【ＳＥＡ　ＳＣＡＰＥ】層で変わる流れとバチ抜け

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大野ゆうき

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▼ 層で変わる流れとバチ抜け

ジャンル:釣行記
(continue　（釣行記）)

極端に川幅の狭い都市型河川。

オーバーヘッドキャストで対岸に届くほどの

流量のない河川。

流れは緩く、入った潮が出ていくだけにすぎない川で

流れも緩い。

満潮からのバチ抜けを期待して向かったが

満潮を過ぎても一向に下げ方向の流れが出ない。

おかしいなぁと水面にライトを当てると

水面付近の水の層は止まっていて

その5~10cmほどの流れの止まった層の下は

木の葉が下げ方向へと緩いながら流れているのがわかる。

下の層の流速がやや上がり始めると

水面にバチは見えないものの

ポツリとライズが出始める。

水面ではなくそのわずか下で食っているような波紋。

2層に分かれた狭間付近を通すイメージで

テスト中のルアーを引いてくると

ゴンッと出た。

しばらく経っても表層の水は流れない。

流れようとする力と同じ力で

何かに押し戻されるようにピタリと止まっている表層の流れ。

一方でわずか5cm～10cm差で流れる下の層。

その流れは緩やかに増していき、

潮位もしっかり下がっていく。

またしばらくしてバイトが出ると

立て続けにもう一発がヒット

その後ライズがなくなると

流域をかえて様子をみることに。

一度下流へと下ったが、流れもライズもなくバチも見えない。

海側の潮に押されないところまで川を上がってみると

表層も下げ方向へ流れている状況。

バチもちらほら見られ

沈船で流れが変化する下流側を中心に

ライズがポツっと出る。

しかし距離感が近すぎるため

もう一つのテスト中のフローティングタイプのルアーにチェンジ。

これでデッドスローで通していく。

時間的にほぼ最後の時合。

じっくり狙ってアップ気味からライズ地点へと流していくと

ボシュ！！と水面が炸裂

流域を変えて正解だった釣りでした。

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