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VARIVAS x fimo 共催企画タッチ&フィールキャンペーン その2

「アバニシーバスマックスパワーpex9」セカンドインプレッション。

前回のファーストインプレッション(第一印象、触れた感じ)に引き続き

今回は、河川中流〜下流域での使用をメインに書いてみたいと思います。

ではさっそく。


◇これまでの使用 PEと求めるもの

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基本的には河口に下るにつれ、川幅が広くなる河川が多い傾向かと。

僕の通う河川も同じくそんな感じ。

そうなると、自ずと使用するPEは、一般的に摩擦抵抗の少ない8本編み寄りの選択が多くなってくるのかなと思います。(状況にもよりますが)

そんな中、僕の使用していたPE はサンラインのキャリアハイ6の6本編みPEなんですが。

でも、これが結構使い勝手が良くて、特徴としては

簡単に言えば、4本・8本の良いとこ取りの6本編みPE。

4本編みの抵抗が教えてくれる水流や風を掴むことの操作性だったり

8本編みの抵抗の少なさからなる飛距離・キャストフィーリング・糸鳴りのない快適さだったり

そんな性能を真ん中にギュッとまとめたような、そんなPE。

だから、これひとつである程度オールマイティにシチュエーションをカバーできちゃうから、ほんと使い勝手良いんですよね。

と、まあちょっとキャリアハイ6の話になってしまいましたが

話を戻すと、僕が河川中流~下流域に求めるPEとしてはこれが結構理想の形。

飛距離を出しつつ変化する状況に対応できること。

操作性や使用し続けられる快適さ、安心性。

何かに特化したというよりはワンランク上の汎用性。それが理想です。


◇pex9との比較とそのフィーリング

 【飛距離】

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 実際に細かく計測はしていませんが、飛距離的には悪くない印象。

 悪くない印象というのは、キャリアハイ 6と比べて飛距離がめちゃくちゃ伸びたという体感はないまでも、気持ちよくガイドを抜けてくれます。

 たぶん現状、このあたりのPEで飛距離に大差がつくことはないのかと。

 ここで見るべきはキャストの前後。

 ガイド抜け、ライン、スプール状況、ここの良し悪しで飛距離のアベレージは変わってきます。
 
 この平均飛距離を常に出し続けること(トラブルレス)は大事と思ってて、ここは釣果に関わるところ。

 pex9のガイド抜けに関してはキャリアハイ6よりも糸の直進性みたいな、真っ直ぐ抜けているような感覚です。あくまで体感ですが。笑

 この辺、コーティングの恩恵が強いのかなと思っていましたが、コーティングがとれた後でも変わったという感じはなく

 糸自体のコシというか、9本編みという中心のコアの恩恵だったり、糸の伸び率(伸度)の恩恵だったりするのかなと思っています。


 【操作性】

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 ここでの操作性は、明暗部でのラインコントロールだったり、水切りの良さを指してます。

 そして、これを駆使する代表と言ったらドリフトの釣り。

 ラインで水流を掴み、メンディングしながらアプローチしていくドリフトは、コントロールする、操作するというギミックが詰まった釣りです。

 まず、pex9の良い点からいうと、ラインの水切り糸捌きは、軽くロッドをあおっただけできれいに捌けている印象です。ラインメンディングはやりやすい。

 次に、比べるとここはどうなのかなという点では、ラインでの水掴み。

 自分の感覚ですが、これはキャリアハイ 6の方がやりやすいような印象です。

 まあ単純に 6本編みと9本編み(8本編み)では、原糸の太さから6本編みの方が掴みやすいというのが通念なんですが。

 キャリアハイ6が水を掴んできれいなU字を描くのに対し、pex9はなんとなく少し水がすり抜けるようなそんな感覚。

 ドリフト出来ないというわけではなく、あくまで比べたときのどっちがという話。

 そしてここは当たり前にラインの号数(原糸の太さ)で変わってきます。


 【強度】

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 直線(引っ張り) 強度と摩擦強度とありますが、直線強度について。

 摩擦強度は原糸の太さに比例しますが結局は PE、擦れには弱いです。

 「直線強度」とは、みんながよく目にするMAX20LBとかAVE19LB とか表記してあるやつで

号数と合わせてこの強度でPEを選んでいる人も多いと思います。

 気持ち的にはこの数字が大きい方が良いものと考えてしまいがちですが

 色んなPEを使用して思うことは、同じ号数に対してこの強度にも大差はないと個人的には思っています。

 メーカー別に表記が違ったり、数字に差があるものの大体一緒。

 そんなこと言ったらここでの話が終わってしまうんですが。笑

 ここではその表記強度ではなく、経験と積み重ねることでの頼性という強度について。

 ファイト中は色んなことが頭をよぎります。

 ルアーの掛かり、障害物、潮の流れや方向など、こういうものを考慮しながらの駆け引き。

 魚が大きくなればなるほどそのリスク回避は容易ではない。

 頭をこっちに向けれるか、流れの中から引っ張ってこれるか、臆することなく対峙できるか。

 全てはタックルバランス。

 その中のひとつに釣り人と魚を繋ぐ糸があります。

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 地形は牡蠣瀬、無理くり魚体を持ち上げてのやり取り。

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 川幅3mほどの支流、増水で流れが飛ぶなかから。
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 経験から余裕を持ってヒラランカー。


 魚は3分の2赤目でしたが、この魚、この状況でとれた、無理できた、試せたことは大きく

 こういうことが安心して使えるものへと、信頼という強度になっていきます。

 はい、自分の中でのpex9の強度は申し分ないです。


 【感度と伸度】

 そもそもこれがPEのメリットなんですが、より低伸度ということで

 まあ言われればそういう気もしないでもない、僕的にはそんな感じです。笑

 言っても伸度1、2%の違い、たぶん体感では正直分かんない。

 しかも低伸度って、ロッドでも同じようにパッキパキだったら感度は上がるけどバレやすい、弾きやすいと一緒で

 伸び(遊び)がない分、感度は上がるけど同じく弾きやすくバレやすい。

 ただ、この中流〜下流域の距離を必要とする釣りでは、低伸度はメリットの方が大きいと思ってて

 何十mか先のアタリにしても、そこからのフックアップにしても1%でもあったに越したことはないし

 特に遠くでのフッキングって、ロッドでも吸収されるしリーダーでも吸収されるから思った以上に伝わっていないことが多いです。

 そこを補ってくれる低伸度っていうのは、たかが数%されど数%だと思います。

 また変化を探す鱸釣りでは、些細な情報(感度)がとても大事だったりします。

 それがオープンエリアだったり大河川だと特に。

 キャリアハイ6が水流を受けること風を受けることから得る感度(情報)だとしたら

 pex9 はその低伸度から、例えるならピンピンに張った糸に物事が触れるような、そんな感じで得る感度(情報)です。

 
◇まとめ

長々と話してきてしまいましたので簡潔に。笑

理想はワンランク上の汎用性。

「飛距離」「操作性」「強度」「感度(情報)」「トラブルレス」みたいなレーダーチャートだとしたら、pex9は。

答えは、安心して、信頼して、投げ続けられるかどうか。

そういうこと。


-続-

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