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上宮則幸

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宮崎 超上流山鱸 4

早朝
午前4時半前
スマホの目覚ましアプリが軌道する前に到着した川端君の窓ノックですんなり起きた。
最近の晴天のためか、仮眠を取ったパーキングは、朝靄が立ちこめる事を予想していたものの、僅かに湿度を感じるだけで寒さはそれほどでもない。
仮眠時間は1時間30分もあっただろうか?
おれはいつもは車中泊でも苦もなく熟睡できるが今回は非常に眠りが浅かった。

耳が聴こえなくなる夢に魘されていた。
フィッシングショーのブースで、回りの喧騒の中、お客様の言葉を聞き取ろうとするも、ただガヤガヤと回りの喧騒が煩いだけで、お客様の言葉がまるで聞き取れないのだ。
泣きそうな気分で、すいません声が聞こえないからもう少し大きな声で…
お客様は摘めたい顔をして背中を向けて去る…

イベント前に少しナーバスになってんだ。

しかし、ノックの音に気が付きしっかり起きた。
なぁんだ聴こえるじゃないか!と、ほっとしなが仕度に取り掛かり、超上流を目指した。

最初のポイントは昨夜ナマズをバラシたポイント。
徐々に明るくなるタイミングのため、闇に一度慣らした目には、次第に撃ちやすくなり安心感が増す。
瀬尻にキャストを決め、流れと地形の変化にルアーの向きやスピードをアジャストしながら歩を進めるが、全くの無反応。
いくらおれがこのポイントの癖を知らないにしても、それでも反応か無さすぎる、ベイトは居るのに…

続いて、大きな放水路出口。

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ベイトの鮎は豊富だ。
それにしてもシーバスからの反応が全く無いのが解せない。
ただ、おれに出来る事は、進むほどに目の前に出現する、ココ!と思うスポットにルアーを入れて流す事だけ。
居ないと決め付けて止める事も出来る。
しかし、それを止めずに続けるのは、楽しいからだ。

心の底から楽しい時間を過ごしている実感がキャストを止めさせない。

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それこそが、愛竿Beams RIPROUT 78MLの真骨頂だと断言できる。
既に振った事があるなら誰でも解るだろう。
カタログスペックや釣具屋で持った印象がまるで無意味だと言う事が。
10g前後のルアーの使用が多いこのエリアで、そのウエイトをティップのみを曲げて弾き出すような低弾道キャストを極々小さなモーションで行える。
取り分け、このエリアで多用する片手でのバックハンドでの操作性には拘り、最適なグリップ長、エンド径を与えている。
ただ、それはあくまでも理想的なブランクスとのバランスがあってこそ意味を成す。
ガイドセッティング然り。
「なんでこんなに大きな径なの?」
との質問も多々受けるが、答えは非常に明解だ「必要だから」

そのキーワードは『ロングリーダーシステム』。
もう何度もこのブログでは書いてきた事だが、上流エリアの荒い河底では必須とおれが思っているラインシステムだ。
今回はフロロ6号を5mに設定してある。

もちろん、RIPROUTは河口や中流でも扱いやすいし、港湾の壁撃ちにも適性を示す。
ただ、この竿に与えたスペックは今おれが足を付けているこの歩き難い上流~超上流域の遡上魚に照準を合わせているんだ。

投げ続け、追い続ける者にはこの竿のスペック全ての意味が容易に解るだろう。
そして、魚影を追うその行為に快感を覚えるに違いないのだ、例えその姿がまだ見れていなかったとしても。

気持ちを道具が支えてくれる。
だから、諦めないんだ。

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