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地磯 イソマグロ 2022-1

前週は毎日のように巨大なイソマグロが色々なポイントでバイトしてきたが、なんと一度もまともにフッキングしなかった。

海の状態は最高潮を迎えている。
釣りを続けていれば確実にそのうち魚が針に掛かるだろうが、サイズが大きいだけに掛けたらそれはそれでとても大変だし、無事にあげられるとも限らない。
最近目視した魚のサイズで最大のものは50kgはあろうかという巨体だった。
巨大魚とのファイトが楽しみな反面、魚のサイズ感に少しだけ臆しているようなところもあったが、そこは「案ずるより産むが易し」である。
それは全く期待感のなかった長潮にやってきた。


4/25
地磯へ。
無風、凪。

釣りを開始してから20分ほどするとかなり沖のほうで鳥山が立ちはじめ、それは時間の経過と共に規模が大きくなりこちらへと近づいてきた。

鳥山はポイントの200mほど沖で停滞。
その様子を観察してみたところ、数分に一度くらいの間隔で巨大魚のボイルがみられ、鳥達も頻繁に海中目掛けて突っ込んでいる。
最近は鳥山が通過しても魚の当たりが出ない「鳥山詐欺」が横行していたので、鳥が近づいてきても興奮感は全くなくなってしまっていたが、どうやら今回は期待ができそう。

ここで、使用ルアーをスイミングポッパーからダイビングペンシル"ハハペン25cm"に変更。遠投出来るビッグルアーで少しでもルアーを鳥山に近づけてやろうという魂胆だ。

が、しかし、魚は向こうからこちらへと向かってきた。

足下で跳ねたトビウオの下を10~15kgほどのイソマグロが追跡している様子がはっきりとみえた。

そしてトビウオの着水とほぼ同時にどぼんと水柱を立てて補食。

「ちょっと魚のサイズが良くないなぁ」などと思いつつ、反射的にアンダーハンドキャストでボイルが出た辺りにルアーを投げ入れると、待っていたかのようにすぐにドーンと魚がでた。

合わせを入れると同時に強力なファーストランが始まる。

魚は一走りで一気に100m以上駆け抜けていく。シャローで掛かり、深場に向かっていったので海中のカケアガリにラインが引っ掛からないよう祈りながら引きに耐えていたが、しばらく魚が走るとラインは安全地帯の方へと延びていったので一安心。

ファーストランの勢いが落ち、魚の走りも一段落ついたかと思いきや間髪入れずセカンドランが始まる。
いくら長距離ランナーとして定評のあるイソマグロとはいえ、10kgそこそこでこの走りは異常すぎる。スレ掛かりだろうか?

魚はさらにもう一度走って動きを止めた。
スプールにはまだまだラインは残っているが、それでもかなり薄くなったスプールを見てげんなりする。こんなに巻いてこないといけないのか...。

ここからはなるべく魚に抵抗してほしくないので、ドラグを1/4回転ほど絞り込む。

ラインを回収し始めると、魚は徐々に浅瀬の危険地帯へと近づいていってしまった。
ラインの回収を急ぐが魚が予想外に重く、スピーディーにいかない。
このあたりで魚のサイズに違和感を覚えはじめた。「もしや掛かっているのは見えたイソマグロとは別物なのではないか?」と。


しばらくやりとりをしていると、魚は再び安全な方向へと戻っていった。

もう魚は目前だ。
魚が最後の抵抗で磯際を平行移動していったので、私もそれに付いていき、距離が詰まったところで竿を煽り、魚を浮かせにかかる。

魚が見えた。
魚体は確かにイソマグロだが、想像より遥かにデカイ!!
胴廻りが電柱くらいある。

少し焦ったが、イソマグロは一度浮いてしまえばそこから反撃してくることはまずないので気持ちを切り替えてランディングに集中する。

魚を磯の低くなったランディングポイントに誘導し、念のためギャフを顎部に刺し、寄せ波と共に引いてくる。

魚はデカかったものの磯が形状的にランディングに適していたので、引き上げは一発で見事成功。

陸揚げしたイソマグロを改めてじっくりみてみるが、やはりデカイ。
メジャーをあててみたところ、その全長は155cm。昨年釣れたイソマグロも似たようなサイズだったので、重量は40kgほどだろう。デジタルスケールも持参していたが、早めに海にもどせば陸揚げのダメージを受けやすいイソマグロももしかしたら生き残れるかもしれないので、敢えて重量は未測定。

昔は魚が釣れる度に重量を計測していたが、島に移住してから釣りをやりすぎて最近では確実に自己記録という魚以外のサイズはどうでもよくなってきた。これは進歩なのか退歩なのか。

話が横道に逸れた。

イソマグロは海辺に戻ると一応元気よく泳ぎ去っていった。
その背中を見送りながら咄嗟に「あまり嬉しくないなぁ」と感じた。
魚の引きならこの前日に釣り上げていたカマスサワラのほうが派手で強烈だったし、サイズももっと大きいのをつい先週に何度も目撃している。

なんという贅沢。なんという豊穣の海。


いくら挑戦しても底の見えない海域のポテンシャルに対する絶望感と、その豊かさに対する感謝というアンビバレンツな感情が去来し、なんとも不思議な気持ちになった。








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