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Apiaさんのロッド試投会に参加してきました!

どうも、最近ヒラ行きたい日に限って台風が接近し、一昔前の自分ならロクに釣れもしないのに、涎を垂らしながら南紀に向かっていた事を考えると、本当にバカな事で時間とお金を浪費していたと考え、過去に戻れるならタックルを隠してでも止めたいと思う、肘痛と膝痛に苦しむ中年のネコです。

さて、昨日9月4日にロッドメーカーであるアピアさんが新作ロッドである「Foojin RS」の試投会を実施され、それに参加してきたのでその内容をレポートします。


私の相棒はどこ!?
磯用以外のロッドを真面目に探して。


私は今まで保守的な考え方から、ロッドは基本的には今まで使った事があるメーカーや、自分が信頼に足りると思える人が使い、実際に自分も試投し、異様に速い振り抜きや、力任せのポンピング、リーリングに耐えうるロッドを選んできました。
そのため、ロッドは大体3〜5年、リールも使用状況や回数に寄りますが、メンテをしながら6年が限界寿命でした。
例え大幅な変更がなされても、そのまま同じモノを購入し、スタイルに合わなく手放すという事を散々経験しました。
(結果、磯以外は中級機を使い潰すというスタイルが定着した訳です。)

しかしある日、私に転機が訪れます。

そうです。
fimo内登録ライターとして登用していただけた事です。

確かに私は磯師で、メインターゲットは磯のヒラスズキや青物です。

実際、磯用タックルではラインはおろか、スナップやリーダーに至るまで基本ハイエンドを使用します。
しかし、都市河川・運河シーバスやチニングもたまにはしますし、業務の多忙さから最近は磯に1か月に1回行けたらいい方です。
(※以前磯に取り憑かれていた時は月平均6回)

本気でもう一度都市シーバスに向き合ってみるのもいいのでは?
そのためには…。
先ずは私に合うロッドを探さねば…。


さて、現場である舞洲の護岸沿いに着くと、結構参加されている方がおり、最初は遠巻きに見ていましたが、雰囲気が某超有名プロや某メーカーのような信̶者̶の̶集̶ま̶り̶(失敬)イエスマンばかりでは無い事が見受けられたため、私もスタッフと思しき方にお声がけをし、参加しました。

そんな中、先ず私が最初に手にしたロッドは…


グランデージ アトラス106HH


待てや猫助。


お前、本来の目的である〝真面目な〟シーバスロッドを探しに来たんとちゃうんけ!?
(関西弁監修 妻)

いえいえ、最初にコレを選んだ理由はちゃんとあります。

私見ですが、基本、青物用といった引きの強い大型魚に対するロッドの設計は、有名ロッドメーカーでもはっきり言って
かなり雑です。
というのも、「太いブランクス、大口径ガイドをくっ付けとけば問題無いっしょ」と言えるような作りや、異様に張りが強すぎてルアーの本来の動きを阻害するロッドも中にはあるからです。
確かに「魚を獲る」という目的からすれば、強烈な引きに負けない頑丈なロッドがいいでしょう。
しかし考えて下さい。
トローリングのようにホルダーに固定し、アングラーはリールを巻くだけという釣りならそれが成立し得ますが、ショアロッドではファイトの際は生身の人間がそれを支えなければなりませんし、手元に600gを超えるリールを抱えながら一日中100g近いルアーをキャストし続ける事ができるロッドでなければならないのです。
つまり、支点・力点・作用点のバランスがどうなっているかを見極めるには、そのメーカーが出している1番強いロッドを使ってみる事が早いと考えているからです。
(実際、MCwork’sのレイジングブルは、全てバランス良くこなしています。)

因みに、今回の試投会はリールやルアーも持ち込みが可能という事で、私は普段使用しているSW6000クラス、LT4000クラス、C5000クラス、ベイトはレボビーストを持ち込み、ルアーも普段使用しているものを用意し、このロッドではSW6000、PE3号、リーダーは敢えてガイド絡みがし易いフロロの50lbの3ヒロをセットしました。

先ずは軽く…。
ほうほう、なるほど。ティップだけが沈むか。
次に6割の力で、
お、ここで1/3から沈むか。
なら、これならと、後にルアーの重み(このロッドからすると軽量な46g)を回してからの10割の力でペンデュラム!!

お、これはいい。
射出速度が速いジグのキャストでは気付かなくとも、空気抵抗の大きいプラグのペンデュラムとなると、大体のメーカーは穂先の収束が遅く、次いでバットが穂先につられて揺れ動きますが、このロッドは素直にバットから収束されていく。
ガイド設定も太糸設定で、フロロの太リーダーでもキャスト時にガイド鳴りがしない。
でも、このブランクスならお高いんでしょー?

え!?

これで5万円台!?!?

ちょっと待て。
ブランクスがこれだけのモノを使うとなると、開発費、材料費云々で最低7万はするはず…。
レイジン●ブルも、スタンダードモデルならハズレもあるし…。

ま、まぁ、アタリロッドだけだったのかもしれないし、次に行ってみよう!!
「もっと強いの出して下さい!」

106HHH/PS!

流石にこのロッドには14000クラスか…。
しかし、私はSW6000しか
「ありますよ!装着しますねー。」
あるんかい!!
プラグも46gだと投げ辛い
「別注ヒラマサ190(70g)装着しますねー。」
至れり尽くせりに感謝しつつ、周りがシーバスロッドを振る中1人ショアGT用を試投するのもどうしたものか…。
いや、このメーカーの実力を見てみたい。
そんな一心でキャスト!

鱏!!

爺!!

闘!!


あれ?

俺こんなに出力落ちてたっけ??

流石はショアGT用、このロッドでは軽量な70gのプラグ、運動不足の中年には使い熟せないって事か…。

正直に申し上げると、筋力不足のため竿がどうこう言える程負荷をかけるキャストが、このロッドではできませんでした。

しかし、以前自身もショアGT用にレイジングブルの98XS(それ用にソルティガDF)を保有しておりましたが結局2、3回使って(釣れない)トレーニングして筋力を付けても反発が強く、キャストですらままならなかった為に売っぱらってしまった事があり、このロッドは、まさにそのそれでした。

しかし、この2本、見た目や質感より軽いのは驚きを隠せない。
え?この物干し竿も400g!?
〝ロッドの進化〟というより、ブランクスからガイドセッティング、リールのバランスからグリップエンド長まで考え込まれて作り込まれているのが良く解ります。

小手調べはこれくらいにして、次に手にしたロッドは…。

メガソウル C62HH+

これを試してみたかった理由はシンプルで、ジャイアントベイトロッドの中・上級機を投げてみたかったというのがあります。
しかしながら、ここまで短いロッドは私も久しぶり(エリアトラウトですら7ft)で、振り抜くタイミングに慣れるまでに時間を要し、それに気付いたのかスタッフさんがこのロッドの特性を丁寧に説明して下さりました。
やはりボートでの使用がメインとなり、遠くへキャストするというより15gのミノーから300gのジャイアントベイトまでを、ピンに正確に打ち込む事を得意とするロッドであるとの事。(そりゃそうか)
しかし、遠投も出来なくないとの事で、私はせいぜい20m程度しかキャストできませんでしたが、そのスタッフさんは130gのジャイアントベイト(持ち込んだSPRO BBZ-1)40mは軽々と飛ばしておられた当たり、これも私が性格を理解し、活かせなかったのかなという感想です。

そうこうしているうちに、お目当てのロッドが試投から帰ってきました。


今試投会の目玉!foojinRSのベルーガ105MH!
普通のシーバスアングラーなら、8ft後半から9ft台のロッドを選択するでしょう。
しかし、私の場合、磯に持ち込む可能性が僅かでもあるなら、長ければ長い方がいいと考えております。
また、春先のマイクロベイトパターン用の小型ミノーから、ビッグベイトまで1本のロッドで使いこなせたら
夢のようじゃないですか。
このロッドにはPE2号、リーダーはフロロの38lbを巻いてあるC5000を装着します。
では、先ずは嫌がらせのように2ozクラスのビッグベイトからキャスト!
10ftオーバーのロングロッドはバット部も長いため、50g以上をキャストする事が当たり前のようにできますが、こいつは…

いや、めっちゃ快適だし、かなり飛びますやん!!
普段は欧州パイク用のロッドで〝ぬん!〟とバットに重みを載せながらでなければ飛距離は出ませんが、4割程の力、振り抜き速度でも同等の飛距離が出る!
ただ、ブランクスの反発力的にこれが頂点なのか、10割の力でキャストしても、プラス10m(最大45m程)であったあたり、あくまでビッグベイト専用ではないが、快適に使える性能があるという点では〝まさしくそれ〟ではないと言えました。

今度は逆に軽いミノーを…。
お借りしたものは

出典 アピアHP

先日出たばかりのアルゴ69。
たしかに10ftオーバーのロッド、PE2号にリーダーがフロロの38lbだと8.5gを投げるには厳しい…。
しかし、春先のマイクロベイトパターンだと、アミなのかナミノハナなのか、ゾエアなのか良く解らないモノを食べている事が多く、ルアーは小さい方がいい訳で。
とりあえずキャスト。

へ?

は?

マジかよ!?

20gクラスのミノーとまではいきませんが、普段の苦労が嘘な位素直に20m程飛んでいく。
試しに風が吹いた瞬間を狙って投げるも、飛距離は変わらず。
これはルアーの性格もさることながら、ルアーに対して太すぎるラインをガイドで上手く捌くように設計されているのか!?
ビッグベイトと軽量ミノー、相反する性格のルアーをここまで快適に1本のロッドで使えるなら、私が探していたロッドがそれでは…?
次の瞬間、私自身も驚くような言葉が出ていた。
「冬の棒茄子で買います!」
いやいや、これがミドルエンドで小遣い2ヶ月分なら誰でも欲しくなりますって。
普段MC work●最強説を唱えている私が、たった数回(実際には十数回)の試投で欲しくなるとは…。

アピア…恐ろしいメーカーです。

で、結局、シーバスロッドを探すはずが、磯でも使えるロッド探しになっていたと、帰宅してから気付くのです。



その前に、大蔵省に臨時予算執行の伺いを立てなければ…。




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