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地方河川の夏「釣果に溢れない為のビッグベイト」

各地で線状降水帯の被害が。



遠く離れた大分。釣り仲間の面々は何とか無事な様子。とは言え被害に遭われた方々も居る訳だから…これからの時代、雨と言って大喜びは出来ないですね…。



地元静岡も雨の影響は大きい。



山側は雨が降り易く、ダムに濁った水が溜まる。それを放水する訳だから1か月近く濁りが取れないなんてザラにある。6月で濁りが無かったのは2〜3日ではないか?という感じ。




長年、釣りをやっていると増水で喜べなくなる。
一般的には「雨後」というと釣り人が増える訳だけど、単純に「魚を釣りたい」という感覚で釣りをしていれば喜ばれる増水も、「何かを知りたい」という感覚で釣りをしている人達にとっては必ずしも喜ばしい事ではなくなる。周りでも「増水したら釣りに行かない」という人間が少なからず居る。

ただ、「増水」は別としても「濁り」とは上手く付き合って行かなければならない。正直言えば濁りは勘弁。自分が好きな釣りとの相性が悪いからです。


そんな濁りの中でどうやって魚を釣るのか…

人間のエゴで魚に付き合ってもらう訳だから、釣りたいと思える釣り以外では魚を掛けたくない。「釣りをしない」という選択肢もあるのだけれど、やはり釣り場に行ってしまうのが釣り人の性。

今までの釣りは若い連中に任せておきます。



「2週間くらい釣れていない」が殆どの中、9割以上の打率で釣り続けている子が2人。高校生だった2人も今や社会人、1人は所帯持ち。
実は高校生の頃から大抵の釣り人より魚を釣っていた2人。こういう釣りは若い子に任せて自分が濁りと付き合う為に選んだ選択肢は…




以前からやっていたビッグベイトを真剣に取り組む事。実は釣果から溢れない為の選択肢でもある。



モア・パワー。
自分も勿論、7〜9cmクラスのルアーを使うのだけれど、反応が無い時に頭に浮かぶのは「ビッグベイトだったら釣れたかもしれない」という事。




もう一つ、タラレバではあるけれどフックサイズの問題。小さな番手も細いが故に良く刺さるけれど、もし刺さらなかったら…ルアーに一度だけ触った魚が良型だったら…80クラスには#2/0でも大きくは見えない。



朝マズメが終わってから何となく立ち寄ったメジャーポイント。

「ビッグベイトの魚は残っているかも?」

そんな期待が持てる様にもなる。


先述した通り、他の地方と同じかむしろ魚は少ないくらい。「若い子、釣りまくってるんでしょ?」と言われそうだけれど、だからこそ周りは「2週間釣れていない」になる。1人がたったあれだけ釣るだけで周りが釣れなくなるほど魚が少ない。



簡単に諦めがちなのがビッグベイト。
当然の事ながら他のルアーと同じく、カラー選びはシビア。「目立たせてナンボ」は全く通じない、魚数の多い地域から転居して来た釣り人の「前に住んでいた場所なら簡単に釣れたのに」はお約束。実はカラー選びが原因の一つではないかな?と推測しています。


後はタックルの問題。
スピニングで投げて諦めるのはとにかくお待ちを。少なくとも自分の様な非力な人間はスピニングでベイトタックルと同じ釣りを展開するのは不可能です。

スピニングのビッグベイトと、ベイトタックルのビッグベイト。同じ釣りだと思わない方が良いです。





夜は明暗じゃない。
夏、地方の自然河川に於いて橋の明暗部は「川初心者」が入る場所。サーフの調子が悪いと河川に釣り人は増える。普段からやらないから川を知らないのは致し方ない事、どうしても明暗に入りたくなります。

流れの向きを知り、地形も把握する。その上で時間帯別の捕食対象も絞り込む。実は明暗じゃない方が釣り易い。





テールをカットし、ジョイント部には浮力材で音を控え目にしたティンバーフラッシュ。イナが多い場所はノーマルの方が良いと感じるけど、そうでもない場所や居着きの魚に対してはかなり良い感じ。テールは状況によって付け換えれば良いだけなので、かなり手応えは感じてます。

「水の中にルアーを入れるのが怖い」と感じるのであれば、圧倒的にお勧め。アクション的にはシャッドテール中心のアクションからジョイント特有のクネクネしたアクションに変わります。むしろこういうスペアテールを発売して欲しいくらい。




実は簡単な釣り。

難しいのは簡単だと分かるまでの道のり。ルアーカラーを軽視してしまったりだとか、スピニングで投げてしまったりだとか、秋に明暗で簡単に釣れてしまうので明暗でしか投げない、だとか。


釣りブームも少し収まりつつあり、それでも以前よりは釣り人は増えている。そんな中で釣果に溢れない為に先回りして何かを見付けていけなければ、待ち受けているのはワームで魚を釣られて引退したベテラン勢と同じ道。残念ながらワームに抵抗の無い世代にちょいちょい釣られて釣りから遠ざかる人達も多い。

ただ、「呑気過ぎたんじゃない?」と厳しく言う人だって居るでしょ?
釣りブームで人が増えたフィールド、楽しむには誰よりも早くその場所に行くか、周りの人が口を使わせられない状況で魚を獲って行くしかない。



当然、難しい方向に持って行く事も出来る。

簡単なままでは簡単な魚しか釣れない。
コレはビッグベイトに限らず他の釣りも全て同じ。簡単に難しい魚が獲れてしまうのであれば、釣りがこんなに面白い訳がない。当然の事です。

難しさに立ち向かう勇気、つまりは自ら釣れなくなる状況を作る事。コレが出来るか出来ないかで辿り着く先は大きく変わる。





自分の中ではほぼ周年通して釣れる釣りだという認識になってしまった…。




フィールドに人は増えて、今や「こんな場所にまで居るの?」という感じ。

「人が少ないから」という理由で人も魚も少ない河川に行っても、誰かが1匹釣っただけで釣り人が集まる始末。


簡単な魚なんて残ってない。


殺気立って場所取りをしてイージーな魚を獲るか?空いている場所で技術で口を使わせるか?それとものんびり構えてビッグベイトで残っている魚を獲るか?

自分達はワームを投げるのに抵抗がある世代。
普通なら難しい状況下で簡単に魚が釣られるから先程も書いた通り、普通の事をやっていたベテラン組が釣りをやらなくなった。つまり、ワームに負けて釣りを辞めてしまったんです。

日本は平和だからリスクを予見して先回りする人は少ない。なってしまってから嘆くのか、それとも先回りして準備しておくのか?



ルアーを小さくするのは誰でも出来る。


小さいルアーしか反応しない状況、ありますよね。自分もそういう状況に行き着いたら、間違いなく小さいルアーを投げる。そういう場所で「魚を釣りたければ」ビッグベイトなんて投げない。



ビッグベイトで釣れる場所は、ビッグベイトだから釣れる場所です。


投げる人は、そういう場所が分かる様になります。


では。


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