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地磯 コクハンアラ

今年は港の泳がせカンパチが絶不調。
冬場はだいたい泳がせカンパチかルアー作成を行っているが、今年はルアーも十二分に在庫がある。

となると困った、やることがない。

地磯で例年冬に通っているポイントは島に短期滞在中の青年たちが入れ替わり立ち替わり入磯しているのでそこに入り込んでいくのも野暮というものだろう。特に一人の学生は狂ったように通いまくっているので彼がどこまでやれるのか遠目に見てみたい気もしている。

そうなると地磯で釣りをするには新天地を自力で開拓するしかない。以前から冬場にじっくり攻めてみたいと考えていた場所があったので、これは絶好の機会だった。
折しもここ数年、島のシーズナブルパターンや時期ごとにいいポイントが判明し、だいたい固まっていたので、結果だけを追求するあまり他の釣場のもつポテンシャルを探るようなことをしなくなっていた。
そんなふうにチャレンジ精神を忘れていた自分に多少がっかりする気持ちがあった。

釣れるとわかりきっている場所もいいが、久しぶりに挑戦者の気持ちで釣場に挑むのだ。

そして、そんな気持ちで目当ての磯に立つことたった2日目でいきなり海から答えが返ってきた。
キャスト、着水したポッパーにいきなり巨大な回遊魚がアタックしてきたのだ!
まだ糸ふけをとっている最中だったので全くあわせられず針掛かりしなかったがこれは大きな収穫であった。この場所には確実に大物が回遊してくる。あとは投げ続けてルアーを襲ってくるその時をひたすらまてばよいのだ。次のチャンスはいつ舞い込んでくるのだろうか?



2/10
凪、追い風やや強。
磯に向かう途中の岩場で足を滑らせスネを強打し血まみれになる。楳図かずおの漫画ばりの表情で絶叫した。痛い。

いるのかわからないが、この場所でのメインターゲットはキハダを想定している。
深場を好むキハダという魚は遠投が効くほど有利なのでルアーは飛距離重視でブルポッパー200をチョイス。ちなみに付近では冬場に毎年バショウカジキが目撃されている(私自身も目撃者のひとり)ので裏本命はバショウである。こちらもいわずもがな遠投有利にちがいない。

30分ほどポッパーを引いたがあたりがないので、同じく遠投重視で次は別注ヒラマサ220にルアーチェンジ。

すると一投目、2/3ほどラインを回収したところで小さく水面を割るバイト。
針掛かりしても魚は全然引かない。重量感はそこそこあるが、引きに鋭さが全くない。どうせバラクーダか何かだろうと見当を付け、ガンガンラインを回収する。
すると足下で急に魚が突っ込み始めた。騙された!これは嫌なパターンだ。つい先日沖磯でこれと全く同じ状況があり、この時はまんまとラインを切られている。
自分の不注意さと学習力の無さに辟易するが、針掛りした直後に魚が走るかどうかは魚の気分次第というようなところもあるので対策の立てようが無い気もする。

魚は右方向の根に突っ込んでいく。
ラインが岩に引っ掛かる感覚があるが、ここでラインを出すと魚は高確率で根の反対側に行きそうだったので、あえてラインを止めて魚の引きを真っ向から受け止める。
腰を落とし、グッと竿を曲げて耐えていると魚の抵抗が弱まった。

やったか?

安堵するも魚は再度突っ込み。

しぶとい!

ラインの出し入れも身体の移動もないが攻防は白熱し、心音が高まる。

そして、魚は再度浮上。
赤い。
そしてバラハタやアカマスにしてはデカイ。

よくみてみると身体中にブルーの斑紋がある。コクハンアラだ!

久しぶりのレアフィッシュの登場に心臓の鼓動はさらに早まる。

フックはクチビルにちょこんと頼りなく引っ掛かっているだけ。

バレるなよ!

祈る気持ちで波に乗せて魚を磯上まで誘導する。
そして、引き波のあとには赤い魚体のみ残った。ランディング成功。

この磯でのファーストフィッシュは10kg弱程のコクハンアラであった。

やはり私のポイント選択眼に狂いはなかった。目的の回遊魚ではなかったが、コクハンの出るポイントでは生活圏が重複しがちなGTもそのうちでてくるにちがいない。
いったい次はどんな魚が私を楽しませてくれるだろうか?
答えは近いうちに必ず海が教えてくれるはずだ。
その日に備え、これからもフィールドに立ち続ける。足が治ったら…。





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