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1つのルアーをやりきる

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■1つのルアーをやり切る■

最近のルアーBOX事情は、200ミリのペンシル2本、160、140、110の各サイズのポッパーのみ。
ゼナックSOPMOD-80片手に、PE6号。
リーダーは80ポンド。
ルアーはモノホンの本物。
今の僕は、これだけで十分である。
目の前に突然現れる、食物連鎖の一部なのか?
怒り狂った狩人の一部始終なのか?
我を忘れた本当の意味の本性なのか?

釣り歴27年。
ルアーで鱸を追いかけて15年。
鱸を釣る上で足を止める事のなかったポイントに現れる、知らなかった鱸の姿。
ピタっと止めたルアーの後ろに、鱸が付くあの瞬間。
飛び出すようにアドレナリンが出る瞬間を身体が伝えてくる。
今、動かしたら飛んで逃げる。まだ、止め続けなければならない。
肩が力む。
しかし、今は呼吸を合わせられなければ、ルアーを  ''動か''
の瞬間飛んで逃げる臆病者。
けど、あらゆる角度からルアーを凝視し、吸い込む角度を見定める卑怯者。
トップウォーターはルアーを動かし続けろ!
それも1つの釣り。
この類の鱸にその釣りは全く通用しない。
ベイト、流れは無視。
見るのは、地形、タイミング、風、立ち位置←一番大切
とトレースコースと微妙な潮の変化。
あとは、時間。

自分自身、1つのルアーをやり切ったなどとてもじゃないがお恥ずかしい話。
ひとつの釣りをやりきったか?
それもまだまだで、これからビーサンで富士山を目指すようなものであろう。

あのラインから回遊してくればこの角度だろうか?
たまたまでもいい
かっこよくなくたっていい
そのど真ん中を引き当てた時、釣りが変わる瞬間を引ける。
魚に合わせて釣りを展開するのではなく、ポイントに合わせて回遊してくる鱸を、トップに反応するタイミングを探す釣り。
と言った方が正しいのだろうか?
逆に正しい言い方って何んなのだろうか?

たった1発のバイトが、急に魚との距離を縮める危なさと、知らない事を知れる恐ろしい楽しさがある。

■西風に呼ばれる回遊鱸■

西風が強く吹き、日没の時間ピタりと止む。
上げ潮の終わり、風目が微妙に水面に現れ左にゆっくり潮が効くとき水中に変化が起こる。
通えば見えてくるが、日によって出るヨレの位置が変わるのは当然の話し。
そして、トップで出る地形的変化とそのヨレがなかなか合致しない。
そういうタイミングでは、ベイトが絡んでも、何をやっても釣れない。
ポイント的にはC級ポイントも良いとこだ。笑

毎日、毎日打って行くと、そのタイミングが恐ろしく合致して、長くヨレが延びる時間がある。
その潮があり、タイミングがある。

そんな日は、ド日中、朝、夜。
今まではなんだったんだ?
と言いたくなる程、反応を拾える。
最高はおかわり3バイト。

腕が悪く、まだ2ヒット。
バイトは数えきれない。

思ったよりも限られたストレッチで。
微妙な角度で。
スローなテンポで。

スケベな女みたいだ


■そんなルアー投げて、何か釣れるかね?■

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「そんなルアー投げて、何か釣れるかね?」

ローカルの通行人
少し釣りをかじっているのだろうか?
半笑いな口元が、マスク越しに伝わる。

カチっとクラッチ切って、少しスラグを出す。
波紋が消えるのを確認して振り返る。

「一応、、じぶ、、ドッドバッシャーン!!ジジージー!!」

「おぉおぉお!!!!!!」

ステイのマッドドック200に飛び上がる鱸を手元に感じただけ。

チクキョウ、話しかけるんじゃねぇ。

一番最高の瞬間、見逃しただろうが。

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