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ヤマガブランクス:アーリー100M

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 ヤマガブランクスの主力シーバスロッド、アーリーの初代モデルについて今回は書いていきたいと思います。

 現在では自社生産ブランドとして、全国的に支持者の多いヤマガブランクスですが、最初は全く目立たない地味なメーカーでした。私が初めてヤマガブランクスを知ったのは、2009年か10年ぐらいのフィッシングショー大阪でした。今でこそイベントでは大きなブースを構えている同社ですが、当時はごく小さなスペースにロッドを数本展示していただけの簡素なものでした。それまで他社のOEMを請け負ってきた同社が初めて自社ブランドを立ち上げて、ルアーロッドを販売するということでした。というわけで、知名度もほぼなかったのです。
 たまたま立ち寄ったヤマガブランクスのブースで、当時同社のテスターだった若菜正彦氏(東海地方を中心に活動されていたプロアングラーで、私も雑誌媒体でよく見かけていました)から、「曲げてみますか?」と手渡されたのが、このアーリーでした。若菜氏はティップを掴んで、グリップを握ってロッドを支える私に「思い切ってもっと曲げてみて!絶対折れないから!!」と言いながら、アーリーの特性を解説してくれました。
 当時は高弾性のバリバリな純カーボンの超軽量ロッドが最先端だともてはやされていた頃です。アーリーはグラス素材を当時としては多めに配合し、粘りを重視していました。また、当時はまだ珍しかったKガイドも採用していました。その当時、私はティムコのジャンピングジャックという10フィートのシーバスロッドを愛用していたのですが不注意で折ってしまい、それに代わるロッドがほしかったのです。アーリーはまさに自分の要望に合うロッドでした。
「価格もそれなりに高いんだろうなあ」と予定価格を見て驚きました。定価で2万円半ば。5万円クラスも珍しくなくなった当時、自社製品だからこそ実現できた価格だったようです。初の自社製品ということで、販売実績を作るためあえて値段は抑えた部分もあったと思いますが。
 ブランクやガイド素材のコストを抑えながらも高級感のある仕上げ。すぐに釣具屋に予約を入れたのは言うまでもありません。その後、長年磯やサーフ、防波堤などあらゆる場所でアーリーを酷使してきました。シーバスロッドとして突出したものはありませんが、耐久性に優れたブランクを持ち、オールラウンダーとして様々な状況で数多くの魚と出会わせてくれたお気に入りの1本です。

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