【旅する釣り　～七寸八寸向こうあわせ～】拾ってきたネマガリダケ（チシマザサ）でアーバーを作る

5月に昆布岳でタケノコ取りをしたときに、立ち枯れていたネマガリダケの太いのを取ってきた。
名前の通り曲がっているのだが、うまく使えばアーバーに使えそう。

昨年今年と、ササは大規模に花が咲いて世代交代するみたいだから、しばらくこんな太いのは見られないかも。

いま、それぞれブランクスが違う5ft5㌅のロッドを3本作っていて、どんなリールシートにするか悩み中。

短いロッドなので、ブランクスを有効に使いたいので、リールシートは偏心させてローライド、リールに少し角度をつけたい。
　
ベイトロッドのような、ストローセッティングなんていうのもあるみたいだけど、この歳になると、小さなガイドをあんなに取りつけるのも、日々の釣りで糸を通すのも嫌になっちゃうな。

本題に戻って、市販のアーバーがみんな真ん中に穴があいているので、これなら偏心させられるのではないかと思って磨いてみた。

材料
ネマガリダケ（チシマザサ）

カットして、

内径と

外径

穴からの長さを
一番長く取れる部分を計測

リールシートの中に入る
15ミリ∮のカーボンパイプをあてがって
マジックで罫書き。

あとはカッターナイフで竹の繊維にそって割くように加工

荒削りして

ペーパーで磨いて

まだ少しいびつさはあるものの
パイプに入れてみました。
ここまで、テレビを見ながら1時間。

もう少しきれいにして
エポキシを含浸させて、できあがりかな？

でも、これを採用するかどうかはわからない。

斜めにスパッとカットしたリールシートもいいかなと思っているので。

まあ、こうして悩んでいる時間も楽しいのが自作のいいところですね。

2023年12月8日
コメント(1)

コメントを見る

みんなからのコメントコメントする

これは

面白い試みですね…！

偏心という着眼点が素晴らしいです。

自分はスピニングロッドをほとんど使わないのであまり考えたことがなかったですが、メリットも大いにありそうですね。

この素材って強度はいかほどなんでしょうか？

時間が経つと腐ったりしませんか？

コルクの代わりに使えたら激アツです

AAコメントする
2023年12月8日

泣き虫土龍@ビルダー

大阪府

たゆむふ

北海道

>貧乏ロッドビルダーさん
いつもコメントをありがとうございます。
ネマガリダケは竹みたいなものなので、縦の繊維方向には強いのですが、潰れには弱いかもしれません。
なので、偏心アーバーは薄い部分がどうしても潰れやすいことがわかりました。

素材としては、強さは思った以上にあります。数値化できなくてすみません。乾燥しているので腐ることはないかなと思います。

偏心にするならブランクスをパイプにくっつけて、それを押さえるための詰め物とすればいいかもしれません。
それならもっと軽くて強い素材はいっぱいありそうなので、そちらも同時に探していこうかと思います。

それより部材を長く使って、フラットリールシートのようにすると素材の良さが出せるかもしれないですね。