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沖磯 イシガキダイ 導入編

  • ジャンル:釣行記
  • (石物)
磯魚の代表格といえば何を思い浮かべるだろうか?
個人的にまず真っ先に名前がでるのはメジナ、クロダイのいわゆる上物。
そして、その次にイシダイ、クエの底物がくる。

同じ磯魚でも上物は比較的容易に釣れるし、なんとなく身近な魚といった感じがするが、底物はまず釣れるポイントが限られてくるうえ、タックルや仕掛けが異様にゴツくお値段も値が張り、餌も高額ときているので簡単に手がだせない敷居の高さがある。

この認識は私に限らずほとんどの釣人に共有されているものと思われるが、だからこそ磯の底物釣師は他ジャンル釣人から少し遠くの方から畏敬の念を、悪意をもった見方をすれば"特別感"を押しだしてくる嫌味な奴といった、なんとも独特な目でみられている。

俗に例えれば、一般的な釣り人を街のチンピラだとすると、底物師はヤクザ的な立ち位置。ヤクザは悪いほうに突出しているが、底物師は金と時間の掛け方が突き抜けている。故にヤクザも底物師も人から好奇と憎悪を向けられる。とにかく磯から底物を釣るにはそれほどの情熱が必要だということだ。

あらぬ方向に話が進行してしまったが、この項では底物師の悪口を言いたいわけではなく、その特殊性を強調したい。

四半世紀以上前、私が釣りを始めたときには底物の代表格であるイシダイはその希少性からすでに"幻の魚"といわれており、子供のころに読んだ「釣りキチ三平 磯の王者イシダイ編」にも"一年ポイントに通ってようやく一匹"という旨の記載があったと記憶している。

幻の魚といわれて釣ってみたいと思わない釣人はいないであろう。
というわけで今回の狙いは磯の幻、磯の王者「イシダイ」。
...ではなくその近縁種「イシガキダイ」。

イシダイとイシガキダイはひとくくりに石物とまとめられるので、私のような"なんちゃって底物師"にはほとんど同じ魚ということでよいだろう。

とにかくイシダイでもイシガキダイでも相手にとって不足なし。私も磯釣師のはしくれなので、一度くらいは王様に拝謁賜りたい。
特に私の住んでいる付近の海域はイシガキダイに関して"最後楽園"といわれるほど魚影の濃い石物師垂涎のフィールドなので、亜熱帯の気温を凌駕する熱い戦いが待っているのは間違いない。




6/12
本島最北端の磯、乾崎へ。

この乾崎は足下から30mほど水深があり、海底はフラット。潮流は効きすぎず無さすぎずで釣りのしやすさは抜群。石物狙いのぶっ込み釣りでは潮が速すぎると仕掛けが流されてしまい、底をとれず根掛かり放題のお手上げ状態になってしまうのでここはかなりの重要項目だ。
底物に入門する際には真っ先に挑戦しようとかねてより考えていた好ポイントにいきなり挑戦できたのは運がいい。

余談だが、この乾崎周辺では40kgオーバーのgtとイソマグロを何度も目撃(特にGT)しているうえ、磯の構造もラインブレイクの要因となるものは足下の磯際くらいのためファイトの難易度も低いので大物釣りにもおすすめのポイント。
あと、底物とは違う理由で流れが適度というのもポイントが高い。

磯で大物を狙う人は意外にもファイト時の潮流の影響を全く考慮しないが、個人的には大河の本流のように流れている磯で50kg以上の魚が潮下に走ってしまったら寄せてくるのはほぼ不可能ではないかと感じている。なので、運という要素をなるべく排除し(私は大型魚をキャッチする過程でどれだけ運という要素を排除できるかが釣り師の腕だと考えている)、狙って磯から超大物を獲ろうというならこの潮流も当然重要項目だ。流れの出やすい磯は大物も食ってきやすいがばらしの確率もあがる。両者はトレードオフの関係だが、この乾崎は一級磯より若干大物のヒット率は低いものの、それを差し引いてもファイトの難易度が低いというアドバンテージが勝る、つまり大物のヒット率とキャッチ率を総合的に考えると最適解に近いといえる、隠れた好ポイントではないかと感じている。

今回の本筋はイシガキダイなので大物釣りの話題はここまでにしよう。

前置きが長くなってしまったので今回はここまで。
書く気力があったら次は実釣編にいきたいとおもいます笑









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