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上宮則幸

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糸鳴きと軋みと

夕方、自宅玄関左手の風呂場の窓から湯を溜める音を聞きながら家に入ると相方が玄関に小走りでやって来て、おかえりの後に早く釣りに行けと言葉を継いだ。
おれはみなもが寝てからと突っぱねたが相方が恐い顔して行けと更に言う。
無視して風呂の湯を確認しに行く。
相方は食い下がるように、全く乗り気じゃないおれの背中に畳み掛けるように釣りに行けと言う。
いい加減にしろと言いながら振り返ると目の前には肝属河口の芦原が広がっていた。
下げ7分ほどになると香ってくるあの泥の匂いが胸を満たした。
面喰らう事もなく、芦原に腰を下ろし水面に目をやる。
高隈山麓に陽が落ちたばかりで上流側は燃えるオレンジ、下流側のシーバースの遥か沖の水平線には藍色の気配が押し寄せていた。
汐入の流勢は今がピークなのか、左岸からずいぶん離れた位置にヨレが。
立ち上がり権現に目をやると、カラスの群れが騒がしい。
唐突に背後から炸裂音が。
振り返るが波紋が見えない。
いいや今じゃない、そう独りごちると背後から相方が今だよ、と。
手にはMARINOがあった。
スネコン130Sが当然のようにセットされていたが、違うと直感してBlooowin!140Sに。
ないない、と思いながらも汐入と本流が作るそのブレイクにBlooowinを射れた。
リップが水を噛み、まだクラッチが切れたままのリールからPE#3が引き出されるのをサミングで僅かにテンションを掛けた。
全てが揃っていた。
ベイトや流れや道具なんかじゃない、安っぽい残念な言葉で言えば、霊的な何かだ。
カワヌベ、おれは知ってる。
今からそれを始めよう。
おまえとまた語ろう。
今なんだね、と相方に声を掛けた。
相方の返事はない。
その替わりに、左手をあの電撃のような衝撃が襲った!
目を見開いた。
みなもがにっこり笑っておれの顔をじっと見てた。
抱き寄せて、ごめんけどとおちゃん今夜から肝属に通うわと言ってみた。
はむーんと返事が(笑)






今年も逢えるさ
 
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ヤツの声は糸鳴き
おれの言葉はガイドの軋み







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