなフィールドが彼等の楽園なのである。
そんな小さな楽園を、宝探しの様に探し当てる楽しみ方。
小さな彼等へ出逢う遊びが此処にある。
タックルは、ウルトラライトであれば何でも良い。
僕の場合は基本、渓流タックルと同じ。
ルアーはお気に入りのシーライドmini3gと、20年以上苦楽を共にしたメップスのスピナー達。
今回は5.7フィートのロッドに小型のリール、ナイロンの2.5lbを使用した。
魚の付き場は決まっているから、テンポ良く探ってゆく。
水深1m~50cm程度の場所が殆どだから、魚の反応を見ながら上下に誘いを掛け行く。
纏わり付く、小さなオヤニラミはチェイスはしても、フッキングしない。
でも、それで良い。
数年後に掛かるサイズに育ってから遊んでくれる事を願って、移動する。
この日は天候が曇天で、川底も黒ずんで見えたのでカラーは見やすい白系を選んだ。
数箇所探ってゆくと、大きめの黒い影か電光石火のスピードでチェイスしてUターン。フッキングはしなかったけど、一瞬、ルアーを齧ったように見えた、興奮状態で体色を変えるオヤニラミ、攻撃色の時には胸鰭の青い光が目立つ、それが印象的だった。
似たようなポイントを探ると、スウーっとラインが変な方向へ走り、白いルアーの存在が消える。
シャープにアワセを入れると、クンクンと生命反応。
小さなランディングネットで優しく取り込む。
褐色の魚、赤い目、鰓蓋に蒼い義眼斑のあるオヤニラミだ。
撮影後に、リリースすると素早く巣に帰っていった。
このフィールドでは大型の個体、それでも基本サイズは測らない。
素早く撮影して素早くリリースするのが僕流。
少し前までロッドは、ソリッドティップの入りの良いロッドを使っていたけど、ハリのあるチューブラーのロッドの方が、瞬間的なバイトでフッキングに繋がりやすいそんな気がした、メタルジグを食い込みの良いロッドで食い込ませる意味は無いという事なのかもしれない。
オヤニラミ、カワメバル、セイベイ、ヨツメ、地方名が色々あるって事は、その土地、その地域の人たち愛されていた魚なのかもしれない。
この逢えないかもしれなかった魚には、結果逢えたし、何時でも遊んでくれる魚にまでなったのだけど、これが何時まで続くかわからない。
釣り人に限らず、多くの人がこの小さな命に関心を持っていただければ幸いである。
時には身近な場所にある、小さな命を探して旅をしてみよう。
この豊かな環境を未来へ残せると信じて。
※オヤニラミは希少種です、地域によっては、条令、漁業規則などで、釣る事が出来ない場合もあります。各漁協、管理者に確認の上、釣行されてください。釣れた場合も、速やかにリリースをお願いします。
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- 2013年10月22日
- コメント(7)
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