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西岡 佑一 ~ちゃま

徳島県

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徳島の四国三郎という川で…

寒の戻りもあり、まだ春爛漫とは言い難い季節の変わり目。

しかし、着々と春に向かっている暦と気候。

我が家の花壇には、今年初めてのお客様。

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春の陽気に誘われたテントウ虫の姿。

生き物の来訪で季節の訪れを実感しているちゃまです。

2月中旬からデイ&ナイト共に、まともな釣果を出す事が出来ずに約1ヶ月が経過。

ようやく前回ログの『AKO先生の鳴門シーバス講座』で、小さいながらも2本の釣果を得ることが出来た自分。

ただ…

アレでは納得がいかない。

魚に不満?

いや、そうじゃない。

『自分の魚でない事が不満。』

あの魚は、紛れもなくAKO君がセッティングし『釣らせてくれた』魚。

じゃあ、自分の魚って何?

恐らくそれは、自分で見つけた魚。

この間の鳴門の様な、人に教わった通りの釣りで釣る魚ではない。

今、自身が持っている情報の中から自分の考えでポイントをチョイスし、自分でルアーを選び出して釣る魚。

釣りは、釣れればそれだけでも勿論楽しい。

しかし、釣るまでのプロセスがあれば楽しさや感動が桁違いに高まる。

そう。

今回は、『想い出になる1本』の話。

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鳴門シーバス講座から数日後。

仕事終わりに、ナイトゲームで入るポイントを吟味するため、吉野川で軽くデイゲーム調査。

久し振りに入ったポイントで、ベイトの有無や地形変化などを釣り下りながらサクサクっと確認。

ベイトは、デカめのボラがチラホラ見える程度。

地形は、最後に入った去年12月の頃とは全く別物に。

そんな変わり果てた地形を見ながら『潮位があるうちにウェーディングで、あそこに立てたら面白そうだなぁ~』っと、妄想しながら車へ戻る。

『今日、このポイント入ろうかなぁ…』

今夜予定しているナイトゲームでウェーディングしようか真剣に悩むが、生憎今日は単独釣行。

基本的にナイトゲームの単独ウェーディングはしないようにしているが、最近どっぷり浸かっていないため心が揺れ動く…

何にしても、今日のナイトゲームは潮止まりからの開始になるので、ウェーディングポイントは行くとすれば一番最後。

悩める時間は長いので、取り合えず潮が効き出すまでは市街地河川の某明暗へ行ってみる事に。

ポイントへ着くと、小降りになっていた雨がまた強く振りだして来た。

それに伴い気温も下がってきたのか、吐く息が白い。

ウェアの下に1枚多目に着込んで、ポイントへエントリー。

ハシゴを降りて行くと、足場が膝下くらいまで浸かっている。

実は、前回の鳴門釣行時に左足がジャバジャバに浸水しており、自分で修繕したばかり…

ちゃんと水漏れが直ってるか不安を感じながらキャスト開始。

左足の感触を確かめながらキャストを続けるも、今のところ左足も釣りも異常無し(笑)

しかし、ウェーダー越しに感じる水温が中々冷たい。

手を変え品を変え明暗を打ち続けるも、何もない時間が過ぎていき、足の感覚が無くなってきた…

おまけに、雨が手の感覚も奪って行く。

1時間半が経過した所で、吉野川へポイント移動。

時間が経つに連れ、流れもいい感じに効いていたが、これ以上時間をかけてしまうと寒さに負けてしまいそう(汗)

車の暖房をHIでガンガンに効かせて移動開始!

冷えきった体が暖まった頃、吉野川に到着。

ただ、ポイントは悩んでいた場所では無い。

最後まで悩んだけど、今日はウェーディングしない方向で…(笑)

しかし、ポイント的に魚をヒットさせるとウェーディングしなければならないので、やはりウェーダーは必須。

『今日は、魚を掛ける事は無いやろうけど雨降ってるから一応ウェーダーは着とこうか。
ネット…どうせ魚掛からんやろうし置いとこ。』っと、既に諦めムード。

でも、キャストしだすとエンジンが掛かってきて、ひたすらローテーションを繰り返す(笑)

ガボッツ➡フランキー➡ガルバ73S➡ニーサン➡スネコン➡ブローウィン140S➡ジャックドー➡ナレージ65➡ブローウィン80S…

『コツッ』っと、カスりもしない…

ここまで来ると、もう意地しかない。

トレイシー25をフルキャスト!

まだ、狙ってないエリアの魚の反応を取りに行く事に。

1キャスト毎に着水からカウントを刻み、どんどんレンジを下げていく。

7カウント辺りから距離と水圧のためか、手元に伝わる感覚が鈍くなってきた。

そして、8カウント目のリトリーブ。

『コツ…』

当たった!

今日初めての明らかなバイト!

乗せられる雰囲気なんて微塵も無いけど(笑)

それから、しばらく8カウントからのリトリーブを繰り返すも反応は出ず…

『こうなりゃ、もっとレンジを下げて行くしかないやろ!』っと、9カウント、10カウントと下げていく。

すると、10カウントからのリトリーブで又もやショートバイト!

こうなると、後残すはボトム…

『ってか、ここどんなけ深いん(汗)』っと、内心ぼやく。

次のキャストからは、フリーフォールでしっかりボトムをとる。

ロッドティップに感じる重みが抜けたところで、ラインを軽く弾いてリトリーブ開始。

トレイシー25をスローリトリーブでボトムに沿って這わせるイメージ。

………

はっきり言って、何やってるか全く分からない(笑)

ロッドを煽るとトレイシーのプルプルとした抵抗が伝わってくるものの、スローリトリーブだとルアーにかかる水圧で重さを感じるのみ。

途中、トレイシーを引いているレンジがイメージとズレていないか確認するためにボトムを再度とってみる。

すると、カーブフォールで1秒かからない程度と予想外にイメージ通りのコース。

後は、バイトがあったコースで反応が出るかどうか。

2投、3投とキャストを繰り返す。

時間が気になり時計を見てみると、いつの間にやら残り時間30分程度。

1投にかかる時間が長いため、思ったよりも時間が過ぎている事に気付く。

もう1ヶ所ポイントを回りたかったが、残り時間が僅かなので、ここでやりきる事に。

そして、またボトムの釣りを続ける。

4投目。

5投目…

そして、『ズーン…』っと重くなる違和感!

リールを巻きながら、寝かしていたロッドを大きな弧を描くようにフッキング!

………

『あれ?動かへん…感違いか?』っと、思った矢先!

『グワン!グワン!』っと、ストロークの大きい首振り!

コレはヤバい(汗)

ここは、自分の立ち位置から5m程先に段差があり、その先はかなりの水深があるポイント。

手前に魚が来た際に、魚と角度がつくとラインブレイクする恐れが(汗)

護岸を駆け降りて、太ももまでの水深を突き進み段差の上に乗る。

すると、魚は深いレンジを維持したまま、かなり手前の方へ近付いてきていた。

『浮かない魚は、大概デカい。』

頭の中に、『ランカー』の文字が浮かび上がる。

メインラインPE0.8号、リーダー20lb.…

決して無理が効くラインシステムでは無い。

バットに左手を添え、ゆっくりとリフトを繰り返していくと意外とすんなり上がり、自分との距離は後10mを切ったんじゃないかと言うところ。

ライトを照らせば見える距離。

しかし…

焦りすぎて、それどころでは無い(笑)

その時、派手な水飛沫を上げながらの鰓洗い!

全貌丸見え!

『デカッ(汗)』

シーバスは、そのままの勢いで再度水中へ!

LBでラインを小まめに送りながら突っ込みを寸断しているが、中々止まらない(泣)

こちらの気持ちとしては、足元には何があるか分からないので潜り込まれたくない所(汗)

『出来れば沖側へ!』っと、バットに手を添え突っ込みに耐えながら少しロッドを起こす。

シーバスの進む向きが、下方向から沖向きに変わって来たところでLBでラインを少しずつ出してやると何とか走る方向を変えられ一安心。

後は、ゆっくりとやり取りを繰り返してランディング…

………

『ネット置いてきたし…このサイズをグリップで掴まにゃいかんのか(泣)』っと、ネットを置いてきた事をここで後悔(汗)

『ランディングでバラしとか、悔やんでも悔やみきれん!決めるぞ!』っと、気合いを入れ直してランディング体制!

口を閉じ、頭からこちらへ寄ってくるシーバス。

グリップを構えるも一向に口を開ける気配なし(汗)

グリップを無理やり突っ込もうとするも、全く入らない(泣)

『えぇ~い!まどろっこしい!』

一か八か!

リーダーを手繰り寄せ、震える左手で無理やり口を掴んでランディング!












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『よっしゃ!獲ったー!』










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まぁまぁ無様なランディングでしたが、何とか無事にキャッチ!

『80は余裕でいってるやろ!』っと、ドキドキしながらメジャーを当てると…

『ん?見間違いか?』っと、再度シーバスの口を閉じ尾を広げてメジャーの0を合わせる。

『90越えとる…』

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まさかの93㎝…

ホゲると思ってたら、とんでもないヤツが…

目の前に横たわるシーバスをキャッチした事が未だ信じられず、しばし呆然。

そして『そろそろ蘇生をしてやらないと…』っと思い、水際へ運び蘇生を始めるも弱る一方…

原因は、トレイシーを丸飲みにしており鰓付近にフックが掛かっていた事。

回復する見込みがないので、残念ではあるが絞めて持ち帰る事に。

そして、特にクーラー等を用意しておらず保存する術が無いため、そのまま釣行を終了としました。

今回、何かと奇跡が重なり手にすることが出来た90UP。

特にデカいのが釣れる情報などを持っていた訳でもなく、デカいのを狙った釣りを展開した訳でもなく…

まさに『偶然』。

しかし、この『偶然』に出会ってしまった今回の釣行。

この『偶然』をキッカケに、今後の釣りに生かせて行けたらと思います。

何事も積み重ね。

釣りは一生を共にできる、良き遊び。

さて、これからも本気で遊んでいきますよ!

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