掛ける! ~Last~

  • ジャンル:style-攻略法
1ヶ月以上間が空きましたが、これが最後です。
そして予めお断りしておきます。

「今まで書いてきた事は、あくまで蛇足。これが全てです。」、と。

あ、嘘は申しておりませんよ。
ただ、あれは正直自分にとってはどーでもいい話です。

なぜなら、自分は「トッパ―」だから。

なので、忘れて下さい。
トップこそ、フック形状の善し悪しがハッキリ出ると、経験が物語ります。
そしてそれが前回書いた通り、「特殊な場合」。
本来ならば「会話地獄」の中心ネタでもあるのですが、今回あえて文章にしてみます。
多分、伝えたい事の殆どを表現出来ないと思われます。
これで興味を持たれた方は、是非「会話地獄」へ(^皿^)

それでは、本題へ。
これは、「ベイトボイル」と「バチボイル」の時を指します。
何故これらが特殊かというと、「魚が見える」から。
そして、この際どのフックを選ぶか。

「ベイトボイル」→ストレートポイント。
「バチボイル」→ネムリポイント。


一択です!

では、その理由を。
先ずはベイトボイル。
この状況を思い浮かべて下さい。
すると、音が聞こえてきますよね。「パーン」と乾いた音が。
これが全てを物語ってます。
この音を出すには、かなりの勢いが必要。
ベイトにアプローチする際に、結構な速度で当たっているという事です。
するとどうなるか?

ルアーも吹っ飛ばされます(爆)

冗談抜きで、レッドペッパーが1m以上吹っ飛ばされてます(経験談)。
全てでは無いですが、そういった状況。
アプローチの際の水押しでコースが狂い、体に当たって吹っ飛ばされる。
良いライズの時程、フッキングしないのがそれだと思います。
しかし、綺麗に中心に入れば口の中に入ってくれます。
そんな時、ネムリだとほぼ引っ掛かりません。
ポイントは、すり抜ける方向に向いてますから。
しかし、ストレートであれば「引っ掛かる」可能性があります。
口の中に入り、引っ掛かるのであれば、結構奥に入ります。
なんせ、勢い良く吸いこんでますから。
となれば、「浅掛かりによるデメリット」を考えずに済みます。
それが、「ベイトボイルにはストレート」の根拠です。

それでは「バチボイル」はどうか?
これを語る前に、バチの捕食態勢を語る必要があります。

ここからは、あくまで自分の妄想です!
決して真実と思わないように!


バチを捕食するにあたり、シーバスは定点でステイしています。
勿論、ウロウロしてるヤツも居ますが、ソイツは除外。
そして、水面下30cm前後で待ち構え、流れてきたバチを食った瞬間に反転して元の位置に戻ります。
その際、泳ぎによる推進力は使わず、吸引力だけで吸い込みます。
その為、音も「シュボッ」という感じになります。

こんな状況において、ルアーを使うとどうなるか。
先ず吸引力のみの為、(バチに比べて)重いルアーは、口の中に完全に入る事は少ないです。
また、動き出してから戻るまでの移動距離が短い為、全体的な速度も遅いです。
すると、殆どの場合、針が浅掛かりしてます。
その状態でフッキングをかますと、大体スッポ抜けます。
抜けなくても、針先しか掛かってないので、無理な力を入れると簡単に伸びます。

そこで、ネムリ針です。

口の中に入ってくれれば、刺さらなくていいんです。
先が内側に入ってる分、抵抗が若干減る為に入りやすくなります。
そして、元の位置に戻る為に、100%反転してくれます。
その反転の力で勝手に掛かってくれます。
また、多少無理な力が掛かっても、内側に入ってる分、若干伸び難いです。

だから、ネムリ針なんです。

自分はバチの時だけ釣りのスタイルが180度変わります。
ロッドは共通ですが、それ以外は使う物が全く違います。
「掛ける」釣りから「コンマ数秒待つ」釣りへ。
目の前で水柱が上がり捕食音、そしてラインが動いてティップが曲がり、最後に手元に感触が。
この「コンマ数秒」に萌える燃えるんです。


だからバチが大好きなんです。(←結局、これが言いたかった(^^;))



長らくお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
釣りのスタイルによってフックを考えてみると、また違った面白さが生まれると思いませんか?

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