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28th ひたすら最高の瞬間を想え

過ごしやすかった春も終わり

梅雨入りを前に、なんだか既にジメジメ感の宮崎県。

日中のウェーダー内はしっとりと汗ばみ

ウェーディングでのクールダウンが気持ちいい、そんな季節となってきました。


◇遡上する鮎の群れと河川事情

個人的予想は外れたようで、今期の鮎は豊富な感じ。

同河川の上流域の瀬や堰にしても、また別河川にしても

鮎の群れが遡上する光景をよく目にするし、数も多い。

鮎が豊富で嬉しいのは僕ら釣り人や鱸だけではないみたいで

サギなどの鳥類も、瀬周りや堰周辺で

鮎の遡上を首を長くして待ち構えています。

個人的予想とは昨年の台風による爪痕のことで

あれ以降、周辺河川は雨が降るたびにダム放流もあってかすぐに泥水状態。

土砂はいたるところに堆積し、お世辞にも水中生物が生活しやすい環境とは言えない感じです。

それがどこまで鮎にも影響を及ぼすものなのか

いろんな調査資料などを覗いてはみたものの、断定的に言い切るのは難しいのかなと。

先日のダム放流からちょっと落ち着いた数日後

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半径1メートルないくらいをさっと拾い集めた程度。

水質なのか、放流による水温低下なのか、それとも別の何かによるものか。

詳しくは分かりませんが

現状として言えることは、鮎自体はある程度数はいるものの

河川の状態としては、なんとも微妙な感じがします。

◇鱸という魚とその魅力

繊細な鮎に比べ、鱸は適応能力が非常に高く

そんな河川状態でも鮎を追って遡上してきます。

鱸はシーバスとも言われるように元々は海の魚ですが

その遡上能力や適応能力の高さから、数十キロも上流の堰上純淡水エリアにも存在するし

はたまた、僕らの生活圏内を流れるような小規模河川にでも、もっと小さな水路系でも存在します。

こんなにも生息エリアが広い魚はなかなかいなく

こんな中から、色んな要素や条件を当てはめ、絞り込んで鱸を探す

そこが鱸釣りの面白さでもあり、魅力のひとつだと思います。

また、そんな鱸はどこで釣っても最高にかっこいい。

それは鱸にしても僕ら釣り人にしても、そこに辿り着くまでの過程があるから。

過程というのは、目に見えるものではないし、それぞれの考えるところもあって分かりにくいですが、

僕のまわりには素敵な考えや言葉を言ってくれる仲間が多く

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@cba_siny
 「どこで釣るか 何使って釣るかなんかより どれだけその魚に本気かが大事なんだなぁ」

まさにそういう事だと思います。

あれこれ考え、状況を把握し

それでいて、僅かな可能性やロマンにも近いものを求めて、ひたむきに竿を振る。

だからこそ、その一匹が最高にかっこいいんです。

そして鱸とは、そんな気持ちにさせてくれる魚です。

◇最高の瞬間を求めて

探し求め、もう何回空振りしたかなんて分からない。

伸びた草木をかき分け、蜘蛛の巣をかいくぐり、棘と格闘しながら

その先にあるのかも分からない最高の瞬間を求めて竿を振ります。

返ってくる答えはけっして多くはないし、言ってしまえば釣果は割に合わない。

けど、それが訪れるとき

どれも、もう次の一投、次の一匹なんて思わないほどの最高の瞬間。


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やっぱり居たと釣友とダブルヒットに歓喜の瞬間。

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堰上鱸、朝焼けに照らされる至極の時間。

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草木をかき分け続け数十分後の一撃ワンキャスト。

何度振られ続けようと、何度冷たくされようと

たまに優しく振り向かれると、余計好きになるし、溺れていく。笑

だから、何年も追い続けるんだろうなぁ

さぁ、今日もしつこい男は嫌われるよとお嫁さんにチクリと言われながら

子供みたいに、隙を見てこっそり家を抜け出します。

いつになってもやってる事は昔とさほど変わらない。


おわり

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