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23年モデルについて思ったこと

ようやく23年モデルが発表されました。
期待感を持ちながらも、発表で肩透かしをくらいつつ、実際に手に入れてがっかりする季節の到来です。
今回、アンタレスDCMD、ヴァンキッシュ、コンクエストBFSという出るだろうなという想定の範囲内のモデルから、コンクエストMDやメタニウム100などといった意外なモデル。そしてシャウラリミテッドというフラッグシップモデルの誕生。そしてダイワからIMZというZのリニューアルとダイワ版のデジタルブレーキのコンボ攻撃だ。
また、地味にヤマガもカリスタをリニューアルすることになったのは嬉しい限りですが、バリスティックシリーズは据え置き(挙句に810MLRCは21年にラインナップ落ちしていた)というのはプラスマイナス0の結果でした。
出なくてがっかりしたモデルとしては、カーディフのストリームリミテッドの長尺又はモンスターリミテッドのリニューアルがされなかったことと、メタニウムDCが刷新されなかったことですね。メタニウムは欲しいわけではなく、21年は”コンクと同じ内臓で出る”と想像していたが、まさかのSLX DCXTでそれが実現。では、初の4×8システムで34㎜DCが出るんでないのかと期待していましたが、発表すらありませんでした。
そういったことから、今回購入することになるだろうなと思っているのはカリスタの79MMH、82ML、IMZあたり。カリスタ79MMH、IMZは確定ですが、カリスタ82MLはセフィアリミテッドとの比較で使ってみたいというイメージです。特にカリスタ79MMHについては4号エギをそろえているけれど、強い竿でセフィアの85Mまでなので、4号を使いやすい番手が欲しいのでほぼ買うと思います。アンタレスやコンクは年末セールで安かったらという感じですかね。

今回の新作発表でいろいろ思うところがありました。その昔、大体2008年くらいに感じたことですが、当時デジタル一眼レフカメラの性能が上がり、普及価格帯もかなり充実していってデジ一の全盛を迎えていたという肌感がありました。それ以前は、フィルムの方が根本的に映像がよかったり、味があったり。2008年以降は完全に、”絶対性能はデジタル。フィルムは好きな人が使うもんだよね”という空気感というか世間の認識が盤石になったあたりだ。そのエピソードは全く関係がありませんが、当時思っていたことは、デジタル一眼は、中のCPUやシーモスセンサーをユニットで交換できれば、機械的に高級なカメラ本体を買い替える必要全くないよね。ということ。かつてはカメラは一生ものというのが当たり前だったが、デジタルが普及されてから、とても短いスパンでフラッグシップモデルが更新されていき、そのたびにコスト構成の70%以上を占めるであろうカメラ本体まで更新させるという可笑しなことになったわけだ。

前置きはさておき、今回のシマノのメタニウム100についても全く同じことを思ってしまった。去年のシャローエディションなり、今回の100なり、”スプール変えただけ”の新モデルが発売される。ダイワも同じことであるし、シャローエディションについてはそもそも夢屋スプールがあったのでどうということはないが、深溝スプールは20モデルが出た当時に発売される予定であったが、結局海外だけで出たのかいつの間にかなくなってしまい、デジカメ同様”リールごと買わせる”作戦に出たわけだ。

そこで、IMZの登場である。そもそもダイワというメーカーは、スプールの互換性を持たせて、新作リールが出てもいずれか”SLPWから新作スプールが発売されて、新作のキャスト性能をインストールできる”という、1000番ボディーを一つ持っておけばボディーの更新はしなくていいという販売戦略をとっており、実際自分もモアザンTW以外の1000番ボディーは持っていませんが、SVブースト、マグZ PE、マグZと使用できているし、マグZブーストなどもスプールだけでインストールが可能です。
そういった思想のあるダイワから、”デジタルデバイスに接続できるデジタルコントロールブレーキ”が発売されたことに対する期待感は想像にたやすいと思います。電池式であることは若干の不安があるものの、それは電動リールも同じことであるので、塩害は心配していませんが、充電忘れは心配です。

一方のシマノである。先ほども申したように、”リールごと買ってもらいたい”という販売戦略である一方、DCリールも同様に、CPUの書き換えはさせない、そういうサービスは作らない、ということで私のような”今度こそ自分好みのDCユニットで出てくれるはず”という期待を持って常に”リールごと消費する消費者”を求めているわけです。今回のDCMDも同様になります。特に22エクスはひどいもので、実質ユニットとドラグサウンドしか更新ポイントのない21アンタレスであったわけです。ただこちらもユニットだけ買えばいいやということでありますが。DCMDに関してはスプール径と幅が違うので、使ってみるには本体を買うしかないんですが。

話はここで終わらず、シマノが11月に取った特許”リール制動調整装置及びリール制動調整プログラム”についてである。
22エクスの登場で、シマノはDCのプログラムそのものをカスタマイズさせる気はなく、ひたすら出てくる肩透かしの商品を買わせ続けるという戦略であることは目に見えているのに、この特許取得である。23のDCMDがこれを採用するわけないというのは直前のエクスで想像がついていましたが、今回のダイワのIMZで私が推測するに、”ダイワに個人で自由に設定できるデジタルコントロールブレーキを発売させない”ことを目的にしているんじゃないのか?と邪推しています。もしそんなものをダイワが作り、豊富なサードパーティーから様々なスプールが発売されて、それに合わせてみんな自由に設定出来たらどうなるか?答えは、”誰もシマノDCを買わなくなる”です。あれだけデバイスで色々な情報を参照できるものが、たったそれだけのつもりだったとは思えないんですよね。飛距離が記録できるとか、何回投げただとか。本体は大事に使ってもらって、自分でカスタムして使って下さいというスタンス(ハードでなくソフトで商売しているともいえる)のダイワですので、デジタルコントロールブレーキの未来に期待してしまいます。ISSEIスプールとオリジナルの制御モードのダウンロードコードセットなど、やってくれると嬉しいです。ただ本当は、”ユーザーが個人で自由に設定することもできる”ということができたかも知れないであろうものが、シマノに阻害されている感があり、非常に残念でなりません。

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