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上宮則幸
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▼ realize
- ジャンル:日記/一般
- (Beams78M, Fishman Beams, タックル、ルアー, BlueBlue, Fishman BRIST)
海辺に生まれたら当然のように海で遊ぶもんだ、と言ってしまったらきっと反論を食らうんだろうが、おれはずっとそうだと思ってきた。
海岸近くに住んでいながら海水浴するのに何時間も車を走らせなきゃならない都会の話や、海水がベタベタするのは不快だったり不衛生に感じるなんて話しは大人になって初めて知った。
だからさっきのおれの思いは今では必ずしもそうとは限らないと言う認識に変わっちまった。
寂しいけれど…
とにかく海はガキのころからおれの大切な遊び場だった。
おれが生まれた町は浜田町ってんだが、錦江湾に面した海岸線にあって、その広い砂浜にはかつては塩田があった。
おれがガキの時分にはすでに無かったが、その塩田で働いていたと言う爺が海辺の浜田川って二級河川の流れ込みの近くで小さな食堂を営んでいた。
食堂は昼営業のみだから、夕方は爺が一人で焼酎のお湯割り片手に明日の仕込みをやっていた。
小学生の頃のおれは毎日友達と学校帰りにその塩田跡の砂浜に繰り出しコーラやスプライトのガラスビンを拾ってその食堂に持って行った。
食堂の爺はビン一本につき、十円のフェリックスガムかチロルチョコレートひとつと交換してくれた。
もう30年も前だが、当時はまだペットボトルなんてなくて、ジュースはスチールカンかガラスビンに入ってた。
ガラスビンは商店に持っていけばお金になった。
じつは他のお店に持って行けば一本20円で引き取ってくれてたから、爺はおれ達のビン代をピンはねしてた事になる。
でもおれ達は毎日爺の食堂に行っていた。
駄菓子なんかが目的じゃない。
爺はおれ達悪ガキの魚釣りの先生でヒーローだったんだ。
食堂の壁はイシダイやブリやカンパチやマダイや…巨大な魚の魚拓で埋め尽くされていた。
少年だったおれ達はその場所にいるだけで興奮しないわけがない。
たまに魚拓が一枚張り替えられると目ざとく見つけてはどこで釣ったか?エサは?仕掛けは?引きは?爺を質問攻めにしたもんだった。
爺は無愛想な性分で頗る無口で面倒くさそうにシャガレ声で答えていたが、不機嫌じゃないのはガキのおれ達にもよくわかっていた。
機嫌がいい日には自慢の釣り道具を見せてくれた。
明日釣りに行くって前の日には仕掛けをこさえるのも見せてくれた。
ハリの結び方、ミミズが良く取れる場所、竿の材料の丈夫でしなやかな竹の選び方も教えてくれたし、ときにはおれ達が釣る様子を見にきてくれた。
使わなくなった投げ竿や磯竿ももらった事がある。
折れた穂先も修理してくれた。
爺は釣りの事、魚の事は知らない事は無かった。
現在おれもオトナになったが爺の言ってた事は全て本当なんだって断言できる。
おれ達は、いつかこの爺みたいになるんだと夢見ていた。
ビン代のピンはねと昼間っから酒飲むのは反面教師で駄目な見本としてた。
そんなある日の事食堂に大変化が。
とんでもない魚拓が天井一面に貼られた。
その魚は、細長い魚体に長い上顎、全長は確か250cm ぐらいだったか?
何より目立ったのはデッカイ背鰭。
奇異なシルエットを際立たせていた。
魚だと言う以外はまるでわからない、見た事も無い魚体。
おれは咳き込むように質問攻めにした。
何よこいは?
「アッタロウよ」
何よアッタロウち?
「アキタロウ(秋太郎)、カジッ(カジキ)よバショウカジッ。背鰭が芭蕉ん葉っぱんごふっとかどが!」
爺さんが釣ったとや?
「よお!」
どこでよ?
「いっかせん(教えない)」
いざしっや?こっどまいや?
「うんにゃ、そこらあたい(近所)よ」
そこらあたいちよ?
「いっかせん」
エサはよ?
「ボラ。泳がせっせぇ(泳がせ釣りで)」
船や?
「オカかいよ」
うそぉ?
「そこらあたいんオカかいよ」
…
その魚拓を目にした時の衝撃は忘れられない。
それから数年、おれが中一の時のこと。
確かあれは10月。
そろそろ始まる良型の落ちギスを期待して土曜日の夕マヅメに食堂の裏手の砂浜で竿を出した。
浜は塩田があったほどだから遠浅なので海パン履いて沖まで浸かって釣っていた。
岸際のブレイクの辺りをボラがバッチャンバッチャン跳ねる音を聞きながら近所の幼なじみと先生の悪口言いながら美しい魚達と戯れる。
不意に穏やかだった海が少しザワツキだして、こりゃあ一発ウネリが来そうだなと、ビクの中身もずいぶん重くなったし上がろうと踵をかえす。
岸際のボラがスーッと退く。
その背後を何かが水面を走る
夕陽に赤い水面を芭蕉の葉っぱが走りそして、沈んだ…
幼なじみが語尾を上げ呟いた。
「アキタロウ?」
アキタロウ!
その言葉が胸の中で木霊するように響いた。
心臓がトタメク。
アッタロウんワロ(奴)をいっか釣らんないかん…と興奮の最中に思った。
あの小さな食堂は現在更地になった。
爺も早くに癌であっちに逝った。
そしておれは四十路を迎えて今年は本厄の歳。
仕事で年下の漁師と知り合った。
漁師ってのは漁の話しになると口が固く聞き方が悪いと不機嫌になったり嘘の情報を掴まされたり肝心な事実は伏せてしまったり…
釣り師だってそうだが、彼らはそりゃあ職業的プライドもあるし生活が掛かってるから、アマチュアのこっちも迂闊な事は言えないんだ…
彼はおれが知る唯一人の年下の漁師で、おれも多少は気兼ねなく、会うたびに色んな話を聞かせてもらう。
こないだ定置網にアキタロウが入ったと彼が喜んで言った。
38キロって言うから結構デカイ。
今の時期はキロ1200円はするらしい。
ちなみにマルスズキは100円、ヒラスズキが1000円ほど。
ふぅ~ん、へぇ~とおれは答えた。
関心が無いわけじゃない。
ただ、鱸釣りや赤目釣りをやり込むほどにこの釣りに対する夢や憧れや妄想が膨らみ過ぎて、現在は他の魚種や釣方に対する興味が失われてしまった。
それでも少年期に抱いたアキタロウに対するあの淡い憧れだけは燻っていたが。
アキタロウに関して現在自分が持っている知識から判断してショアからはたとえ掛けても捕れないターゲットだと思う。
あのビル(顎)がクセモノでフックアップの妨げになったり、ラインブレイクの原因になったり…
実際のファイト動画を見ると、以上の懸念に対するために、結構弱めのドラグで長時間ファイトをしているようだ。
奴等は魚類最速のスピードで泳ぐ海洋生物、とんでもなく走り回るだろうからラインも大容量のリールが必要。
ゲーム自体はボートゲームと言うのが絶対条件。
船からならば走る魚を追尾する事で凌げるが、ショアからとなると…
雑談ならばなんでもいいが、おれが彼から得たい情報となると、小魚の接岸状況や種類、海水温の変動だったり、肝属で日々釣りをしていても感じられないけれど、間違いなく影響する海水域の事。
たとえ○○でカンパチが入れ食い、なんて聞いても心が動くことなんかない。
ただ、憧れのアキタロウに関しては漁師としての意見を聞いてみたい。
アキタロウはショアからキャッチできるのか?
当然ながら無理だと言う返答。
だよねぇ、あのビルじゃあねぇ…
だが、次の言葉は聞き捨てならなかった。
「月夜の晩なら」
胸がザワつく
「月夜の晩ならいけるかもよ?」
何でよ?
「月夜の晩は奴等の顎は柔らかいんだよ、顎持って上げると月夜の晩は折れるんだよね。だから月夜の晩ならフックアップするんじゃね?」
漁師の言葉は鵜呑みにできない。
理由はさっき言った。
信憑性は正直何とも言えない。
ただ、信じたい。
ベイトは?
「トビウオ、ペンペン、イワシ…」
ボラは?
「○○の磯の小さな流れ込みでボラを追っちょっとを何度か見たど。」
胸の鼓動が自分で聞こえた…
あの小さな食堂での事を思い出す。
シャガレ声が耳朶に甦る。
アッタロウよ
ボラ、泳がせっせぇ
そこらあたいんオカかいよ
爺があのアッタロウを仕留めたのは、小さな食堂の裏手の流れ込みだったのかもしれない。
ひょっとしたら月夜の晩にボラを泳がせたのかもしれない。
だったらいいなぁ…
だったら素敵だなぁ…
それは全ておれの想像。
空想の世界。
ただ、確かめる手だてが一つだけある。
おれが挑もう。
確かめてみたいんだ。
こんなに寝ないんじゃ、おれはきっと長生きできないから。
でも今ならまだ間に合うから。
爺の小さな食堂の裏手、塩田跡の海岸で、真っ赤な夕陽の中見たあの魚影。
おれの憧れ。

きもちゃん
カワヌベ
そしてアキタロウ
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海岸近くに住んでいながら海水浴するのに何時間も車を走らせなきゃならない都会の話や、海水がベタベタするのは不快だったり不衛生に感じるなんて話しは大人になって初めて知った。
だからさっきのおれの思いは今では必ずしもそうとは限らないと言う認識に変わっちまった。
寂しいけれど…
とにかく海はガキのころからおれの大切な遊び場だった。
おれが生まれた町は浜田町ってんだが、錦江湾に面した海岸線にあって、その広い砂浜にはかつては塩田があった。
おれがガキの時分にはすでに無かったが、その塩田で働いていたと言う爺が海辺の浜田川って二級河川の流れ込みの近くで小さな食堂を営んでいた。
食堂は昼営業のみだから、夕方は爺が一人で焼酎のお湯割り片手に明日の仕込みをやっていた。
小学生の頃のおれは毎日友達と学校帰りにその塩田跡の砂浜に繰り出しコーラやスプライトのガラスビンを拾ってその食堂に持って行った。
食堂の爺はビン一本につき、十円のフェリックスガムかチロルチョコレートひとつと交換してくれた。
もう30年も前だが、当時はまだペットボトルなんてなくて、ジュースはスチールカンかガラスビンに入ってた。
ガラスビンは商店に持っていけばお金になった。
じつは他のお店に持って行けば一本20円で引き取ってくれてたから、爺はおれ達のビン代をピンはねしてた事になる。
でもおれ達は毎日爺の食堂に行っていた。
駄菓子なんかが目的じゃない。
爺はおれ達悪ガキの魚釣りの先生でヒーローだったんだ。
食堂の壁はイシダイやブリやカンパチやマダイや…巨大な魚の魚拓で埋め尽くされていた。
少年だったおれ達はその場所にいるだけで興奮しないわけがない。
たまに魚拓が一枚張り替えられると目ざとく見つけてはどこで釣ったか?エサは?仕掛けは?引きは?爺を質問攻めにしたもんだった。
爺は無愛想な性分で頗る無口で面倒くさそうにシャガレ声で答えていたが、不機嫌じゃないのはガキのおれ達にもよくわかっていた。
機嫌がいい日には自慢の釣り道具を見せてくれた。
明日釣りに行くって前の日には仕掛けをこさえるのも見せてくれた。
ハリの結び方、ミミズが良く取れる場所、竿の材料の丈夫でしなやかな竹の選び方も教えてくれたし、ときにはおれ達が釣る様子を見にきてくれた。
使わなくなった投げ竿や磯竿ももらった事がある。
折れた穂先も修理してくれた。
爺は釣りの事、魚の事は知らない事は無かった。
現在おれもオトナになったが爺の言ってた事は全て本当なんだって断言できる。
おれ達は、いつかこの爺みたいになるんだと夢見ていた。
ビン代のピンはねと昼間っから酒飲むのは反面教師で駄目な見本としてた。
そんなある日の事食堂に大変化が。
とんでもない魚拓が天井一面に貼られた。
その魚は、細長い魚体に長い上顎、全長は確か250cm ぐらいだったか?
何より目立ったのはデッカイ背鰭。
奇異なシルエットを際立たせていた。
魚だと言う以外はまるでわからない、見た事も無い魚体。
おれは咳き込むように質問攻めにした。
何よこいは?
「アッタロウよ」
何よアッタロウち?
「アキタロウ(秋太郎)、カジッ(カジキ)よバショウカジッ。背鰭が芭蕉ん葉っぱんごふっとかどが!」
爺さんが釣ったとや?
「よお!」
どこでよ?
「いっかせん(教えない)」
いざしっや?こっどまいや?
「うんにゃ、そこらあたい(近所)よ」
そこらあたいちよ?
「いっかせん」
エサはよ?
「ボラ。泳がせっせぇ(泳がせ釣りで)」
船や?
「オカかいよ」
うそぉ?
「そこらあたいんオカかいよ」
…
その魚拓を目にした時の衝撃は忘れられない。
それから数年、おれが中一の時のこと。
確かあれは10月。
そろそろ始まる良型の落ちギスを期待して土曜日の夕マヅメに食堂の裏手の砂浜で竿を出した。
浜は塩田があったほどだから遠浅なので海パン履いて沖まで浸かって釣っていた。
岸際のブレイクの辺りをボラがバッチャンバッチャン跳ねる音を聞きながら近所の幼なじみと先生の悪口言いながら美しい魚達と戯れる。
不意に穏やかだった海が少しザワツキだして、こりゃあ一発ウネリが来そうだなと、ビクの中身もずいぶん重くなったし上がろうと踵をかえす。
岸際のボラがスーッと退く。
その背後を何かが水面を走る
夕陽に赤い水面を芭蕉の葉っぱが走りそして、沈んだ…
幼なじみが語尾を上げ呟いた。
「アキタロウ?」
アキタロウ!
その言葉が胸の中で木霊するように響いた。
心臓がトタメク。
アッタロウんワロ(奴)をいっか釣らんないかん…と興奮の最中に思った。
あの小さな食堂は現在更地になった。
爺も早くに癌であっちに逝った。
そしておれは四十路を迎えて今年は本厄の歳。
仕事で年下の漁師と知り合った。
漁師ってのは漁の話しになると口が固く聞き方が悪いと不機嫌になったり嘘の情報を掴まされたり肝心な事実は伏せてしまったり…
釣り師だってそうだが、彼らはそりゃあ職業的プライドもあるし生活が掛かってるから、アマチュアのこっちも迂闊な事は言えないんだ…
彼はおれが知る唯一人の年下の漁師で、おれも多少は気兼ねなく、会うたびに色んな話を聞かせてもらう。
こないだ定置網にアキタロウが入ったと彼が喜んで言った。
38キロって言うから結構デカイ。
今の時期はキロ1200円はするらしい。
ちなみにマルスズキは100円、ヒラスズキが1000円ほど。
ふぅ~ん、へぇ~とおれは答えた。
関心が無いわけじゃない。
ただ、鱸釣りや赤目釣りをやり込むほどにこの釣りに対する夢や憧れや妄想が膨らみ過ぎて、現在は他の魚種や釣方に対する興味が失われてしまった。
それでも少年期に抱いたアキタロウに対するあの淡い憧れだけは燻っていたが。
アキタロウに関して現在自分が持っている知識から判断してショアからはたとえ掛けても捕れないターゲットだと思う。
あのビル(顎)がクセモノでフックアップの妨げになったり、ラインブレイクの原因になったり…
実際のファイト動画を見ると、以上の懸念に対するために、結構弱めのドラグで長時間ファイトをしているようだ。
奴等は魚類最速のスピードで泳ぐ海洋生物、とんでもなく走り回るだろうからラインも大容量のリールが必要。
ゲーム自体はボートゲームと言うのが絶対条件。
船からならば走る魚を追尾する事で凌げるが、ショアからとなると…
雑談ならばなんでもいいが、おれが彼から得たい情報となると、小魚の接岸状況や種類、海水温の変動だったり、肝属で日々釣りをしていても感じられないけれど、間違いなく影響する海水域の事。
たとえ○○でカンパチが入れ食い、なんて聞いても心が動くことなんかない。
ただ、憧れのアキタロウに関しては漁師としての意見を聞いてみたい。
アキタロウはショアからキャッチできるのか?
当然ながら無理だと言う返答。
だよねぇ、あのビルじゃあねぇ…
だが、次の言葉は聞き捨てならなかった。
「月夜の晩なら」
胸がザワつく
「月夜の晩ならいけるかもよ?」
何でよ?
「月夜の晩は奴等の顎は柔らかいんだよ、顎持って上げると月夜の晩は折れるんだよね。だから月夜の晩ならフックアップするんじゃね?」
漁師の言葉は鵜呑みにできない。
理由はさっき言った。
信憑性は正直何とも言えない。
ただ、信じたい。
ベイトは?
「トビウオ、ペンペン、イワシ…」
ボラは?
「○○の磯の小さな流れ込みでボラを追っちょっとを何度か見たど。」
胸の鼓動が自分で聞こえた…
あの小さな食堂での事を思い出す。
シャガレ声が耳朶に甦る。
アッタロウよ
ボラ、泳がせっせぇ
そこらあたいんオカかいよ
爺があのアッタロウを仕留めたのは、小さな食堂の裏手の流れ込みだったのかもしれない。
ひょっとしたら月夜の晩にボラを泳がせたのかもしれない。
だったらいいなぁ…
だったら素敵だなぁ…
それは全ておれの想像。
空想の世界。
ただ、確かめる手だてが一つだけある。
おれが挑もう。
確かめてみたいんだ。
こんなに寝ないんじゃ、おれはきっと長生きできないから。
でも今ならまだ間に合うから。
爺の小さな食堂の裏手、塩田跡の海岸で、真っ赤な夕陽の中見たあの魚影。
おれの憧れ。

きもちゃん
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そしてアキタロウ
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- 2015年10月2日
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