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▼ ロッドのお話 その2 by 松本太郎
- ジャンル:日記/一般
アピアの松本です。
前回はロッドの素材の彼是について、簡単にお話させていだたきましたが、今回は感覚的な部分のお話について・・・。
そもそも、アングラーのロッドに対する要求というのは、‘強い’、‘硬い’、‘粘り強い’、‘張りがある’(弱い、柔らかい、しなやか、張りがない)など、極めて曖昧なコトバで表現されることが多いのですが、実際のロッドメイキングとは、単純にこれらの表現だけでは割り切ることのできない究極の感覚世界を表現する‘関数の小宇宙’であり、それぞれのロッドの‘味’とも言うべきニュアンスの領域の話をカタチにするために、前述のニュアンスを的確に数値化しなければなりません。
アピア社内では有名な、‘宇宙言語?!’で伝えられる濱本さんのリクエスト(失礼w)が設計図面に落とし込まれていく過程においては、実際にその釣りを良く知り、求められる要素を確かな深度で理解し説明できなければなりません。
実際に使いこまれている方にはその独特の質感の差異がご理解いただけると思いますが、例えば、弊社の製品で言えば、‘Z’の『ネオンナイト』と‘X’の『ベイブリーズ』を同じようにキャスティングされる方は少ないと思います。(『ネオンナイト』と同じように『ベイブリーズ』をキャスティングしても差異は少ないのですが、『ベイブリーズ』と同じ様に『ネオンナイト』をキャスティングすると差が生まれます。)
やり取りにおいても、それぞれの特性に合った操作を行わなければ、
ロッドの特性、またタックルバランスによっては意図したパフォーマンスを最大限引き出すことが出来ないこともございます。
弊社では、シリーズごとの価格の高低はロッド自体の仕様・素材の差異以外に、実際の使用感における、個々のアングラーが感じる‘合う、合わない’という部分にも対応する質感のバリエーションをご用意した結果となっております。
ここについては弊社代表・宇津木のコラムをご覧くださいませ。
‘アピアロッドの選び方’ http://www.fimosw.com/u/spartas/ugrcywmdzks44v
用途・目的に応じて、一見、近似したスペックのロッドでも、実際の使用感として、その趣を異にするロッドの開発は面白くも難しくあり、ゴールの見えない果てしない道程なのです。
また、昨今のルアーロッドでは一時ほどの過激な軽量化戦争はなくなりましたが、『より軽く、より強く』という相反する要素を追求していけば、使用感(軽量・高感度)と折損のリスクは表裏一体なのはご存知のとおりです。例えば、9.6フィートのMLパワーで100gを切る重量、かつメーターオーバーのシーバスをキャッチできるロッドを作ることも可能です。ですが、使用上の様々な要因を考慮すれば、それが現場で‘本当に使えるロッド’なのかどうかは推して知るところ、となります。どんなに優れた素材や製法を用いても、質量=強度という原理原則を極めて大きく逸脱することは、今の技術ではまだまだ実用化できるレベルにない、ということです。
ロッドは折れるものと考える人と、商品である限り折れるものを売ってはいけないと考える人。ロッドの扱い方もアングラーの数だけ多種多様です。私どもを含め、多くのメーカーは価格帯によって、素材の価格や製竿の難易度などを考慮した上で多角的にバランスをとっているのが実情だと思います。一般的に高額な製品は、高価な素材とコンポーネンツを用い、それぞれの素材の持ち味に応じたロッドメイキングが行われているわけですが、乱暴な言い方をすれば、高価な高弾性素材を採用しているロッドほど扱いを誤れば折損率は高くなります。(もちろん、ありとあらゆる創意工夫が盛り込まれていることは言わずもがな、なのですが。)
ロッドの購入を検討される際には、弊社のロッドに限らず見た目やイメージよりもロッドをブランクとして考え、質感、パワーゾーンなどを意識して振ってみるのも、より自分に合ったロッドを選択する上での引き出しの一つになると思います。
もちろん、‘○○さんが使っているから’、‘○○ブランドが好き’、というのも
釣具を買う上での楽しみでもありますので、あくまでオープンマインドで・・・。
職業柄、私自身も新しい素材や製法が採用されたロッドや、気になるアングラーがプロデュースされたロッドはメーカーに関わらず、実際に購入したり、お借りしたりして実際に使用してその質感に触れてみるようにしていますが、普段、何気なくご使用になられているロッドも、たまにはこんなことを考えながら使ってみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
前回はロッドの素材の彼是について、簡単にお話させていだたきましたが、今回は感覚的な部分のお話について・・・。
そもそも、アングラーのロッドに対する要求というのは、‘強い’、‘硬い’、‘粘り強い’、‘張りがある’(弱い、柔らかい、しなやか、張りがない)など、極めて曖昧なコトバで表現されることが多いのですが、実際のロッドメイキングとは、単純にこれらの表現だけでは割り切ることのできない究極の感覚世界を表現する‘関数の小宇宙’であり、それぞれのロッドの‘味’とも言うべきニュアンスの領域の話をカタチにするために、前述のニュアンスを的確に数値化しなければなりません。
アピア社内では有名な、‘宇宙言語?!’で伝えられる濱本さんのリクエスト(失礼w)が設計図面に落とし込まれていく過程においては、実際にその釣りを良く知り、求められる要素を確かな深度で理解し説明できなければなりません。
実際に使いこまれている方にはその独特の質感の差異がご理解いただけると思いますが、例えば、弊社の製品で言えば、‘Z’の『ネオンナイト』と‘X’の『ベイブリーズ』を同じようにキャスティングされる方は少ないと思います。(『ネオンナイト』と同じように『ベイブリーズ』をキャスティングしても差異は少ないのですが、『ベイブリーズ』と同じ様に『ネオンナイト』をキャスティングすると差が生まれます。)
やり取りにおいても、それぞれの特性に合った操作を行わなければ、
ロッドの特性、またタックルバランスによっては意図したパフォーマンスを最大限引き出すことが出来ないこともございます。
弊社では、シリーズごとの価格の高低はロッド自体の仕様・素材の差異以外に、実際の使用感における、個々のアングラーが感じる‘合う、合わない’という部分にも対応する質感のバリエーションをご用意した結果となっております。
ここについては弊社代表・宇津木のコラムをご覧くださいませ。
‘アピアロッドの選び方’ http://www.fimosw.com/u/spartas/ugrcywmdzks44v
用途・目的に応じて、一見、近似したスペックのロッドでも、実際の使用感として、その趣を異にするロッドの開発は面白くも難しくあり、ゴールの見えない果てしない道程なのです。

また、昨今のルアーロッドでは一時ほどの過激な軽量化戦争はなくなりましたが、『より軽く、より強く』という相反する要素を追求していけば、使用感(軽量・高感度)と折損のリスクは表裏一体なのはご存知のとおりです。例えば、9.6フィートのMLパワーで100gを切る重量、かつメーターオーバーのシーバスをキャッチできるロッドを作ることも可能です。ですが、使用上の様々な要因を考慮すれば、それが現場で‘本当に使えるロッド’なのかどうかは推して知るところ、となります。どんなに優れた素材や製法を用いても、質量=強度という原理原則を極めて大きく逸脱することは、今の技術ではまだまだ実用化できるレベルにない、ということです。
ロッドは折れるものと考える人と、商品である限り折れるものを売ってはいけないと考える人。ロッドの扱い方もアングラーの数だけ多種多様です。私どもを含め、多くのメーカーは価格帯によって、素材の価格や製竿の難易度などを考慮した上で多角的にバランスをとっているのが実情だと思います。一般的に高額な製品は、高価な素材とコンポーネンツを用い、それぞれの素材の持ち味に応じたロッドメイキングが行われているわけですが、乱暴な言い方をすれば、高価な高弾性素材を採用しているロッドほど扱いを誤れば折損率は高くなります。(もちろん、ありとあらゆる創意工夫が盛り込まれていることは言わずもがな、なのですが。)
ロッドの購入を検討される際には、弊社のロッドに限らず見た目やイメージよりもロッドをブランクとして考え、質感、パワーゾーンなどを意識して振ってみるのも、より自分に合ったロッドを選択する上での引き出しの一つになると思います。
もちろん、‘○○さんが使っているから’、‘○○ブランドが好き’、というのも
釣具を買う上での楽しみでもありますので、あくまでオープンマインドで・・・。
職業柄、私自身も新しい素材や製法が採用されたロッドや、気になるアングラーがプロデュースされたロッドはメーカーに関わらず、実際に購入したり、お借りしたりして実際に使用してその質感に触れてみるようにしていますが、普段、何気なくご使用になられているロッドも、たまにはこんなことを考えながら使ってみると、新しい発見があるかもしれませんよ。
- 2013年12月11日
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